バリ島移住物語

バリ島で働きながら生活する事を夢見る3~40代の男性に、移住歴10年の筆者とりいが紹介するバリ島移住ノウハウブログ

Paypalを使ったバリ島への海外送金について検討してみた

Paypalを使った海外送金の可能性

バリ島への送金方法について、いろいろ検討、検証をしています。
先日は、銀行での海外送金を検証しましたが、BNI銀行のルピア建て送金が市場の徳であると結論付けました。

>>バリ島への送金、ゆうちょ・三菱UFJ・三井住友銀行を比較検討してみた
>>BNI海外送金でのバリ島への送金を検討してみました

今回は、Paypalによる海外送金について検討してみました。
Paypalとは、電子メールアカウントとインターネットを利用した決済サービスで、Paypalを通じてクレジットカードでの支払い、受け取りができます。
Paypalの本場アメリカでは、単なるインターネット決済サービスだけではなく、口座間送金にも利用しているそうなので、日本からバリ島への送金も使えるのではないかと考えました。

<目次>


Paypalでの送金はできるのか?

結論から言うと、日本の法律ではPaypalでの口座間移動(送金)はできません。
日本の銀行法で禁止されています。

さらに、日本でPaypal口座を作ったら、その口座内のお金は日本の銀行に送金してやっと現金化できるので、日本のPaypal口座だけでは、バリ島への送金はできません。

Paypalを使って商品を売買した場合の手数料を試算してみた

Paypalでは送金はできませんが、商品の売買はできます。
ただし、Paypal口座への入金はクレジットカードしかできませんので、商品代金の支払いはクレジットカードのみとなります。

では、実際商売の代金をPaypalを使って回収した場合、どのくらい手数料が取られるのでしょうか?
例として、ネット販売で10,000円の商品を売って、代金をPaypal経由で回収したとしましょう。

まず、お客様に10,000円の請求を立てます。お客様はクレジットカードで10,000円を支払います。
その10,000円がPaypalの口座に入金されるとき「3.6%+40円」が手数料としてかかります。この3.6%は、前月の取り扱い金額により変わってくるそうです。(3.6%は最大値)。この手数料にはクレジットカード会社の手数料も含まれています。
つまり、お客様がクレジットカードで支払った10,000円は400円の手数料が引かれ、Paypal口座に9,600円入金されます。

さらに、Paypal口座にあるお金を受け取るには、日本の銀行口座に振り込まれますが、この時1回の振込が5万円以下の場合は250円の手数料が取られます。
先程の9,600円を出金しようとすると9,350円になります。
つまり、10,000円の商品代金をPaypal経由で回収すると9,350円と650円目減りしてしまいます。6.5%ダウンですね。

ドル建てで売買した場合の手数料、為替損も計算してみた

また、PaypalはUS$など主要外貨での取引ができます。
例えば、商品をアメリカの方が購入したとします。100$の品物を売って、お客様に$100の請求を立てたとします。お客様がクレジットカードで支払うと、$100がPaypal口座に入金される場合「3.9%+$0.3」の手数料がかかります。外貨を扱う場合、手数料の%が若干上がります。
つまり、お客様がクレジットカードで支払った$100は、$4.2の手数料を引かれ$95.8がPaypal口座に入金されます。

Paypal口座では米ドルのまま保管もできます。口座に米ドルがある状態で、なにか購入してその支払をPaypalで行う場合、口座にある米ドルでそのまま支払いができます。

ただし、出金は日本の銀行なので、日本円に両替します。両替はPaypalの口座の中で行います。両替レートですが、日々変わるので一概に言えないそうですが、どうもVISAインターナショナルのレートより2〜2.5%位悪いみたいです。
2010年11月17日現在、VISAインターナショナルでは$1=83.078円、Paypalでは$1=81.24円でした。
そして、両替された円は日本の指定口座に振り込まれますが、また1回の振込額が5万円以下ですと手数料250円が取られます。
結果、$100の請求は手数料や両替レートにより、7,532円になります。


これまでの事を簡単に図にしてみました。

バリ島でPaypal口座はできるのか?

さて、先ほど「出金は日本の銀行の口座」と説明しました。
そうなんです!日本の法律の関係で受け取りは日本の銀行口座でしかできません。

じゃあ、バリ島で代金を受け取るにはどうしたらいいのでしょうか?
答えは、インドネシアのPaypal口座を作るのですって。
インドネシアのPaypalのサイト

調べてみると、インドネシア国内にはPaypalの会社事務所はなく、シンガポールの事務所になるそうです。
シンガポールからの遠隔操作で対応しているようです。

それでも、インドネシアの口座は作れますが、その口座名義はインドネシア人でなければだめなようです。

さらに、Paypalではインドネシアルピアは取り扱っていないので、すべて米ドル建てでの取引になります。
しかし、インドネシアで現金化するにはルピアにしなくてはいけません。
つまり、Paypal口座から現金化するためにインドネシアの銀行に送金する際、ルピアに両替してから送金となります。

そして、この両替レートが大変悪いのです。
ただでさえ、日本円から米ドルに両替し、さらにルピアに両替するという2重の両替を行っているので、為替損益がすごく膨らんでしまうそうです。

まとめ

Paypalを使ったバリ島への送金方法を検討してみました。

しかし、日本の法律でPaypalでの送金は禁止されていて、実用はできません。
さらに、Paypalを使って商品代金を日本から回収する方法も検討してみましたが、手数料や為替損益からかなり損失が大きくなることがわかりました。

結論としては、Paypalでの送金は現実的ではない、ということです。