急いでバリ島へ送金をしたい。
銀行より安い手数料で送金したい。
毎月定期的に生活費を送したい。
銀行での国際送金は銀行窓口まで行かなくてはならず、手数料も高い。
オンライン送金サービスのトランスファーワイズは、手数料は安いが初回送金時の本人確認に2~3日かかってしまいます。
FAS・ASEAN国際送金なら送金手続き、本人確認もインターネットででき、10万円以内なら30分程度で送金が可能。
そして、事前登録しておけば郵貯の窓口やATMからも送金ができます。
今回はこのFAS・ASEAN国際送金について、概要や送金手数料、送金方法などをご紹介します。
すぐにバリ島にお金を送りたいという方は、ぜひこのFAS・ASEAN国際送金を使ってみてください。
目次
FAS・ASEAN国際送金とは
FAS・ASEAN国際送金とは、資金移動業者の株式会社シースクエアが、東南アジア最大の金融グループCIMBグループ傘下の銀行と提携し提供している東南アジアに特化した国際送金サービスです。
この送金サービスの特徴は以下の5つ
- 安い送金手数料
- 東南アジアに特化
- 3種類の送金方法
- 事前登録不要・即日利用可能
- 銀行振り込みによる受取
特徴についてもう少し詳しく説明します。
安い送金手数料
送金手数料は送金額によって段階的に変わります。
最高手数量は1回あたり1,970円。
銀行の国際送金に比べかなり安く、高額送金となるとトランスファーワイズより安い手数料となります。
具体的な手数料は次の章をご覧ください。
東南アジアに特化
送金可能な国は以下の通り
- マレーシア
- インドネシア
- タイ
- シンガポール
- フィリピン
- カンボジア
- ミャンマー
- バングラデシュ
カンボジア、ミャンマー、バングラデシュまで送金できるのはFAS国際送金だけです。
3種類の送金方法
送金方法は次の3つの方法から選べます。
- ネット送金
- FAX送金
- ゆうちょ送金
ネット送金は手続きから資金振り込みまですべてネットで行うので、自宅に居ながら送金が可能。
ゆうちょ送金は定期的に同じ所に送金するのに便利です。
具体的な手続き手順は次の章で解説します。
事前登録不要・即日利用可能
ネット送金はゲスト送金と会員送金があり、ゲスト送金は事前登録が不要。
10万円までしか送金できませんが、送金手続きから送金まで約30分ととてもスピーディーです。
とにかく急いで送金したいという場合は、このゲスト送金をおススメします。
受取は銀行振り込み
現地でのお金の受け取りは、指定口座への振り込みとなります。
マレーシアなど一部の国では、専用窓口による現金受取ができますが、インドネシアは、振込だけとなっています。
FAS・ASEAN国際送金手数料
インドネシア向け送金手数料
FAS国際送金の手数料は、送金金額によって4段階に分かれています。
金額に比例して変動するトランスファーワイズと比べると、低金額の場合はちょっと高くなりますが、高金額だとFASの方が安くなります。
以下が、インドネシア向けの送金手数料です。
送金金額 | 手数料 |
1円~30,000円 | 790円 |
30,001円~50,000円 | 990円 |
50,001円~250,000円 | 1,470円 |
250,001円~1,000,000円 | 1,970円 |
具体的な送金時の振込金額
国際送金の場合、手数料と同時に両替レートも検討しなくてはいけません。
いくら手数料が安くても両替レートが悪ければ送金先で手にする金額は減少してしまいますよね。
という事で、実際に送金した場合、現地口座にいくら振り込まれるかをトランスファーワイズと比較してみました。
(両替レートは2020年9月25日現在の実績です)
10万円送金したら
FAS国際送金の場合
- 手数料:1,470円
- 両替レート:1円 (JPY) = 137.50240600 IDR
- 振込金額:Rp13,548,112
トランスファーワイズの場合
- 手数料:689円
- 両替レート:1円 (JPY) = 141.396900 IDR
- 振込金額:Rp14,035,723
100万円送金したら
FAS国際送金の場合
- 手数料:1,970円
- 両替レート:1円 (JPY) = 137.50240600 IDR
- 振込金額:Rp137,231,526
トランスファーワイズの場合
- 手数料:5,879円
- 両替レート:1円 (JPY) = 141.33100 IDR
- 振込金額:Rp140,500,115
トランスファーワイズは、両替レートも業界一なので、実際の振込額を計算したら、FAS国際送金の方が若干少なくなりますね。
FAS・ASEAN国際送金の送金手順
ゲスト送金(ネット送金)
事前登録が不要のネットを使った送金方法です。
送金限度額は10万円ですが、すぐに送金したいという場合に便利です。
送金手順
送金申し込み
送金者氏名、住所、電話番号、勤務先等を入力
送金情報入力
送金金額、送金先の口座番号、口座名義を入力
本人確認
送金者の身分証明書(免許証など)とマイナンバー関連書類をスキャンして送信。
本人確認は10分程度で終わります。
資金と手数料を振り込み
送金資金と手数料を指定口座に振り込みます。
利用できる口座は
- ジャパンネット銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
送金完了
振り込みが確認出来たらトレーサーナンバー(追跡番号)が送られてきます。
トレーサナンバーは送金状況を確認にするために使用。
送金にかかる時間
手続き開始から、送金完了まで約30分程度。
振込後、銀行の翌営業日までには相手先口座に振込完了。
送金限度額
110万円まで
会員送金
事前に会員登録をしておけば、送金手続きはもっと簡単になります。
事前会員登録
Webサイトから会員登録
氏名、住所、電話番号、勤務先などを登録
本人確認
身分証明書(免許証など)、マイナンバー関連書類をスキャンして送信
本人確認には2~3日かかります
会員番号発行
メールにて下院番号が送られてきます。
送金手順
サイトにログイン
会員番号とパスワードでサイト会員ページにログインします。
送金情報を入力
送金金額、送金先口座番号、口座名義を入力
資金と手数料を振り込み
送金資金と手数料を指定口座に振り込みます。
利用できる口座は
- ジャパンネット銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
送金完了
振り込みが確認出来たらトレーサーナンバー(追跡番号)が送られてきます。
トレーサナンバーは送金状況を確認にするために使用。
送金にかかる時間
約10分程度。
資金振り込み後、銀行の翌営業日までに相手先の口座に入金完了。
送金限度額
100万円
ゆうちょ送金
ゆうちょ窓口やATMを使って送金する方法です。
事前の登録が必要で、1回あたり30万円までしか送金できません。
送金先の登録は1か所だけですので、生活費など定期的な送金に利用されるといいでしょう。
事前登録
郵便、FAXもしくはWebサイトから登録
送金人の住所、氏名、電話番号、勤務先を登録。
送金先の口座番号、口座名義を登録。
1人当たり一か所の送金先しか登録できません。
ゆうちょ送金カード受取
申し込み後5~7日でゆうちょ送金カードが郵便で届きます。
送金手続き
資金振り込み
ゆうちょ窓口かATMでゆうちょ送金カードを使って送金資金を振り込み
送金
振込後、カードに登録された受取人宛に即送金が行われます。
送金限度額
1回あたり30万円まで。
1年間で360万円まで。
注意
送金手数料とは別に、ゆうちょの振込手数料、ATM使用手数料が発生します。
ということで、今回はFAS・ASEAN国際送金をご紹介しました。
送金手数料、両替レートはトランスファーワイズより悪いのですが、事前登録なしで即日送金ができるゲスト送金が特徴的です。
トランスファーワイズは初回送金時に本人確認が2~3日かかります。
それでは間に合わない、すぐにお金が必要。
という時に、ご利用されたらいかがでしょうか?