
この記事では、バリ島で銀行口座を開設するための必要条件と最新の手順を紹介しています。
現地銀行口座はバリ島での移住生活に絶対に欠かせない大切なインフラですので移住生活を始めたらすぐに口座開設手続きをしましょう。
これから移住を計画している方や、実際に移住生活をスタートさせた方は、ぜひ最後までこの記事を読んでスムーズに口座開設を行ってくださいね!
「バリ島移住が決まったから、現地で銀行口座を作りたい!」
「でも、ネットで調べると古い情報ばかりで何が正しいのかわからない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、インドネシアの銀行口座開設ルールはここ数年で一気に厳格化されました。
かつてのように「パスポートだけで手軽に開設」という時代は完全に終わり、現在は居住許可(ITAS)の提示が絶対に必須となっています。
さらに最近では、ITASに加えてインドネシアの納税番号(NPWP)や日本のマイナンバーの提示を求められるケースも当たり前になりました。
ネット上や一部のエージェントでは「ITASがなくても口座が作れる」なんて甘い言葉をかけるところもありますが、これは完全な違法行為!
後から口座が凍結されたり、資金が没収されたりする重大なトラブルに巻き込まれる危険性があります。
この記事では、バリ島在住の視点から、2026年最新の「正しく安全な銀行口座開設の手順」と必要書類をわかりやすく解説します。
正しい知識と準備さえあれば、現地での手続きも怖くありません。安心・安全に銀行口座を手に入れて、ストレスのない快適なバリ島セカンドライフをスタートさせましょう!
現在のバリ島(インドネシア)はITASなしでの銀行口座開設はできません!
バリ島の銀行の口座を作りたいと思っても、現在は、居住許可(ITAS)なしで銀行口座を開設することはできません。
このことは、しっかりと理解してください。
マネーロンダリング防止(AML)や国際的な税務情報の交換規準(CRS)の導入により、金融庁および各銀行の審査基準は格段に厳しくなっています。
かつてのルールやネットの古い情報は信用禁物
数年前までのバリ島では、「ノービザや観光ビザでもパスポートさえあれば開設できた」「デポジット(預入金)を多めに入れれば作れた」という時代が存在しました。
そのため、古いブログ記事やSNSの情報には「ノービザでも開設可能」と書かれているものが今でも残っています。
しかし、それらの情報は過去の遺物であり、現在は一切通用しません。
ネットの情報を鵜呑みにして窓口に行っても、100%断られてしまいますので注意してください。
【警告】「ITAS不要」をうたう業者や噂には絶対乗らないで!
現在でも「裏ルートでITASなしで口座を作れます」「独自のパイプで観光ビザでも開設代行します」といった悪質な業者やエージェントが存在します。
しかし、これは完全な裏取引・違法行為です。
エージェントと銀行の支店長などの役職者との癒着によって行われている、インドネシア金融界の闇の一つです。
不正な手段で開設された口座は、銀行の定期チェックやシステム監査によって後から確実に発覚します。
発覚した瞬間、口座凍結・強制解約となり、最悪の場合は預けていた資産の没収や、インドネシアからの国外強制退去・再入国禁止措置に発展するリスクもあります。
「知らなかった」「エージェントが大丈夫といったから」では済まされませんので、甘い話には絶対に乗らないでください。
バリ島で銀行口座を開設するために必要な「最新の持ち物・書類」
正規の手続きで銀行口座を開設する際に何が必要なのかを紹介します。
銀行や支店によって多少の違いはありますが、以下の書類を事前に揃えておけば確実です。
① 居住許可証(ITAS)
外国人として口座を開設するための絶対条件で、口座開設するとき有効なITASを銀行に提示します。
現在はeITASといって、すべてペーパーレスで管理されているので、昔のようにKITAS(居住許可カード)はありません。
ITASを取得するとビザエージェント経由で移民局からITASのPDFファイルが送られてきますので、それをコピーして持っていきましょう。
有効期限が十分に残っているか確認してください。
② パスポート(残存期間に注意)
本人確認のためのパスポート原本です。
ITASにはパスポートナンバーが記載されていますので、その番号とパスポートの番号に相違がないことを確認してください。
パスポートの残存有効期間が6ヶ月未満の場合、手続きを受け付けてもらえないことがあるため注意が必要です。
③ インドネシアの納税番号(NPWP)または「日本のマイナンバー」
近年、口座開設時に税務情報の提出が厳しく求められます。
NPWP(Nomor Pokok Wajib Pajak)
インドネシアの納税者番号で過去インドネシアで納税したことがある人なら、必ずあるはずです。
また、リタイアメント移住でも年度末に所得税の納税義務がありますから、必ず作ることになります。
移住したてでまだNPWPがない場合は、次に説明する日本のマイナンバーカードの提示を求められます。
日本のマイナンバー
移住した手でまだNPWPがない場合、日本の「マイナンバー(個人番号)」の提示を求められるのが現在の一般的な流れです。
番号を控えるだけでなく、通知カードやマイナンバーカードのコピー(または写真)を手元に用意しておきましょう。
④ 現金(初回預入金)および現地で使えるスマートフォン
初回預入金(Setoran Awal)
口座開設時に窓口で最初の預け入れを行います。
銀行や口座タイプによって異なりますが、最低500,000 IDR〜1,000,000 IDR(約5,000〜10,000円程度)の現金をルピアで用意しておきましょう。
銀行によっては窓口で現金を渡す場合と、ATMを使って入金する場合があります。
現地SIMカードが入ったスマホ
現在、ほとんどの方がモバイルバンキングを利用します。
口座開設をしたら、その場でモバイルバンキングのアプリをインストールし、アカウントの作成、登録をしますので、現地で使えるスマホを持っていきましょう。
この際、SMS認証などもあるので、必ず現地の電話番号が使えるようにしておいてください。
外国人(移住者)におすすめのインドネシア主要銀行4選
バリ島で生活するにあたり、利用しやすく安心感のあるメガバンク(大手4行)をご紹介します。
BCA(Bank Central Asia)
インドネシア最大手の民営銀行です。
「ベーチェーアー」と発音します。
- 特徴: バリ島内にもATMや店舗が非常に多く、生活用として圧倒的な利便性を誇ります。
モバイルアプリ(m-BCA)も使い勝手が良く、現地でのQRコード決済(QRIS)にも大活躍します。
外国人移住者に最も人気のある銀行の一つです。
Bank Mandiri(マンディリ銀行)
インドネシア最大の国営銀行です。
「マンディリバンク」で通じます。
- 特徴: 国営ならではの圧倒的な安定感があります。
オンラインバンキングやスマホアプリ「Livin’ by Mandiri」が高機能で、海外からの送金受け取りにも強いのが特徴です。
BNI(Bank Negara Indonesia)
歴史のある大型国営銀行です。
「ベーエヌイー」と発音します。
- 特徴: 日本の東京にも支店があるため、日系企業や日本人コミュニティにとっても親しみのある銀行です。
手続きのスムーズさにも定評があります。
また、日本から銀行間送金をする場合、BNIの口座があると一般の銀行間送金よりもぐっとお得に送金ができます。
実は筆者もBNIがメインバンクなので、BNIに関して以下の記事も投稿しています。
BNIに興味があればぜひお読みください。
銀行間送金をするのならBNIが一番お得
口座開設するのならBNIがおすすめ
BRI(Bank Rakyat Indonesia)
インドネシア全土で最も店舗・ATM網が広い国営銀行です。
「ベーエルイー」と発音します。
- 特徴: 地方やローカルエリア、離島などに非常に強いため、バリ島の少し郊外や静かなエリアに暮らす予定がある方にとっても非常に頼りになります。
バリ島現地での銀行口座開設の流れ(4ステップ)
実際の口座開設手順を4つのステップで解説します。
ステップ1:必要書類の事前準備とマイナンバー等の手配
パスポート、ITAS、NPWP(または日本のマイナンバー)、現金、インドネシアの電話番号が受信できるスマホを用意します。
パスポートとNPWPは原本で大丈夫ですが、ITASはデジタルデーターなので白黒でかまいませんのでプリントアウトして持っていきましょう。
ステップ2:銀行窓口の訪問(朝一番がおすすめ)
必要書類を持って銀行の支店へ向かいます。
バリ島の銀行窓口は非常に混雑するため、営業開始直後の「朝一番(8:00)」を狙って訪問するのが鉄則です。
また、月曜日など休み明けの日は、他の日に比べ混雑度が大きいので、避けたほうが賢明です。
入口のセキュリティスタッフに「口座を開設したい(Mau buka rekening)」と伝えると、カスタマーサービス(CS)の順番待ちチケットを発行してくれます。
ステップ3:窓口での手続き・行員とのやり取りと書類記入
自分の番号が呼ばれたらカスタマーサービスの窓口へ進み、書類を提出します。
行員から「口座開設の目的(移住、生活費の管理など)」を聞かれますので、正直に答えましょう。
用意された申請フォームに氏名、現地住所、日本の住所、電話番号などを記入していきます。(※簡単な英語またはインドネシア語でのやり取りとなります。)
ステップ4:デビットカード受取とモバイルアプリ(ネットバンキング)の初期設定
書類の審査と入力が終わったら、指定の初回預入金を窓口またはATMから入金します。
その後、その場でデビットカードが発行され、暗証番号(PIN)を設定します。
『え?キャッシュカードはないの?』と思うかもしれませんが、ご安心ください!
このデビットカードはATMでお金を入出金する『キャッシュカード機能』も兼ねていて、バリ島の銀行はデビットカードでATMからお金を引き出すというのが一般的なんです。
このデビットカードは銀行のキャッシュカード以外にも買い物や、オンライン決済にも使える便利なカード。
銀行口座さえ作ればすぐに発行してくれるし、いろいろな支払いにも使えるので、すごく便利ですよ。
クレカのようにポイントは付きませんけどね。
最後に、行員のサポートを受けながらスマホに銀行アプリ(モバイルバンク)をダウンロードし、初期設定とログイン確認を行えば無事に完了です!
このモバイルバンクもすごく便利。
電話の通話料の支払いから、Go-JekやGrabのチャージ、銀行間送金などなど、銀行窓口で行う作業はこれでほとんどできちゃう。QRIS(QRコード決済)もできるんです。
だから、銀行口座を開設したら絶対モバイルバンキングも使えるようにしよう!
口座開設後に気を付けたい注意点と維持費
口座が無事に開設できたら、安全に使い続けるために以下のポイントを押さえておきましょう。
口座維持手数料と口座の休眠(凍結)リスク
インドネシアの銀行口座は、日本の口座とは異なり毎月「口座維持手数料(Biaya Administrasi)」が自動引き落としされます。
月額Rp15,000〜Rp20,000程度(約150〜200円)です。
ただし、普通預金でも利息が結構いいので、ある程度の預金があると、その利息で手数料が払えちゃうんですよ。
- 残高不足に注意: 長期間放置して口座残高がゼロになると、維持手数料が引き落とせず口座が自動解約されることがあります。
- 休眠(Dormant)リスク: 半年間など一定期間まったく取引(入出金)がないと、防犯のため口座が「休眠状態(Dormant)」に移行し、ロックされてしまいます。
ロックされた場合、口座名義人本人が銀行窓口に行って手続きしないとロック解除できません。
定期的にATMで出金したり、アプリで残高移動をしたりして動きを出しておきましょう。
日本からの送金(Wise等の活用)と活用法
日本の銀行からインドネシアの口座へ直接国際送金を行うと、高い手数料と為替手数料がかかってしまいます。
移住者の間では、Wise(旧TransferWise)などの海外送金サービスを活用するのが一般的です。
手数料を大幅に抑えられ、数分〜数時間で迅速に現地口座へ着金するため、生活費の移動にはWise等の利用を強くおすすめします。
Wiseについては以下の記事で詳しく解説しています。
Wiseを使ってお得に海外送金
まとめ:正しい知識と書類を揃えて安心安全にバリ島口座を開設しよう
バリ島での銀行口座開設は、ルール変更や厳格化によりハードルが上がったように感じるかもしれません。
しかし、「ITASをしっかり取得し、必要書類(マイナンバー含む)を揃えて正規の窓口に行く」という基本さえ守っていれば、決して難しいことではありません。
- ITASなしでの開設は不可能&違法業者には絶対に頼らない
- パスポート・ITAS・マイナンバー・現金・現地スマホを用意する
- BCAやMandiriなどの大手銀行を選び、朝一番に窓口へ行く
正しく安全な方法で口座を開設し、キャッシュレス(QRIS)も活用しながら、ストレスのない快適なバリ島移住生活を楽しんでくださいね!
