
この記事ではクレジットカード決済を始めとしたバリ島でのキャッシュレス決済の状況について紹介をしています。
この記事を読んでいただければ、クレジットカードなどのキャッシュレス決済手段が移住生活に必要であると理解していただけると思います。
現金の取り扱いができないお店も増えてきており、そのようなお店で決済ができないといったトラブルに合わないためにも、この記事を参考にしてください。
パンデミック以来バリ島ではキャッシュレス決済が拡大しており、現金支払いができないお店なども増えています。
そのため、支払いのためにクレジットカードなどのキャッシュレス支払い手段が必要なのですが、現地での収入がないリタイアメント移住者は現地でクレジットカードを作ることはできません。
では、リタイアメント移住者はどうやってキャッシュレス決済に対応して行ったらいいのか?
クレジットカード以外にキャッシュレス決済の方法はあるのか?
この記事ではクレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済の現状を紹介すると同時に、リタイアメント移住者はどのようにしてキャッシュレス決済に対応して行ったらいいのかを筆者の体験を基に紹介しています。
バリ島移住生活を楽しく送るためにも、記事を参考にキャッシュレス決済に順応をしていってください。
目次
クレジットカードをはじめとしたキャッシュレスの現状
パンデミック以来バリ島ではキャッシュレス決済が広がっています。
この章ではそんなバリ島のキャッシュレス決済の現状を紹介します。
屋台や市場でもキャッシュレスが拡大
もともと、観光の島バリ島では外国人観光客のためにクレジットカード決済が可能なお店が多くあります。
特に、ホテル、スパ、レストラン、カフェ、お土産物屋、スーパーマーケット、コンビニといった観光客が良くいくような場所では昔からクレジットカード決済は当然のようにできていました。
しかし、最近はこのキャッシュレス決済ができるお店が増え、小さなワルンや屋台さらに伝統的市場(パサール)でもキャッシュレス決済ができるところが増えています。
現金が使えないお店も
さらに現金が使えず、すべてキャッシュレス決済というお店も出てきました。
大きなショッピングモールのお店やトランスメトロデワタという路線バス、さらに空港駐車場などはキャッシュレス決済オンリーで現金は扱っていません。
この理由は、会計の透明化、代金のごまかし防止という理由のほか、細かいおつりの取り扱いや会計の簡略化といった事があります。
また貨幣を介しての病原菌の拡大防止といった面もあるそうです。
実はクレジットカードはあまり普及していない
日本でキャッシュレス決済というと、まず最初にクレジットカード決済を思われるかもしれませんが、じつはクレジットカードを持っている現地の方は少ないのです。
その理由ですが、クレジットカードは基本後払い。
代金はカード会社がいったん建て替え、月末などにまとめてカード利用者の口座から引き落とされたりするのです。
低収入の利用者の場合、口座金額が不足してカード会社が代金を回収できないことがあります。
そのため、クレジットカードの入会には厳しい審査があり、安定した収入がある会社役員やオーナーでなければクレジットカードは作れません。
また、外国人居住者も現地での収入がないとクレジットカードは作れないのです。
つまり、現地収入がないリタイアメント移住者は現地でのクレジットカードを作るのは難しいのですね。
クレジットカード以外の決済方法
クレジットカードがあまり普及していないバリ島では、どうやってキャッシュレス決済に対応しているのでしょうか?
それは、デビットカードとQRコード決済、マネーカードが主な方法なんです。
デビットカード決済
デビットカードは銀行口座に直結したキャッシュレス決済カード。
デビットカードで決済したら、即銀行口座からお金が引き落とされます。
もちろん、決済時に口座残金が決済金額以下なら決済はできません。
なので、清算時に残高不足ということがない。
そのため、銀行口座があればだれでも、デビットカードを作ることができます。
QRコード決済
日本の楽天PayやPayPayのようなスマホアプリでQRコードを読み、決済をするQRコード決済もよく使われるキャッシュレス決済方法です。
日本の場合は、クレジットカードと紐付けされ、QRコード決済の代金はクレジットカードを通じて請求がされます。
しかし、バリ島の場合クレジットカードを持つ人が少ないので、チャージ方法が取られています。
コンビニや銀行のATM,銀行送金などでQRコード決済のアプリにお金を課金(チャージ)し、その課金したお金の中から支払いをしていく方式です。
もちろん、課金したお金の残金が少なければ決済はできません。
バリ島のQRコード決済にはGo-Pay、OVO、Shopayといくつかの決済アプリがあります。
日本の場合、決済アプリによってQRコードが違いますが、インドネシアの場合、統一されたQRコードで決済が行われます。
この仕組みをQRISといい、QRコード決済=QRIS(キュリス)と言っています。
このQRISの取扱手数料はとても安く、また取り扱い手続きもとても簡単なため、小さなワルンや屋台でも導入がすすんでいるのですね。
マネーカード
日本のSuicaのようなカード式のキャッシュレス決済マネーカードもあります。
コンビニなどでカードに課金(チャージ)をして、それで支払いをする方法です。
トランスメトロデワタという路線バス、海上高速、空港の駐車場などはこのマネーカードでの決済になります。
カードへの課金はIndmaretやAlfa Martといったコンビニでもできますが、カードそのものの購入は、BCA,BRI,Mandiri,BNIといった国営銀行でしかできません。
以前はコンビニでも買えたのですが、なぜか今は銀行窓口でしか購入できないので、旅行者には大変不評です。
現地銀行口座がある移住者なら、デビットカード、QRコード決済、マネーカードの3つは用意しておきたいですね
リタイアメント移住者クレジットカードは必要なのか?
バリ島で急速に拡大しているキャッシュレス決済。
でも、現状はデビットカード、QRIS(QRコード決済)、マネーカードが主な方法で、クレジットカードがなくても問題ないように思えます。
しかし、バリ島で移住生活をしているとやはりクレジットカードが必要な場面が度々あります。
この章では、クレジットカードが必要なケースや、クレジットカードはどこで作るのかといった事を紹介します。
クレジットカードが必要な場面
クレジットカードが必要な場面は、海外旅行をするときや日本のサービスや通販を利用するときです。
海外旅行の時にクレジットカードは必要
国内旅行をする際の航空券の購入やホテルやレストランなどの支払いは、銀行振込やデビットカードで可能。
つまりクレジットカードがなくても、問題ありません。
しかし、日本への一時帰国やタイやベトナム、シンガポールといった海外に行く場合は、クレジットカードがないと困ります。
航空券やホテルをオンラインで予約する場合、クレジットカードでの決済が主な方法。
デビットカードや銀行送金でもできることもありますが、クレジットカードの方が確実で安心です。
また、旅行先でのレストランなどの支払いもクレジットカードが必要ですね。
日本の通販やサービス利用時
Amazonや楽天市場といった通販でものを購入する場合、決済はほとんどがクレジットカードになりますよね。
また、オンラインサービスやサブスクラブ支払いもクレジットカード決済。
このようにオンライン決済を使うにはクレジットカードが必要なんです。
クレジットカードは移住前に日本で作ろう
クレジットカードは移住前に日本で作っておくのが鉄則
日本で作れば、日本の銀行からお金が引き落とされます。
リタイアメントビザで移住する方は、バリ島で収入がないはずだから、日本の口座から引き落とされた方がいいですよね。
また、日本でなら、入会金、年会費無料。
特典やポイント還元率もすごくいい。
なんて、超お得なカードも作れちゃいますからね。
注意しましょう
バリ島ではVISAとMasterが使えますが、JCBはまだ使えるお店が限られています。
バリ島に移住される方で、クレジットカードを作るなら、VISAかMasterにしておいた方がいいですよ。
バリ島ではクレジットカードは作れないの?
バリ島でも、クレジットカードは作れますが、条件が厳しいのです。
- 年会費がかかる(年5,000円から1万円くらい)
- 特典が少ない(ポイントもあまりたまりません)
- 入会条件が厳しい(現地収入がないと入会できません)
特に、入会条件に安定した収入がある事という項目があります。
収入の無いリタイアメントビザの方は、入会はできないですね。
注意!
日本でクレジットカードを作る場合、マイナンバーカードが必要な事もあります。
また、カードによっては勤務先や収入などの審査が厳しいところも。
仕事を辞める前にクレジットカードを作っておいた方がいいですね。
私も、移住のために仕事を辞める前にクレジットカード作っておきましたよー
バリ島でクレジットカードを使う時の注意点
バリ島移住前にクレジットカードを作っておくのは鉄則ですが、そのクレジットカードはバリ島で使う場合にはちょっと注意点があります。
利用時に手数料を取られる
日本ではクレジットカードを使っても、手数料は取られませんが、バリ島では取られることもあります。
※最近は手数料を取らないお店も増えてきました。
手数料は、だいたい利用金額の1~3.6%(お店によって違います)
それだけ追加で請求されますから、ご注意ください。
スキミングに注意
スキミングとは、クレジットカードのデーターを盗み出し、勝手に使われてしまう事。
気が付いたら、高額なカード請求が来たなんてこともあります。
バリ島でも毎年のようにスキミング被害の報告がありますが、ほとんどがATMのキャッシングでの被害。
ATMの機械に細工をして、カードのデータを盗み出すんだそうです。
防止策は、銀行のATMコーナーにある機械以外は使わない事。
街中にあるATMコーナーやガソリンスタンドやコンビニにおいてあるATMの機械は夜中に細工されていることもあるので使わない方がいいです。
銀行の支店は24時間警備員がいるので、銀行支店を探してそこのATMを使いましょう。
ちなみに、筆者はベトナム旅行中にクレジットカードのスキミングに会いました。
幸いすぐに気が付きカード会社に連絡したので、金銭的な被害はありませんでしたが、カードの作り直しなど面倒な手続きが発生。
このようにバリ島以外でもスキミング被害は多く出ているので、注意しましょう。
有効期限が切れたときの対応
クレジットカードって有効期限があるんですよね。
有効期限が切れたら、使えなくなります。
もちろん、有効期限が来る前にカード会社から新しいカードを送ってきてくれますが、日本の住所に届きます。
届いたカードを宅急便や郵便でバリ島に送ってもらうなんてことは盗難の危険性があるから、絶対にやってはダメ。
では、有効期限が切れる場合の対応方法を説明します。
複数のカードを持っておく
有効期限が違う複数のカードを持っていれば、どれか期限が来ても他のカードを使えば問題なし。
日本に一時帰国したときに、新しいカードを受け取りましょう。
新規カードの発行を早めてもらう
これは私がやっている方法。
日本に一時帰国するタイミングで、新規カードを送ってもらうことができます。
カード会社のカスタマーサービスに連絡して
「海外出張で切り替え時期に日本にいないので、早めにカードを発行してほしい」
と依頼すれば、早めにカードを受け散ることができますよ。
バリ島でのキャッシュレス決済のまとめ
パンデミック以来、バリ島ではキャッシュレス決済がすすみ、中にはキャッシュレス決済オンリーで現金が使えないといったお店も増えてきました。
そのため、バリ島に移住するのならキャッシュレス決済手段を確保する必要があります。
バリ島のキャッシュレス決済方法は、デビットカード、QRコード決済(QRIS)、マネーカードが主な方法。
クレジットカードは入会条件が厳しく、会社役員やオーナーといった収入が安定している方しか持っていません。
しかし、航空券やホテルの予約時、オンライン通販やサブクスの支払いなど移住者がインドネシア国外のサービスを利用するためにはクレジットカードは必要です。
とはいえ、日本国内に住所がない方が日本のクレジットカードを作るにはいろいろ面倒な制限もあります。
だから、バリ島に移住する前にクレジットカードを作っておくことをお勧めします。
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