
現代社会、バリ島でもインターネットは生活になくてはならないライフラインです。
旅行者の時は、ホテルやカフェの無料Wifiなどで十分でしたが、移住となると常時接続のインターネット環境が必要。
インターネット接続にはいろいろな方法がありますが、それほどヘビーに使用しないのなら、スマートフォンを使った接続がおすすめです。
スマートフォンを使った接続なら、工事などは不要!
接続に必要な機材も、スマートフォン以外ほとんど必要なし。
ただし、データ通信量に制限があるので、YouTubeを何時間も見るといった使い方はできません。
この記事では、バリ島でのスマートフォンを使ったインターネット接続の方法などについて解説をいたします。
あまりヘビーには使わないけど、毎日はインターネットを使うという方、ぜひこの記事を参考にスマートフォンでのインターネット接続をご検討ください。
通信料が抑えられ、場所や時間を選ばず、必要な時にインターネット接続ができてとてもお便利ですよ。
バリ島でのインターネット接続は今回ご紹介するスマートフォン利用以外にも何種類かあります。
その他の接続方法をご検討の方は、こちらの記事をご覧ください。
>>バリ島ネット環境構築方法
スマートフォンを使ったインターネット接続とは?
スマートフォンを使えば、音声通話はもちろん、インターネットやLINEなどのデータ通信を行う事ができます。
直接スマートフォンでWEBサイトを閲覧したり、LINEなどを使うこともできますが、デザリングやポケットWifiを使えばノートパソコンでインターネット接続もできます
バリ島で使えるスマートフォンの回線は3G回線と4G回線があります。
ご承知のように、3Gに比べて4Gの方が通信速度が速く、快適なインターネット接続が可能。
クタ、スミニャック、デンパサール、ウブドといった都市部では、ほとんどが4G回線となっています。
日本と同じくらいとは行きませんが、YouTubeがストレスなく見られるくらいの通信速度は確保できています。
また、日本同様5G回線の整備も進んでおり、そろそろ都市部では5Gが使用できそうです。
スマートフォン通信の料金体系
バリ島でのスマートフォン通信での料金(通信費)ですが、日本と大きく違うのは先払いという事です。
日本では、通話時間や契約プログラムに応じて、月末に通信費が銀行などから引き落とされます。
しかし、バリ島では事前に通信費をチャージしておきます。
このチャージされたお金をプルサと言いますが、通話時間やデータ通信量によってプルサがだんだん減っていき、プルサが無くなると通話もデータ通信もできなくなります。
通話での料金ですが、1分当たりいくらという料金体系になっています。
ただし、深夜はこの料金が安くなるとか、同じ通信会社同士なら無料などといったサービスもあります。
これは、日本と同じかと思います。
データ通信ですが、以前はデータ量に応じていくら(たとえばデータ通信量1キロバイトあたりRp1,000など)となっていました。
しかし、これではあっという間にプルサが無くなるので、現在は利用可能なデータ量をあらかじめ購入するという方法が主流になっています。
具体的にいうと、Rp25,000を払うと8ギガバイトまでのデータ通信(インターネット)ができるといったもの。
このあらかじめ購入しておくデータ通信量の事をクオタと言いますが、日本ではギガといったほうがわかるかと思います。
日本では契約していたデータ容量(ギガ)までインターネットやLINEなどのデータ通信を行うと、急に通信速度が遅くなったりします。
これを日本では「ギガ死」などと言っていますよね。
バリ島ではギガ(クオタ)がなくなると、そこで通信ができなくなります。
このギガ(クオタ)はチャージしたプルサで購入します。
具体的に説明すると
Rp100,000のプルサをチャージ
↓
Rp25,000で2ギガバイトのギガ(クオタ)を購入(残りプルサRp75,000)
↓
2ギガバイトのデータ通信とRp75,000分の通話ができる
となります(理解できたでしょうか・・・?)
では、お金がある時に、ギガ(クオタ)をたくさん買っておけば・・・
と考える人もいるかもしれませんが、クオタには有効期限があります。
だいたいのギガ(クオタ)は有効期限が1か月なので、1か月たったら ギガ(クオタ) が残っていても、そこでデータ通信はできなくなります。
ですので、使用するデータ通信量と使用する期間を考えて ギガ(クオタ) を購入しないともったいないことになります。
Tri(スリー)という通信会社は ギガ(クオタ) の有効期限が長いです。
他の通信会社は有効期限が1か月ですが、Triは半年や1年というものがあるそうです。
スマートフォンを使ったインターセット接続のやり方
スマートフォンは当然として、それ以外にSIMカードが必要です。
ちなみにバリ島でスマートフォンを使う場合はSIMフリーのスマートフォンが必要です。
SIMカードは、空港の売店や街の携帯ショップなどで購入することができます。
ただし、外国人は個人情報登録をしないと買ったSIMカードが使えません。
個人情報登録はSIMカードを購入した販売店などでおこないますが、外国人の場合、身分証明書としてパスポートが必要になります。
以前は、SIMカードを購入して、それからプルサをチャージして、という流れでしたが、最近はすでにプルサやギガ(クオタ)がチャージされているSIMカードがほとんどです。
チャージされているギガ(クオタ)やプルサの量や、その有効期限などいろいろな種類のものが販売されていますんで、用途に合ったSIMカードを購入しましょう。
具体的にいうと、普段はメールしかネットは使わないのに、いきなり20ギガバイトもギガ(クオタ)が入っているSIMカードを買うと、ギガを使いきる前に有効期限切れになり、とてももったいないです。
有効期限内で使いきれるくらいのギガ(クオタ)は入ったSIMカードを買いましょう。
ネット接続の方法
さて、クオタが入っているSIMカードを手に入れたら、どうやってネットに接続するかですが、これにもいろいろな方法があります。
スマホでネット接続
SIMカードをスマホに入れ、スマホを使ってメールやWebを見る方法が一番簡単です。
日本でもスマホを使ってネットをされていますので、直感的に理解できると思います。
ただし、これにはSIMフリーのスマホが必要です。
デザリングを使う
スマートフォンではなくノートパソコンを使ってメールやWebを見る方法ですがスマホのデザリング機能を使うのが一番簡単かと思います。
特別な機材は不要で設定もすごく簡単です。
さらに、パソコンでもスマートフォンでもネットができるので、家にいる時はパソコンで、外出時はスマホでネット接続とすごく便利かと思います。
Wifiルーター(ポケットルーター)
スマホとパソコンのネットを区別して使いたいという方はWifiルーターを使うといいでしょう。
Wifiルーターの中にスマートフォンのSIMカードをセットしてやれば、家の中でWifiが使えるようになります。
Wifiルーターを購入する必要がありますが、小型の物なら3,000円程度で売っていますし、中にはSIMカードとルーターがセットになったお得なパッケージを売り出している通信会社もあります。
USBモデムを使う
最近はWifiルーターの普及により見かけなくなりましたが、パソコンのUSBポートに刺して使うモデム(データ通信接続機器)もあります。
小型の機器で、内部にスマートフォンのSIMカードを装着し、コンピュータのUSBポートに刺して使います。
Wifi機能が使えないコンピューターなどに利用されています。
ギガ(クオタ)やプルサが無くなってしまったら
データ通信を行うとギガ(クオタ)は減っていきます。
このギガ(クオタ)がゼロになるか、ギガ(クオタ)の有効期限が切れるとネットは使えなくなります。
この時は、またプルサをチャージして、そのプルサでギガ(クオタ)を購入しなくてはいけません。
プルサのチャージはコンビニや携帯電話ショップに行けばすぐその場でできます。
あるいは、銀行のATMやネットバンキング、Tokopedia(ネット通販)など、プルサのチャージ方法はいくらでもあります。
プルサがチャージできたら、通信会社のホームページにアクセスしてギガ(クオタ)を購入します。
スマートフォンの場合、各通信会社の専用アプリがあり、このアプリを使えば簡単にギガ(クオタ)の購入ができます。
パソコンの場合、ギガ(クオタ)がゼロになると、通信会社のページにアクセスできなくなるので、ギガ(クオタ)が残っているうちにページにアクセスしてクオタを追加購入するようにしましょう。
最近はギガ(クオタ)のパッケージに、Youtube,FaceBook,Line,WhatsApp無制限接続というお得なパッケージが出てきています。
特にYouTube無制限接続パッケージは、とてもお得だと思います。
自分のネット利用パターンにあわせて、パッケージを選ぶといいでしょう。
まとめ
携帯電話網を使ったネット環境について説明しましたが、ご理解いただけたでしょうか?
いろいろな方法をご紹介しまたが、スマホを使ってネット接続や、デザリング機能を使ってパソコンでネット接続という方法が一番簡単だと思います。
まずは、この方法でネット利用をしてみてください。そのうえで、毎月の通信費用がかさむようでしたら光通信に移行する事を検討されるといいでしょう。