
バリ島の友人にお金を送りたい
日本の口座にあるお金をバリ島の銀行に移したい
ビラや土地購入の資金をバリ島に持って行きたい
バリ島にお金を送金する方法はいくつもあります。
しかし、一度に送ることができる金額の限度や、送金手数料、為替レートは方法により様々。
送金方法を間違えると、希望する金額が送れなかったり、送金手数料が沢山かかったり、為替レートが悪くて損をしてしまうという事があります。
そこで、今回はバリ島に送金する様々な方法の概要を説明します。
その中から自分の用途、条件に合った送金方法を選択してください。
現在コロナ等の問題で海外に行くことが大変難しくなっています。
そうなると、海外にお金を送るのは海外送金しか方法はありません。
海外に送金したい方は、この記事をしっかり読んで損をしない送金方法をえらんでください。
海外送金方法には銀行系と非銀行系がある
- 多額な金額を一度に送るには銀行系送金
- 生活費など少額を定期的に送るには非銀行系送金
銀行系海外送金
銀行系海外送金とは、都市銀行や地方銀行の窓口で行う送金手続きです。
送金金額の上限は無いので、いくらでも送金することはできます
しかし、毎回窓口に行かなくてはいけないのと手数料が高いという欠点があります。ですので、銀行系海外送金は多額の資金を一度に送るのに適しています。
注意
銀行系海外送金でも、インターネットを利用した送金方法がありますが、手数料などの面で非銀行系海外送金の方がお得なので、今回は説明を割愛します
非銀行系海外送金
非銀行系海外送金とは、インターネットを利用した送金方法です。
一度に送れる金額は銀行系より少ないのですが、手続きが簡単で、自宅に居ながら送金ができるので、生活費など少額を定期的に送金するのに適しています。

多額の送金は銀行窓口で、少額送金は非銀行系でと覚えておきましょう
銀行系海外送金の詳細
- 都市銀行、地方銀行なら送金額は無制限
- ゆうちょは各地にあるが500万円までしか送金できない
- 銀行系送金ならBNI東京支店がイチオシ
都市銀行や地方銀行
都市銀行や地方銀行の支店窓口で送金手続きを行います。
銀行員さんが対応してくれますので、手続き方法に間違いがなく安心です。
送金限度額は無制限で、いくらでも送金できます。
しかし、送金手数料は1回あたり7,500円と高額です。
ビラや土地の購入、事業資金の準備など高額資金を一度に送る場合はこの銀行系送金がおススメです。
注意
飛行機などで現金や有価証券をバリ島に持ち込む(ハンドキャリー)場合、一人当たり約800万円までしかもちこめません。
その為800万円以上の資金を移動させるには銀行系送金一択となります。
ゆうちょ海外送金
近くに都市銀行や地方銀行の窓口がない場合は、ゆうちょ窓口で送金となります。
ゆうちょも係員が対応してくれますので、間違いがなく安心です。
しかし、送金限度額は500万円で、手数料も1回7,500円かかります。
また、ゆうちょのオンラインバンクを使った送金もできます。
ただし、送金限度額は1回で100万円、1月500万円までとなっています。
銀行系送金ならBNI東京支店がイチオシ
東京近郊にお住まい、もしくは東京に行くことがある方は、大手町にあるBNI東京支店から送金されることをおススメします。
BNI東京支店はインドネシアの銀行BNI(Bank Negara Indonesia)の東京支店で、インドネシアの銀行の中で唯一の日本にある支店です。
- 同じBNI銀行間の送金なので手数料が安い
- 日本円からインドネシアルピアへの為替レートも大変良い
- オンラインでの送金もできる(初回登録必要)
このよう理由から、銀行海外送金は事情が許せばBNI東京支店からの送金が一番のお得です。
非銀行系海外送金の詳細
非銀行系の海外送金は実店舗がありませんので、インターネットか代理店経由の送金となります。
今回は、以下の非銀行系送金について解説します。
- トランスファーワイズ
- FAS・ASEAN国際送金
- ウエスタン・ユニオン
手数料が最安値のトランスファーワイズ
トランスファーワイズはイギリスが本社の資金移動業者でインターネットを使った送金サービスを行っています。
一番の特徴は、送金手数料が安く、為替レートが業界トップランク。
送金手数料は送金額により変動するので、高額になると他のサービスより高くなることもありますが、為替レートが良いので、実際の送金損失額は業界最低となります。
送金損失額=送金手数料+為替レート損金
送金限度は1回あたり100万円まで。
また、初回利用時は本人確認のため2~3日の日数がかかります。
ただし、本人確認が終われば、即日送金となります。
それと、本人確認時にマイナンバー関連書類が不要なのも、海外在住者にはありがたいポイントです。
即日送金ならFAS・ASEAN国際送金
FAS・ASEAN国際送金は、マレーシアを本拠地とした資金移動業者で特にASEAN各国間の送金に特化しています。
送金方法はインターネットでの手続きとなります。
手数料は安いのですが、為替レートがトランスファーワイズより悪いので、送金損失額は若干悪いです。
このFAS・ASEAN国際送金で特筆すべきは、事前登録なしに送金ができるゲスト送金サービス。
送金金額限度は10万円までですが、手続き当日に送金ができ、手続き自体も30分程度で完了します。
受取口座がない場合はウエスタンユニオン
ウエスタンユニオンはアメリカが本拠地の送金サービス会社です。
オンライン操作もしくは、代理店経由での送金となります。
代理店としては、両替ショップの大黒屋やコンビニのファミリーマート、セブンイレブンがあります。
ただし、セブンイレブンでの送金はセブン銀行の口座が必要となります。
送金手数料、為替レートは前述のトランスファーワイズやFAS・ASEAN国際送金より悪く、送金限度額も以下の通りとなります。
送金方法 | 送金限度額 |
オンライン送金 | 10万円 |
ファミリーマート送金 | 30万円 |
セブン銀行送金 | 100万円 |
大黒屋 | 100万円 |
また、他の送金方法は受取人の銀行口座に振り込みとなりますが、このウエスタンユニオンだけは取扱店での現金受取が可能。
そのため、受取人が銀行口座を持っていない場合は、このウエスタンユニオンを利用することになります。
Paypalは送金には使えない
一時期、海外送金にPaypalを使うのが流行っていましたが、現在はPaypalは送金には使えません。
Paypalの本場アメリカでは、資金の送金の利用可能なんですが、日本では法律の関係で送金はNGだそうです。
今回は、バリ島への送金方法についてご紹介しました。
銀行系と非銀行系の送金方法がありますが、高額な資金の送金は銀行系送金で、生活費など少額な送金を定期的に行うのなら非銀行系送金と覚えておいてください。
また、非銀行系送金を3種類紹介しました。
イチオシはトランスファーワイズですが、即日送金なら、FAS・ASEAN国際送金、受取人が銀行口座を持っていなければウエスタンユニオンと、状況によって使い分けてください。