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【実録】バリ島デング熱の予防と対策|2度の入院経験から語るおすすめの虫除け・病院・保険のリアル

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バリ島デング熱対策

この記事は、バリ島で毎年発生する伝染病「デング熱」の具体的な予防策と、万が一発症した際の実践的な対応策について書かれた記事です。
記事を読まれると、バリ島現地の強力な虫除け選びや蚊を寄せ付けない住環境の作り方はもちろん、私自身の2度の入院経験に基づいた「初期症状の見極め」や「現地の病院・保険のリアルな仕組み」といったことがわかります。
バリ島への移住や長期滞在を考えているけれど、デング熱などの感染症が怖くて一歩踏み出せない」というお悩みをお持ちの方は、病気を正しくコントロール、安全で快適な南国ライフを実現するために、ぜひ最後までお読みください。

私自身、バリ島に移住して以来、実は2度のデング熱による入院を経験しています。
その時の高熱や関節の痛み、そして現地の病院での治療プロセスは、今でも鮮明に覚えています。

しかし、その経験があったからこそ、どの虫除けが本当に効くのか、どのタイミングで病院へ行くべきか、そして保険がどれほど助けになるかを身をもって知ることができました。
特に移住初期の方は「たかが蚊に刺されるだけ」と甘く見がちですが、デング熱は正しい知識がないと重症化の恐れもあり、また治療費の不安もつきまといます。

本記事では、デング熱に関する情報や現地で言われている予防方法、そして私の闘病体験をもとに病気の症状や治療法、そして気になる治療費と医療保険について紹介します。

この記事を読み終える頃には、過度に不安がることなく、万全の態勢でバリ島生活を楽しむ準備が整っているはずです。

1. バリ島移住者が知っておくべきデング熱のリスクと実態

バリ島で毎年多くの患者が出て、亡くなられる方まで出る恐ろしい伝染病デング熱について、基本的な情報をまとめました。

1-1. デング熱とは?(主な症状と潜伏期間の基礎知識)

デング熱(Dengue fever/Deman Berdarah)とはネッタイシマカやヒトスジシマカによって媒介されるデングウィルスが原因の伝染病です。
東南アジアを中心に広い範囲で毎年発生していますが、日本では数年前に東京で発生した事例を除きほとんど発生はしていません。

デング熱の潜伏期間は通常3~14日。
多くの場合、4~7日で発症すると言われています。

おもな症状

  • 38~40度に達するような熱が5~7日間続く
  • 関節や筋肉に激しい痛みが発生し、頭痛が続くこともある
  • デング熱特有の症状で、目の奥が痛む
  • 胸部や手足に赤い斑点が出る
  • 症状が重くなると内臓から出血が始まり、最悪死に至る

この病気の特効薬はなく、水分補給と解熱剤や鎮痛剤を投与し、自身の免疫力によって治癒させることが多い。
ただし、アスピリン系の解熱剤は出血傾向を悪化させるために厳禁。

私も経験しているデング熱、発症の初期は体がだるく、熱っぽく、頭痛がするということで風邪をひいたと軽く考えてしまいます。
しかし、何日たっても症状が良くならず、病院で検査してもらったらデング熱というパターンが多いです。
(私の時もそうでした)

なので、風邪と軽く考えず、症状が続くようなら病院でしっかりと検査してもらう必要があるのです。

1-2. なぜバリ島では「雨季」以外も油断禁物なのか

デング熱は、雨季に感染が広がると言われています。
それは、雨が多いと水たまりが増えデング熱を媒介する蚊が大量発生するから。

しかし、雨期以外にも感染拡大のリスクはあり、事実6月や7月にデング熱が拡大した例もあります。
それは、植木鉢の受け皿や建設現場の資材、放置されたタイヤや空き缶など乾季でも水がたまりやすい場所で可が大量発生することがあるから。

「もう雨季は抜けたから、デング熱は大丈夫」
といった油断が乾季の発症を招くのです。

1-3. 移住者が経験しやすい「思わぬ感染ルート」

デング熱は蚊によって伝搬します。
多くの人は夜寝る時に虫よけなどを考えますが、実はデング熱を伝搬する蚊は日中、特に朝晩に活動が活発になるんです。
そのため、日中のガーデニングや畑仕事、散歩中などに蚊に刺され後日発症というパターンが結構あるんですね。

また、バリ島の住宅はオープンタイプが多く、蚊などの侵入が多いです。
室内にいても、気が付かないうちに刺されていたなんてこともあるんですね。

ビーチや森の中など自然が多いところに行くときは、虫刺されへの注意はするでしょう。
しかし、実は蚊は街中の方が多いこともあるんです。
特にバリ島は緑豊かで、道路にも水たまりが多い。
そんなところに蚊は大量発生するんですね。

暑いバリ島、どうしても普段の格好はTシャツに短パン、足元はビーチサンダル。
これでは、蚊に刺してくださいと言っているようなものです。

こんなことから、知らないうちに蚊に刺され、デング熱にかかってしまった、ということが多いのです。

2. 日常生活で徹底したい!デング熱の予防方法

怖いデング熱ですが、一番の予防方法は蚊に刺されないこと!
それでは、どうしたら蚊に刺されなくなるかを紹介しましょう。

2-1. 蚊の繁殖を断つ:家周りの「水溜まり」をなくそう

まずは、蚊の繁殖を押さえましょう。

家の周りや庭、ベランダやテラスなどをもう一度注意して見回ってください。
植木鉢の受け皿や庭の隅に転がっているペットボトルや空き缶、バケツやプランターなどに水は溜まっていませんか?
また、道路や庭の隅に水たまりができていませんか?

こういう何気ない水たまりで可が大量繁殖するんです。

バリ島で、庭に池があってコイを飼っている家多いでしょ。
池も、ポンプを使って常に水が滞留しています。
これにより、蚊の幼虫、ボウフラの発生を抑えているんですよ。

2-2. 虫よけの工夫:虫よけグッズと服装の注意

外出時には虫よけの工夫をしましょう。

虫よけ対策の一番は虫よけグッズを使うこと。
虫よけのクリームや蚊取り線香、殺虫剤などを使って虫を退治したり、虫から身を守りましょう。
おススメの虫よけグッズは次の章で紹介します。

そして服装にも注意
特に、森や草地が多い場所などに行くときは、暑くても長袖のシャツやズボンをはいて、足元もしっかりした靴を履くといいでしょう。

また、汗臭いと蚊は寄ってくるそうです。
汗に含まれる乳酸や、皮膚の常在菌が汗を分解して発生する「カルボン酸」は蚊を寄せ付ける匂いだそうです。
運動をした後や飲酒時などは体温が上がり汗もかくので要注意。
汗をかいたらこまめに拭いたり、シャワーを浴びてさっぱりとしていたら虫刺されのリスクも低くなります。

2-3. デング熱が流行っている場所には近づかない

実は蚊の行動範囲は100m程度だそうです。
だから、デング熱は狭いエリアでしか拡大しないんですね。
デング熱ウィルスに汚染された人間が別の地区に行って、そこで蚊により周囲にデング熱が広がる。
つまり、デング熱が流行っているエリアはポツポツと飛び地となっているんです。

極端な話、クタでデング熱が流行っていても、その隣のレギャンやスミニャックでは発症者がいないなんてことになるんですね。

だから、デング熱が流行っているという場所に行かなければ、デング熱をうつされることはないんです。

2-4.免疫力を高めよう

デング熱を伝搬する蚊に刺されても、デング熱になる人と、ならない人がいます。
それは免疫力の差があるから。
つまり、免疫力が高ければ、蚊に刺されてもデング熱にならないことが多いのです。

では、どうしたら免疫力を高められるか?
しっかりした健康的な食事と十分な休養(睡眠)そして適度な運動です。
これをしっかりとコントロールしていれば、免疫力も高くなり、デング熱どころか、風邪もひかない健康な体になるんですね。

2-5.デング熱ワクチン

日本の武田製薬が開発したデング熱ワクチン「キューディンガ(Qdenga)」
インドネシアをはじめ、20か国で認可されており、3か月の期間をあけて2回摂取で7年間の長期予防効果が確認されています。

しかし、まだバリ島ではこのワクチン接種はあまり一般的ではないようです。
また、日本では未認可のため、移住前に日本で摂取することはできないとのことです。

以前からあったデング熱ワクチン、サノフィ社の「Dengvaxia」は、感染歴がない人に接種すると重症化リスクを高める恐れが指摘されているとのことです。

3. バリ島で本当におすすめの虫除けアイテム

デング熱の対策として一番有効なのが蚊に刺されないこと。
そのための虫よけグッズを紹介します。

3-1. 現地で手に入る定番の虫よけ

まずはバリ島で手に入る、虫よけ、殺虫グッズを紹介します。

虫よけクリーム

虫よけクリーム

バリ島で虫よけの定番と言えば、虫よけのクリーム

ローションタイプのソフェル(Soffel)とクリームタイプのアウタン(Autan)。
どちらも適量を直接肌に塗りこみます。
大体4時間から6時間程度は虫よけ効果が続きます。

香りも、南国のお花の香りや柑橘系の香りなどいろいろ。
スーパーやコンビニ、ドラッグストアー、薬局で売っています。

ただし、お肌に合わないこともあるので、最初は少量を塗って様子を見てください。

蚊取り線香

蚊取り線香

今も昔も定番の蚊取り線香

日本の蚊取り線香と同じ、緑色の微香性のものもありますが、写真はラベンダーの香りなんです。

スーパーやコンビニで売っています。

ただし、香りが合わない(臭く感じる)こともあるので、気を付けてください。
また、火を使いますから、近くにティッシュなど燃えやすいものは置かないように

電子虫よけ

電子蚊取り

こちらは電気式の蚊取り線香
マットタイプとリキッドタイプがあり、蚊取り線香に比べ長時間効果があり、また火事の心配もありません。
リキッドタイプのものには30日間有効なんてものもあります。

香りもいろいろなものがあるそうです。

スーパーやコンビニで売っています。

虫よけスプレー

殺虫剤

そしてこちらはスプレー式の殺虫剤
写真はHITという商品ですが、他にもBaygonという商品もあり、どちらも有名な商品です。

かなり強力な殺虫剤で蚊だけではなく、ゴキブリなど他の虫にも効果あり。
ただし、強力な分、人体にも悪そう
以前、トイレでBaygonを撒いたら、息苦しくなりました。

使うときは換気に注意してくださいね。

3-2. 移住前に準備!日本で手に入る虫よけグッズ

バリ島には虫よけグッズたくさんありますが、匂いがダメ!肌に合わない!なんてこともあります。
また移住したての頃はいろいろ忙しくて虫よけグッズを買いに行く余裕もない
そんな方は、事前に日本で準備して、バリ島に持ち込みましょう。

虫よけスプレー

直接肌につける虫よけスプレーですが、ガス式のスプレー缶は飛行機に持ち込めません。
ですので、ノンガスタイプのプッシュ式のものを選びましょう。

押すだけベープ

お部屋の虫よけスプレー。
ワンプッシュで24時間効果が続くそうです。
無香料なので、使いやすいですね。

虫よけリング

ガーデニングや外出時におススメ。
手首につけておくだけで、虫が近寄ってきません。
デザインもしゃれているので、ちょっとしたアクセッサリー感覚で利用できます。

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こちらはお子様用。

4. 【体験談】もしかしてデング熱?発症から入院までの全記録

実は私(筆者)は過去2回ほどデング熱で入院したことがあるのです。
その時の経過をご紹介しますので、参考にしてください。

4-1. 私が2度のデング熱で経験した「風邪とは違う」初期症状

朝起きたら、体がだるく、熱っぽいし、頭痛もある。
これは、完全に風邪をひいたと思い、風邪薬やジンジャーティーを飲んでその日は一日寝ていました。
通常なら、ゆっくり寝ていれば一日くらいで治るはず・・・

夕方くらいになって、頭痛も弱まり、体のだるさも少なくなってきました。
ほら、やっぱり風邪じゃん、あとは一晩寝ていれば・・・
なんて思っていたのですが

翌朝になったら、頭痛はひどくなるし、体はますますだるくなる。
しかも体の節々も痛くなってきた。
これはおかしいと思い、アリシャンティというウブドエリアで最も大きな私立病院に行きました。

4-2. 病院での検査って何をするの?

病院で、最初に聞かれたのは「家はどこ?」
プリアタンと答えたら「デング熱の疑いがある」とのこと。
何と、プリアタン村ではデング熱が流行っているので、その疑いが濃厚だとか。

さっそく、血液検査をしました。
デング熱にかかると、血液中の血小板の数が減少するのです。
血小板は出血した時に血を止める働き(かさぶたを作る)があり、デング熱にかかるとこの血小板が減少して、体内で出血が起こるそう。

通常15万~45万/μLある血小板が減少し、デング熱に感染すると平均6.9/μLまで減少し、中には4万/μL以下になる重篤患者もいるそう。
今回いった病院では10万/μL以下になったら入院とのことでしたが、見事10万以下だったので、即入院となりました。

4-3. バリ島の病院での入院生活(食事、看護、回復までの日数)

現在、デング熱の特効薬はありません。
そのため、入院治療の方法は点滴による水分補給と、痛み止めの投与になります。
入院が決まったら、すぐに点滴をされ、点滴に痛み止めを入れてもらったので、頭痛や関節の痛みはすぐに消えました。

入院中は点滴以外に、これと言ってやることはありません。
朝晩の検温と血圧検査、それと朝一番の血液検査のみです。
食事も、普通の病院食(3食、おやつ付きでした)で、いわゆる「食っちゃね」状態です。

最初の医師からの説明では、通常1週間程度で血小板数値が回復するので、数値が10万/μL以上になったら退院ということでしたが、なぜか数値が良くならず、結局10日間の入院となりました。
血小板数値が低いだけで、幸い体で辛いとか痛いということはなかったので、ただただ、退屈な入院。
ノートパソコンを持ってきてもらったので、ひたすらYouTubeを見ていました。

なお、私が入院していた時期はウブドエリアでデング熱がかなり流行っていて、病室が足りず、廊下や会議室に臨時の病室を作って対応していました。
「野戦病院」という言葉が頭に浮かんだものです。

4-4. 入院費も安心!医療保険でキャッシュレス治療を受けた話

この入院でかかった費用ですが、入院、治療、血液検査、投薬すべて含み、10日入院で約10万円かかりました。
1日1万円くらいです。

入院した病室が個室(VIPルーム)だったので、入院費が高くなりましたが、大部屋(2人部屋から6人部屋迄ありました)にすれば、もっと安くなるそうです。
ただ、外国人は他のローカルの方と同室になる大部屋は多分耐えられないので、原則個室を割り当てるそうです。

そして、この入院費、治療費はすべて保険で賄いました。
自分が入っていたプルデンシャル傷害保険が降り、直接保険会社と病院がやり取りをして、私は1ルピアも払わずに退院したのです。(キャッシュレス診療でした)
この時は、本当に医療保険に入っていてよかったと実感しました。

ちなみに、私が入っている保険の補償範囲が1日1万円程度だったので、この時は全額保険で賄えましたが、2024年の交通事故は補償金額をオーバーしていたので、全額保証とはなりませんでした。

外国人は個室にする理由ですが・・・
日本の場合、面会時間が終わると見舞客や家族は全員病院から帰されます。
しかし、インドネシアの場合、患者さんの家族がずっと付き添っているんです。
夜も病室にマットなどを持ち込んで泊まり込むこともあります。
大部屋だと、患者さんの家族もたくさんいてプライバシーもあったもんじゃありませんし、気になって休めません。
そういうことで、外国人は原則個室となるそうです。

5. まとめ:正しい予防と備えがあればバリ島生活はもっと安心できる

この記事では、バリ島で毎年発生し、亡くなる方もでる「デング熱」のリスクと、具体的な対策について私の実体験を交えて解説しました。

最後に、重要なポイントを振り返ります。

  • 徹底した予防が第一: 外出時は虫除けクリームや虫よけバンドなどを活用し、室内ではワンプッシュ式スプレーを併用して、蚊に刺されない環境を作ること。また、免疫力の向上も大切。
  • 「おかしい」と思ったらすぐ病院へ: 2〜3日続く高熱や目の奥の痛みがあれば、迷わず病院で検査を受けること。また、住んでいる地域でデング熱が流行っていないかも確認しておくこと。
  • 保険の準備は必須: 2度の入院を経験して痛感したのは、キャッシュレスで治療を受けられる医療保険の心強さ。高齢者になるとインドネシアの医療保険加入は難しくなりますが、日本の民間保険を活用するなどの対策をしておきましょう。
  • 自己判断での服薬は禁物: アスピリン系の解熱剤はデング熱の病状を悪化させる危険性があります。自己判断で薬を使わず、必ず病院や医師の診断を受けましょう。

デング熱は確かに恐ろしい病気ですが、正しく恐れ、万全の準備を整えておけば、過度に怯える必要はありません。
私自身、2度の入院を経験しましたが、それでもバリ島での暮らしを今も心から楽しんでいます。

この記事が、あなたのバリ島移住への不安を少しでも取り除き、安全で健やかな南国ライフをスタートさせる一助となれば幸いです。

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