海外移住での終活とは?いざという時、周りに迷惑をかけないために

医療・健康

海外移住での終活
バリ島をはじめ、最近は余生をのんびりと送るため、海外移住をされるシニア層が増えています。
海外移住される方で、現地の医療体制について検討されている方は多いのですが、終活について検討されてる方はまだ少ないのではないでしょうか?。

終活とは、人生の最後を迎えるときのための準備。
残された人になるべく迷惑をかけない、負担を軽減するためのちょっとした心遣いと思います。

人生の最後というのは、思いがけず訪れるものです。
日本国内であっても、残された方の負担は大変大きいもの。
さらに、海外で終焉を迎えたとしたらどうでしょうか?
国をまたいでの手続きもありますし、宗教的な問題、常識・文化の違いによる問題など、日本以上に大変なことがあります。
残された方への負担をなるべく少なくするためにも、終活はしっかりとやっておいた方がいいでしょう。

以前バリ島に住む親しい友人を亡くしました。
私も友人としてご家族にいろいろ相談され、またお手伝いもしましたが、多くの問題がありました。
この経験を通じ、海外移住されている方ほど、終活は必要であると強く感じているのです。

今回は、私の経験などを通じ、周りに迷惑をかけないためには、どのような終活をしておくべきか、私の意見を紹介します。
また、移住者の終活をサポートできるような仕組みづくりについても考えてみました。

終活というとシニア層、リタイアメント層だけの話と思われがちです。
しかし、若い方でも病気や事故により思いがけず急に最後の時を迎えることがありますよね。

終活で一番重要な事は残された人たちの負担を軽減し、なるべく迷惑をかけない事。
その為に、海外に移住した方は、日本以上にしっかりとした終活をしておくべきです。
人はいつかは死ぬもの。
他人事とは考えずに、しっかりと終活をしておきましょう。

周りに迷惑をかけないための終活

終活の目的は、自分に万一のことがあった時、なるべく周囲の方に迷惑や苦労を掛けない事。
そして、残された人に自分の考えを伝える事。
その為には、どんなことを準備しておくべきなのかを考えました。

  • 終焉の連絡先
  • 葬儀について
  • 終活の財源
  • 各種パスワード
  • サービスの解約
  • 遺書、遺産の管理

終焉の連絡先

人生の終焉を迎えたとき、だれに連絡をしますか?

同じバリ島に住んでいる友人たちなら、連絡もそれほど難しい事ではないですよね。
しかし、友人たちの中で、日本の家族や友人たちの連絡先を知っている人は少ないでしょう。
知っていたとしても、実家の家族程度。
家族以外にも、古くからの友人、先輩たちにも連絡が必要ですよね。

また、ビジネス関係の人にも連絡が必要ですね。
もし、会社などを経営していたとしたら、会社の仲間、取引先にもしっかりと連絡が必要です。

家族、友人たちにちゃんと連絡ができないと、残された人たちの責任にもなる可能性があります。

そうならないためにも、もしものことがあった場合の連絡先はちゃんと整理しておく必要がありますよね。

葬儀について

葬儀についての指示もはっきりさせておいた方がいいでしょう。

もし、バリヒンドゥー教やイスラム教に改宗していたらその宗派にのっとり葬儀を行うことになります。
しかし、改修をしていなかったら、ヌサドゥアのタマン・ムンブルという所にある外国人用火葬場で葬儀と火葬をあげることになります。
この際、どのような葬儀にしたいのかも指示があると、残された人の負担が減ります。

そして、遺骨の行き先。
大好きなバリ島の海に散骨してほしい。
日本に持ち帰り、家族のお墓に入れてほしい。
このような意思もはっきりしておくのがいいでしょう。

ちなみに、遺体のまま日本に搬送し、日本で葬儀、火葬という事も可能だそうです。
ただ、手続きや費用がとても大変なので、通常はバリ島で火葬し、遺骨を日本に持ち帰るという方法を取ります。
その場合も、きちんと日本領事館を通じ、警察等関係部署に許可を取って行わなくてはいけないそうです。

終活の財源

人生の終焉を迎えると、いろいろな費用が必要となります。

まず思いつくのは、葬儀費用。
バリ島で葬儀・火葬をする場合は、最低でも30万円以上の費用が掛かるそうです。
少なくとも、その金額は残しておかなくてはいけませんね。

葬儀の他にも、日本から親族が来る場合の旅費や滞在費。
また、場合によっては日本でも葬儀をあげるかもしれませんのでその時の費用など。
かなり高額な費用が必要になりますが、その準備を考えておかなくてはいけません。

その費用を残された人たちに負担させるのはちょっと心苦しい。
ちゃんと費用を準備し、信頼のおけるところに保管しておき、いざという時に使えるようにしなくてはいけませんね。

各種パスワード

意外と苦労するのが、各種ネットサービスのパスワードです。

例えば、ネットバンキング。
葬儀費用などを個人の預金から支払うにしても、ネットバンキングにログインしなくてはどうにもなりません。

他にもFaceBookやTwitterなどのSNSに故人のアカウントでログインする必要があるかもしれないですよね。
さらに、メール、LINE、WhatsAppなどのコミュニケーションツール。
すべてログインパスワードが必要です。

もしかしたら、同じパスワードを使っているかもしれませんが、防犯上細かく分けていることもあります。

このパスワードが判らないと、どうにもできません。
場合によっては、ハッキングと間違われてアカウントが凍結されてしまうことがあります。
だから、各種ネットサービスなどのパスワードはどこかに記録しておかなくてはいけません。

サービスの解約

ネットをはじめ多くのサービスの解約も必要です。

例えば、ブログのサーバーやドメインの解約。
ブログサービスも解約が必要です。
銀行口座、クレジットカード、電子マネーなどの金融関係の解約も必要です。

オンラインだけではなく、生命保険や住宅の賃借契約。
趣味のクラブやサークルなど、オフラインでも解約が必要なものがあります。

中には、放置しておけば勝手に解約されるものもあります。
しかし、中には自動更新で会費、利用費がカードや口座から引き落とされるものもあります。
これらは、しっかりと解約手続きをしておかないと、後日請求が来てしまう事が考えられますよね。

また逆にブログ、YouTubeなど、個人の成果を残すためにわざと解約しないものもあります。
どのサービスは解約して、どのサービスは残すのか?
これもしっかりと指示を残しておく必要がありますよね。

遺書、遺産の管理

面倒なのが、遺産の管理です。
貯金や有価証券、貴金属などの資産分与について。
相続の考え方は日本とバリ島では違いがあります。
もし、バリ島に家族がいる場合、現地と日本とで意見や考えの違いからトラブルになる事があります。

ですので、自分の遺産の分配や処理については、生前にはっきりさせておかなくてはいけません。

また、ビジネスをやっている場合は、自分がいなくなった時の対応についてもちゃんと決めておく必要があります。

これら遺産などについては、遺言書という形で残すのが一番確実でしょう。
しかし、その遺言状を誰が管理するかも問題です。
利害関係が生まれますから、弁護士など信頼のおける第三者に預けるのが一番合理的ですね。

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特に問題になりそうな事柄

終活の中で特に問題になるのは、葬儀とお金の問題です。

葬儀については、先ほど説明したように、ヌサドゥアの外国人葬儀場で火葬を行うのが一般的です。
しかし、ヒンドゥーやイスラムに改宗していたら、その宗派の流儀にのっとって葬儀が行われます。
その際、日本のご家族も納得していればいいのですが、そうでない場合は、かなりもめることになるでしょう。
万一、結婚などで改宗する場合は、ご両親やご家族に今後の人生のセレモニーは改宗先の方式で行うことになる事をしっかり納得してもらうべきです。

そしてもう一点がお金の問題です。

すぐに起る問題は葬儀の費用やご家族の渡航費などをどうするかという事です。
とりあえずは、周りの人たちの手助けにより何とかするにしても、最終的に財源を確保し対応しなくてはいけません。

また、銀行の預貯金。
日本の銀行の場合、故人の遺産管理の観点から、口座名義人の死亡が確認されると口座を凍結します。
その場合、ご家族などが正式な手続きを取らない限り、預金の引き出しや移動はできなくなるのです。

そして最ももめるのが遺産でしょう。
これは、日本でもよくある話ですよね。
バリ島で地元の方と結婚していたとすると、さらに面倒。
というのは、遺産相続の考え方、法律が日本とインドネシアで違うからです。

実家のご家族は日本式の考え方で、地元の方はインドネシア式の考え方ですよね。
考え方が違うのだから、話し合いを重ねたとしても、お互いに納得するのは難しいです。
だから、遺書などでしっかりと自分の意思を残しておくのが大切だと思いませんか。

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終活サービスについて

こうしてみるといろいろ面倒な海外移住での終活。

万一の時、周りの方が手伝ってくれると言っても、混乱して正確な判断ができない事もあります。
また、近しい方の終焉はそれほど経験するものではありません。
周りの方は、ほとんど初心者ばかりといっていいでしょう。

そうなると、亡くなった後の手続きや対応をアドバイスし、リードしてくれる方が必要です。

また、お金の管理や遺書、パスワードの管理などは、周囲の方にお願いできるものではありません。
やはり、公正な第三者に管理してもらうのがいいでしょう。

法律的手続きになれていて、遺産や遺書の管理が公正にできるというと、弁護士や司法書士といった資格を持った方が必要かもしれません。
しかし、実際どのように終活をしていいのか、公正な第三者はどうやって探してらいいのか、これらは一般の方には難しいことですよね。

そこで、海外移住者の終活をサポートする仕組みづくりが必要と感じています。

一つの案ですが、各人の終活のアドバイスをし、万一の時に諸手続きや管理を一手に引き受けるグループを作る。
参加者は終活の内容によってあらかじめ会費を納め、万一の時に備える。

このような仕組みづくり、自分のためにも、またバリ島に移住している方のためにも必要かと思います。

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