
この記事を読むと、バリ島における日本人コミュニティのリアルな現状と、駐在員ネットワークに頼らないリタイア移住者ならではの「自分らしい仲間作り」のヒントがわかります。
「海外移住=自由で気楽」そんなイメージを持ってバリ島にやってきたものの、いざ生活を始めてみると、言葉や文化の壁、そしてふとした瞬間に訪れる「孤独感」に戸惑う方は少なくありません。
日本にいた頃は会社という強固な組織に守られていたけれど、移住後は誰もが一人。
特にバリ島には、他国のような大規模な駐在員ネットワークがほとんど存在しないため、自分から動かなければ社会との接点が薄くなりがちです。
一方で、既存の「日本人会」はビジネスや学校関係のつながりが強く、シニア層にとっては少し堅苦しく感じてしまうこともありますよね。
「移住先では無理な人間関係は作りたくないけれど、それでもいざという時に頼れる仲間や、気軽に語り合える友人は欲しい」
そんな贅沢で切実な悩みをお持ちの方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
バリ島には、フリーマーケットや馴染みの和食店、共通の趣味の集まりなど、組織のしがらみから解放された「フラットで心地よいコミュニティ」が無数に存在します。
この記事では、私が現地の生活を通じて見つけた、無理なく自然に仲間と出会うための「居場所探しのコツ」と、孤独を回避してバリ島ライフを最大限に楽しむための考え方を徹底解説します。
正しいコミュニティとの付き合い方を知り、あなただけの「心地よい居場所」を見つけて、バリ島での毎日をより豊かで彩りあるものにしましょう!
目次
バリ島で「日本人と関わらない」生活は可能か?孤独のリアル
海外移住=自由?でも忘れてはいけない「孤独」という壁
移住の一つの目的として日本での煩わしい人間関係を断ち切り、自由な生活を手に入れるというものがあるでしょう。
しかし、いざ移住生活を始めてみると、ふとした瞬間に孤独を感じることがあります。
特に海外移住の場合、周りはすべて地元の方。
仲が良くても、言葉や文化、習慣の違いからどうしてもアウェー感を感じてしまうことがよくあります。
いつまでたっても、自分たちは現地の人たちにとって「タムゥ=お客さん」なんです。
日本語で友人とたわいにない世間話ができないということ、意外と孤独感を感じストレスになるんです。
トラブル時の頼みの綱!日本人の仲間がいることの真の価値
いくら海外生活が長くても、やはり生まれ育った日本の考え方や常識は変えられません。
三つ子の魂百までとは、よく言ったものです。
トラブルが発生した時、近くに日本人がいないということはとてもしんどいことなのです。
病気やけがをしたとき、ビザや事故などの問題が発生した時。
自分と考え方や常識が近い日本人の仲間がいると、ともこころ強いのです。
また、おいしいお店や治安状況、良いお医者さんなどの生活情報はネットよりも日本人コミュニティーの話のほうが鮮度が新しくまた、信頼性も高いのです。
こんなことでも、日本人仲間の大切さがわかると思います。
海外に移住したのだから、日本人とのつながりは持ちたくない!
と考える方もいますが、実際に生活をしてみると日本人コミュニティのありがたさを痛感しますよ。
駐在員が少ないバリ島だからこそ、自分から動く必要性
ほかの国やエリアには駐在員ネットワークがあります。
違う会社であっても、仕事上のつながりがあまりなくても、駐在員が多いエリアにはそれを中心とした日本人コミュニティーがあり、有益な情報を得たり、何かあった時に力強い協力を得られることがあるのです。
しかし、残念ながらバリ島には大きな日本企業がありません。
日本人経営の会社は何社もあり、そこで交流は生まれているのですが、駐在員ネットワークとは違い一匹狼の集団なのでちょっと特徴が違います。
駐在員ネットワークがあり、自分も駐在員だったら仕事上のつながりや先輩からの紹介などでそのネットワークに入ることはできます。
しかし、駐在員ネットワークがなく、しかもリタイア移住者にはそのネットワークがあったとしても入るのは難しいでしょう。
こんなバリ島だから、日本人コミュニティに入るには自分から動かないといけないのです。
バリ島の日本人コミュニティの現実:日本人会はシニアに不向き?
世界の多くの国や地域には「日本人会」というコミュニティがあります。
日本人会とは各地に長期滞在する日本人が相互扶助や情報交換などを目的とした組織の事。
もちろん、バリ島にも日本人会はあります。
企業・学校関係が中心?バリ島日本人会の実情と役割
私の経験から言わせてもらうと、バリ島の日本人会は企業と学校のつながりが中心と感じます。
つまり、日本人会に加入している方はビジネスや子供の教育に必要だから参加しているというように見えています。
日本人会に加入することによりビジネス上のつながりができて自分の仕事に優位になる。
日本人会が中心となって行っている、海外在住の日本人の子供たちに日本語や日本文化を教える補習校に通わせたい。
このような目的で日本人会に参加している方がほとんどかと思います。
日本人会にはオブザーバー的な立場で日本領事館も参加し、移住生活に必要な情報や対策を行っています。
記憶に新しいところでは、コロナ騒動の際に在住邦人向けのワクチン接種会の開催や接種情報の連絡、帰国時のPCR検査のフォローなどを行っていただきました。
しかし、それらは日本人会メンバーでなければ得られない事かというと、そういうことではありません。
非会員にも情報は拡散され、対応もして頂きました。
なぜシニア層は既存の「日本人会」だけでは物足りないのか
実は私はバリ島の日本人会には参加しておりません。
なぜなら、すでに仕事はリタイアしておりビジネス上の情報やつながりは必要なく、また子供もいませんので教育上の必要も感じていないからです。
このようなことから、リタイアメント移住された日本人で日本人会に加入している方は少ないと思います。
過去のビジネス上のつながりや、知人からの紹介、お誘いによってバリ島の日本人会に参加、協力をしているリタイアメント移住者はいらっしゃいます。
しかし、少数派と思われます。
バリ島特有の「ゆるい繋がり」と、自由なコミュニティ
リタイアメント移住者にとって、日本人会はあまり有力なコミュニティではないとしたら、私たちはどうやって日本人の仲間とつながりを持っていけばいいのでしょうか?
実はバリ島には自然発生した「ゆるいコミュニティ」があるのです。
日本人会のようにしっかりとした組織ではなく、なんとなく仲の良い人たちが集まったコミュニティ。
こんな緩いつながりがバリ島には多いのです。
この緩いつながりは、きっちりとした組織ではないので、自分に合わないと感じたら参加しなくてもいいです。
また、参加しているからと言ってそれに従う必要は全くないのです。
こんな自由で緩いつながりを持つコミュニティがリタイアメント移住者にはあっているのでしょう。
リタイア移住者の友達作り:組織を離れた「趣味・生活」中心のコミュニティ
では、バリ島の「ゆるいコミュニティ」にはどんなものがあるのか代表的なものを紹介しましょう。
【脱・組織】リタイアメント層が作る、フラットで自由なコミュニティ
リタイアメント層が作るゆるいコミュニティは肩書や年齢には関係なく、おなじ「バリ島が好き」「趣味がおなじ」という純粋な気持ちがベースとなっています。
そのため、日本人会や駐在コミュニティに見られるような上下関係やヒエラルキーはなく、みんなフラットな関係です。
だから遠慮なく意見が言えるし、気に入らなきゃ離れていくことも自由。
それでも、同じ日本人、同じ趣味、同じ思いで集まった仲間なので団結力もそこそこあるんですね。
また、お互いのプライベートには深く立ち入らないという暗黙の了解もあるんです。
本人がしゃべらない限り、過去の仕事や家族構成、宗教や思想などはあえて聞きません。
特に、法律的に慎重にならざるを得ないビザや収入の話はあえて聞かないようなものがあります。
こんな自由で大人の関係があるので、リタイアメント移住の方には心地よい集まりと感じるのでしょう。
和食店、フリーマーケット、趣味の教室——「日常の居場所」が繋がりのハブになる
ゆるいコミュニティはどこで作られるのか?
一番多いのは、和食レストランや居酒屋でのいわゆる「飲み仲間」「食べ仲間」でしょう。
同じカウンターや大テーブルに集まる人々、よく見かける常連たち。
このような人たちによってゆるいコミュニティが作られていきます。
また、最近では各地で行われる機会が増えたオーガニックマーケットやバザーの出店者やお客さんたちによって作られるコミュニティ。
最近の和食ブームに乗り、これらマーケットに日本料理などを出される方が増えました。
それにより、在住の日本人も集まり、顔見知りが増えて行っています。
そして、趣味のコミュニティもあります。
サーフィンやダイビング、ヨガ、陶芸、伝統舞踊や音楽など、’同じ趣味を持ったものによるコミュニティ。
趣味の話題を通じて仲間が増えていくのですね。
バリ島で無理なく友達を作るための「自分から動く」アクション
では、このような自由なゆるいコミュニティに入っていくにはどうしたらいいのでしょうか?
まずはX(旧Twitter)やFaceBook,InstagramといったSNSツールを通じて多くの情報を集めましょう。
その情報により、自分の趣味や考えにあった集まりやイベントなどを知ることができます。
また、自分の趣味などを発信することにより、人とのつながりが増えていくこともあるんです。
SNSなどで気になるイベントや集まりを見つけたら、まずは一人でそこに参加してみましょう。
そして、そこの雰囲気などが自分に合ったと思ったら、勇気を出してそこにいる日本人に声をかけてみるのもいいでしょう。
また、よく行く和食レストランや居酒屋で、よく見かける人がいたら声をかけてみましょう。
まずは、自分から声をかけてみるという行動が大切です。
その際、笑顔とあいさつをしっかりすることが大切。
ちゃんとした常識人であることを相手にわかってもらわなければ、コミュニティに入ることはできませんからね。
まとめ:孤独を恐れず、自分らしい「サードプレイス」を育てよう
バリ島移住を楽しむ鍵は、日本人の友人との程よいバランス
確かに、海外移住してきたのなら日本人とばかりつるまないで、現地の方との関係性を持つことも大切です。
しかし、どんなに現地の生活に慣れて行ったとしても、自分たちは日本人。
だから、同じ日本人とのつながりも大切なんです。
現地の方とも、日本人たちとも、うまくつながりあえるこのバランス感覚が移住生活を続ける大切な要素の一つなんですね。
そして、自分にとって「心地よい場所=サードプレイス」を作っていくことが、移住生活を長く続けられる秘訣なんです。
今日からできる、一歩踏み出すためのアクションプラン
さぁ、早速今日から自分のサードプレイスを作っていくための行動を始めましょう。
それほど難しいことではありません。
まずは気になる和食レストランや居酒屋、オーガニックマーケットやバザーに行ってみましょう。
SNSを開いて、バリ島生活情報を集めてみましょう。
近所の日本人に挨拶をしてみましょう。
こんな簡単なことから始めていき、自分だけの「居心地の良い空間」を作っていきましょう。
