バリ島のインターネット規制・検閲の現状と対策

バリ島のインターネット検閲、規制

現在のバリ島のインターネットは光回線が中心となり、以前に比べ通信速度が飛躍的に早くなりました。
一般の家庭やホテルでも20Mbps、インターネットカフェや会社では50~75Mbps、金融機関などでは100Mbpsの速度が出ます。

しかし、実際ネットカフェや自宅からインターネットを使ったとき、サイトによっては、エラーが出たり、開くのにすごく時間がかかることがあります。
ネットのトラブルかと思い、速度測定をしても規定の速度はしっかり出ている。
それでも、サイトが開かないといった不思議な現象が起こります。

この特定サイトが開かないといった原因は、インターネット規制、検閲のためです。

インターネット規制、検閲とはポルノ、武器、麻薬といった危険なサイトを遮断するためのシステム
そのシステムのために、サイトが開かなかったり、開くのに時間がかかったりするのです。

この記事では、このインドネシア、バリ島でのインターネット規制、検閲について解説します
また、個人でできるインターネット規制、検閲への対処法も紹介。

せっかく、バリ島で光回線を引いたのに、ぜんぜんサイトが開かない。
開くのに時間がかかって、イライラする。
なんて方は、ぜひこの記事を読み、対策を練って、インターネットを楽しんで使ってください。

現代社会においてインターネットは不可欠なインフラです。
そのネット環境、バリ島ではどうやって構築するのか?
以下の記事でわかりやすく解説しています。
バリ島ネット環境構築方法

 インターネットの規制、検閲とは?

インドネシアでは、国の政策によりインターネットのサイトの中で好ましくないサイトにはアクセスできないようにしています。

好ましくないサイトは危険サイトと言われ主に次のようなサイトです。

  • ポルノ(アダルト)サイト
  • 武器の売買や製造法、使用法などに関するサイト
  • 麻薬に関するサイト

国内のサイトだけではなく、海外のサイトでも同様な基準のもと危険サイトにはアクセスできないようにしています。

国民の安全な生活や子供の育成を阻害するようなサイトに関してだけ規制しており、言論や表現の自由を阻害しているわけではありません。
ただし、政治的なサイト、反政府的なサイトに関しては、規制は行っていないという事ですが、もしかしたら何らかの規制はかかっている可能性もあります。

このインドネシアの政策にのっとり、TelkomselやBiznetなどの通信会社はインターネットの規制、検閲を行っています。

バリ島やインドネシアから危険サイト、例えばアダルトサイトなどにアクセスしようとしたとき、まったく関係ないページが表示されたことはありませんか?
それは、この規制、検閲によって目的のサイトに代わって注意喚起のページに飛ばされたのです。

有害なサイトにアクセスさせないために、規制、検閲をかけるのはわかったけど、そのような危険サイトとは全く関係ないサイトにアクセスしても、開かないとか時間がかかるのはなぜだろう?

インターネット規制、検閲システムによる弊害

規制、検閲システムはアクセス先のサイト情報を分析して、それが危険サイトにあたるかどうかを独自のアルゴリズムで判断していると考えられます。
このシステムがGoogleのようにあらかじめすべてのサイトについて巡回、インデックス化されていれば、瞬時に危険サイトの判断ができるでしょう。

しかし、どうもアクセスごとにアルゴリズムのよりサイトの解析を行っているために、接続に時間がかかり、また場合によってはタイムアウトになってしまう事があるようです。

また、目的のサイトが危険なサイトかどうか判断するアルゴリズムの精度が悪く、危険なサイトではないのに、間違って危険サイトと判定されることもあるようです。

なるほど、まだ技術が成熟していないので、誤判定や判定に時間がかかることがあるんだね。でも、こんな事じゃ困るよね。何か対策はあるの?

インターネット規制、検閲システムへの対策

1)モデムを一度切って見る

ネット接続をしているモデムのスイッチを一度切って、1分程度待ってから再度接続をすると、うまくいくことがあります。

どうも、ネット接続をしているサーバーごとに、システムのアルゴリズムが違っていたり(バージョンが違うのか?)サイトデーターベースが違うのか、サーバーを切り替えると、すんなり接続できることがあるんですね。

このサーバーの切り替え方法がモデムのスイッチのオン・オフなんです。
モデムのスイッチを一度切ると、サーバーへの接続が切断されます。
その後、再度電源を入れるとまたサーバーに接続されますがこの時、前とは違ったサーバーに接続されるようです。

このやり方は、すごく簡単で、通信会社も進めているので、ネット障害が出たら一度試してみてください。

2)VPN接続をする

VPNとはVirtual Private Networkの事で、インターネットを跨ってプライベートネットワークを構築する技術の事です。

内容がすごく専門的で難しいのですが、簡単に言うとネット検閲システムがあるインドネシアのサーバーを飛ばして、日本などの別の国のサーバーを経由してインターネットに接続する方法です。
これにより、検閲システムの弊害を被らずにネット接続ができます。

VPN接続の方法は以下のサイトに詳しく載っていますのでご参照ください。

筑波大学による公開VPN中継サーバープロジェクト>>

VPN接続をする際、一番気を付けなくてはいないのが、接続するネットワークの安全性です。
もし、悪意のあるネットワークに接続した場合、ウイルスを流されたりすることがあります。
上記リンクのサイトは筑波大学が管理しているので、安全なサイトと思われます。

まとめ

今回は、インドネシア政府の危険サイトアクセス防止政策に伴うインターネットの規制、検閲について解説しました。
この内容は、インドネシア政府の発表や私の体験、テレコムの技術者とのやり取りの中から導き出した、私説ですので、100%あっているとは言い切れません。
ただし、私はこの方法で快適にネット接続を行っていますので、もしバリ島からのセット接続でお困りの事がありましたら、一度試してみてください。

今回のお話は、インドネシア政府の機密事項に一部触れているので、私の身辺に何かあったら、政府の陰謀かとお考えください・・・(笑い

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