
この記事を読むと、バリ島で無理に車やバイクを運転しなくても、「Grab」や「Gojek」といった配車アプリを使いこなすことで、安全で快適な「車なし生活」を送るコツがわかります。
バリ島に移住した場合、現地の激しい交通交通渋滞や、マナーやルールが違う道路で自らハンドルを握るのはちょっと怖い……とお悩みの方は、ぜひこの記事を読んで、自分で運転するリスクを賢く回避し、移動はアプリにお任せする安心でスマートな南国ライフを実現しましょう。
バリ島での生活の足といえばバイクや車が定番ですが、日本とは全く異なるカオスな交通事情のなか、シニア世代が慣れない道路を運転するのは想像以上に大きなリスクを伴います。
しかし、現在のバリ島には、スマホ一つでいつでも安全に車やバイクを呼べる非常に便利な「オンラインタクシー(配車アプリ)」のインフラが完璧に整っています。
今回は、まだ配車アプリに馴染みがない方向けにその基本を優しく解説するとともに、シニアの移住者が無理をして自分でハンドルを握るよりも、あえて「車を持たない選択」をした方が暮らしが劇的に豊かになる理由と、その驚きのメリットを分かりやすくお伝えします。
目次
無理して運転しなくていい!バリ島移住で「車を持たない選択」が賢い理由
バリ島ではあえて車やバイクを持たないで移住生活をするシニア層が増えています。
その理由を簡単に紹介します。
日本の常識が通用しない?バリ島の過酷な交通事情とシニアのリスク
バリ島の交通事情は日本とは全く違い、多分初めて見た方はきっと驚かれるでしょう。
車の間を何十台ものバイクがすり抜け、前後確認をせず急に進路変更をするのは日常茶飯事。
信号がない交差点では「鼻先を突っ込んだ者が勝ち」という暗黙の了解があり、逆走や歩道乗り上げも珍しくありません。
日本と違って「歩行者優先」の文化もほぼないため、常に周囲へ神経を張り巡らせる必要があります。
年齢を重ねると、どうしても咄嗟の判断力や動体視力は少しずつ変化していくもの。
このようなカオスな交通環境のなか、身体能力的にも精神的にも衰えが始まるシニア層の方が自分で運転をするのはかなり神経を使うことになるでしょう。
リラックスしに来たはずの移住生活が、毎日の運転のストレスで台無しになってしまっては本末転倒です。
【前回の記事おさらい】バイク運転のリアルなリスクと「乗らない」という決断
前回の記事では、移動の自由度を広げるためのバイク運転について解説しました。
関連記事はこちら60代からのバイク運転:国際免許と事故のリスク
バイクは確かに細い路地もスイスイ走れて便利な乗り物ですが、生身をさらして走る以上、万が一事故に遭ったときの怪我のリスクは車と比べ物にならないほど高くなります。
異国の地での事故対応は、言葉の壁だけでなく、警察とのやり取りや高額な医療費など、精神的にも金銭的にも想像を絶する負担がかかります。
「少しでも不安があるなら、無理して自分で運転しない」と決断することこそが、シニアの移住生活における最大の安全対策ではないでしょうか。
車なしでどう暮らす?シニアの移動を支える「オンラインタクシー」という最適解
「自分で運転をしないとなると、日々の買い物や外出はどうすればいいのか?」と不安に思いますよね。
その答えが、Grab(グラブ)とGo-Jek(ゴージェック)という「オンラインタクシー(配車アプリ)」の利用です。
日本ではまだなじみがないオンラインタクシーですが、スマホがあれば何時も簡単に移動手段が確保できる便利なシステムで、旅行者も在住者もローカルの方も移動手段の一つとして日常的に利用しています。
シニアの強い味方!「Grab」と「Gojek」が快適な移住生活を実現させる理由
このオンラインタクシーにより、シニア移住生活での移動方法が快適に変わります。
その理由を紹介します。
そもそも何?バリ島の2大配車アプリ「Grab」と「Gojek」の基本
オンラインタクシーとは「スマホを使って配車ができるタクシー」のこと。
東南アジアで圧倒的なシェアを誇る「Grab(グラブ)」と、インドネシア発の国民的アプリ「Gojek(ゴジェック)」の2つが有名で、現地の移住者にとってはなくてはならない交通手段となっています。
配車場所(お迎え場所)も行先もすべてスマホの地図で指定するため、言葉ができなくても確実に行きたい場所に行くことができるので、シニア層には優しい移動方法と言えます。
GrabもGo-Jekもタクシー会社ではなく、個人のドライバーがアプリを使ってお客さんを探すシステム。
ですので、使う車両もごく普通の自家用車になります。
そのため当初は「白タク」と思われていましたが、現在は立派な移動手段の一つとして認知されています。
ぼったくりの心配なし!明朗会計と事前決済がもたらす安心感
かつての海外のタクシーといえば、「メーターを使ってくれない」「法外な料金を請求された」といった、いわゆる“ぼったくり”の不安がつきものでした。
語学に自信がないシニアの方にとって、車内での価格交渉は大きなストレスになります。
しかし、配車アプリならその心配は一切不要です。
「車を呼ぶ前に、目的地までの料金が画面にハッキリと表示される」仕組みになっているからです。
どれだけ渋滞しても、遠回りされても、最初に確定した料金から変わることはありません。
さらに、アプリにクレジットカードを登録しておけば自動で事前決済されるため、車内での現金のやり取りも不要です。
日本人が苦手なチップもすべてアプリ内で支払いをしますので、いくら渡したらいいの?と悩むこともありません。
細かいお釣りの計算で慌てることもなく、語学の不安があっても、一言も話さずに目的地まで安全にたどり着くことができます。
ドライバーの評価制度により悪質ドライバーを排除
GrabでもGo-Jekでも使用後のお客さんがドライバーの評価をすることになっています。
この評価が低いドライバーは自動的に配車対象から外されますので、低評価にならないようドライバーも気を付けています。
また、配車時にドライバーの氏名、顔写真、過去の評価もアプリで表示されますので、悪質なドライバーにあたってしまったというリスクはかなり低いと言われています。
これもシニア移住者にはありがたいシステムですね。
車(タクシー)とバイク(バイタク)を用途に合わせて賢く使い分け
GrabもGo-Jekもお客さんが「車」か「バイク」かを自由に選ぶことができます。
- 車(Grab Car / GoCar): 雨の日、大きな買い物をするとき、ご夫婦で移動するとき、エアコンの効いた車内で快適に移動したいとき。
- バイク(Grab Bike / GoRide): 一人での気軽な外出、バリ島名物の激しい交通渋滞をすり抜けてサクッと目的地へ向かいたいとき。
このように、シニアの体力やその日の気分に合わせて、最適な乗り物をボタン一つで選べる自由さも、この2大アプリが支持される大きな理由です。
移動だけじゃない!「車を持たない生活」がもたらす4つの大人のメリット
このようにGrab,Go-Jekといった配車アプリを活用することで「車を持たない移住生活」が可能となりますが、これにより安全な移動手段だけではないメリットもあるのです。
1.維持費・購入費の節約!浮いたお金を豊かな暮らしへ
バリ島で車やバイクを所有しようとすると、車両の購入費だけでなく、毎年の登録更新費、ガソリン代、そして頻繁なメンテナンスや故障時の修理費など、想像以上にまとまった維持費がかかります。
一方、車を持たない生活であれば、これらの固定費はすべてゼロ。
「必要な時だけ使う」わけですから、頻繁にバイクや車を使うわけでなければ、経費がぐっと浮きます。
浮いたお金を、美味しい食事や素敵なお住まいの家賃に回すことで、移住生活の質をぐっと高めることができますよね。
2.事故の加害者になるリスクをゼロにする
自分でハンドルを握らない最大のメリットは、「交通事故に関わるリスクがかなり軽減される」点にあります。
見知らぬ異国の地で事故を起こしてしまった場合、たとえこちらが悪くなくても、言葉が通じないことで不利な状況に追い込まれたり、高額な示談金を要求されたりするトラブルが後を絶ちません。
事故によるけがなどのリスクはありますが、加害者になるリスクは完全にゼロになります。
万が一のトラブルの心配をせず、車内からのんびりと南国の景色を眺めていられる安心感は、何物にも代えられません。
3.駐車場探しのストレスや、狭い路地での運転からの解放
バリ島の観光地や人気エリアは道路が狭く、とにかく駐車場が不足しています。
せっかく車で出かけても「車を停める場所が見つからなくて、何十分も周辺をぐるぐる回った」というのはよくある話。
また、一歩路地に入ると、車一台がやっと通れるような細い道(ガング)が多く、対向車とのすれ違いに冷や汗をかくこともあります。
配車アプリであれば、目的地の目の前で下車し、帰りはまたお店の前に呼ぶだけ。
駐車場の心配も、狭い路地でのバックの苦労も、すべてなくなるんですね。
4.フードデリバリーや買い物代行も!生活のすべてがスマホで完結
「Grab」と「Gojek」の凄さは、単なる交通手段にとどまらない点にあります。
どちらのアプリにも、強力な生活サポート機能がついているのです。
- フードデリバリー(GrabFood / GoFood): 近くの人気レストランからローカルの美味しいワルンまで、料理を自宅の玄関まで届けてくれます。体調が悪い日や雨の日に重宝します。
- 買い物代行(GrabMart / GoMart): スーパーの食材や日用品、ドラッグストアの薬などを、代わりに買いに行って届けてくれます。
車を持っていなくても、これらの機能を使えば自宅から一歩も出ずに快適な生活を送ることも可能。
特に病気になったときや雨の日は本当にありがたい機能です。
配車アプリは、移動ツールであると同時に、バリ島暮らしを支える「最強の家事パートナー」なのです。
まとめ:バリ島では「自分で運転しない贅沢」をスマートに楽しもう
シニア世代のバリ島移住において、車やバイクを自分で運転しない「車なし生活」は、決して不便な我慢生活ではありません。
むしろ、激しい交通渋滞や事故のリスクというストレスをすべて手放し、快適さだけを手に入れる「大人のスマートな知恵」です。
今のバリ島には、それを可能にする「Grab」と「Gojek」という素晴らしい移動手段が整っています。
無理をして現地の荒い交通マナーに合わせようと頑張る必要はありません。
スマートフォンの画面を少しタップして、運転はスマートに任せる。
そんな「自分で運転しない贅沢」を味方につけて、安心で穏やかなバリ島ライフを満喫してみてはいかがでしょうか。
