デング熱の症状・治療法・対策【私の体験より】

デング熱の症状、治療、対策

この記事はバリ島でデング熱にかかった筆者の体験をもとにデング熱の症状や治療、対策についてまとめた記事です

デング熱(Dengue fever/Deman Berdarah)とは、ネッタイシマカやヒトスジシマカにより伝搬されるデングウイルスが原因の伝染病
発症すると、高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛の症状が出て、皮膚に特徴的な発疹が発生。
血液中の血小板や白血球の減少により、体内で内出血を引き起こし、最悪死に至る病気です。
バリ島など東南アジアではポピュラーな病気ですが、日本ではあまりなじみがありません。

デング熱はなんとなく怖い病気という認識はあっても、どんな病気でかかるとどうなるのか、どうやって予防したらいいのかという事は、あまり分かっていないと思います。
その為、怖いデング熱があるバリ島に行くのは危険、といった感想をお持ちの方も多いでしょう。

バリ島に長期滞在している筆者、じつはこのデング熱に2回罹ったことがあるのです。
その時の体験をもとに、デング熱の症状や治療方法、そして地域で行っている対策などについて紹介します。

この記事を読んで頂ければ、デング熱に関してある程度は理解していただけると思います。
デング熱は死に至る事もある怖い病気です。といってもちゃんと治療をすれば、完治する病気でもあります。
デング熱についての理解を深め、必要以上に怖がらずにバリ島旅行を楽しみましょう。

この記事ではデング熱について解説していますが、バリ島には他にも日本ではなじみのない病気があります。
また、バリ島で病気やけがをした場合、医療体制や保険などどうなっているのかも気になりますよね。
そんなバリ島の医療体制や保険などについてまとめて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
バリ島移住での医療、保険、健康管理

デング熱の症状(体験談)

筆者が実際にデング熱になったときの症状を説明します。

初期症状

最初は、頭痛と体のだるさを感じました。
この時は「風邪を引いたかな?」程度にしか思っておらず、市販の風邪薬を飲んで寝ていました。

しかし、何日たっても、体のだるさは消えず、頭痛もどんどんひどくなっていきます。
朝起きても、ベットから立ち上がるのに、何分もかかったり、食欲もだんだんなくなり、仕事中もぼ~っとすることが多くなりました。

その後の経過

症状がよくならないので、近くの病院に。
お医者さんに症状を話したところ、住んでいるところを聞かれ、住所を言ったら、即血液検査。
後で知ったのですが、家の近所でデング熱が流行っていたそうです。

血液検査は1時間ほどで結果が出ました。
間違いなく、デング熱ですが、血小板数値がまだ高いので、今日は薬を出すので家で安静にするようにと。
そして、また明日血液検査をして血小板数値が下がってきたら入院、という事になりました。

デング熱の特徴として血液中の血小板や白血球の数が減少するそうです。
その為、血液検査で血小板や白血球の数値を計測し、病気の進行具合を判断するとのことです。

体の発疹

デング熱にかかると、血液中の血小板が減少するため、体内の毛細血管が切れ内出血が起こります。
そうすると、皮膚に発疹ができるので、これもデング熱の特徴的な病状という事です。

ただ、私の場合それほど目立った発疹はありませんでした。
多分、皮下脂肪が厚いから・・・(自爆

デング熱の治療

いよいよ血小板の数値が下がってきたので入院治療することになりました。

入院して治療

治療と言っても、デング熱の決定的な治療法はなく、ひたすら安静にして自己免疫力で治すしかないそうです。
その為、痛み止めが入ったブドウ糖の点滴を打ち、あとはひたすらベットで寝ているといった治療になりました。

重篤化していなければそれほど危険な病気というわけではないそうです。
しかし、様態の急変もあるし、なにより定期的に点滴薬の補充や血液検査がいるので入院は必要とのことです。

筆者がデング熱にかかった時、筆者の住むウブドエリア一体でデング熱が流行っていたため、多くの患者が入院していました。
病室が足りず、廊下や待合室をカーテンなどで区切り、即席の病室としていました。
また、軽度の患者は薬を処方して自宅療養という方もいたそうです。

入院後の経過

入院生活と言っても、それほど重篤化はせず痛み止めが効いていたので、ただただベッドで横になりYouTubeやテレビを見ていただけです。
入院2日目以降はかなり退屈になり、病院内をうろうろしていました。

しかし、私の友人は重篤化し、1週間くらい、意識がもうろうとしていたそうです。
自分の場合は経度でしたからまだ余裕はありましたが、やはり重篤化したら怖い病気ですね。

毎朝、血液検査をして白血球や血小板の数値をチェック。
約5日間の入院で、やっと数値が元に戻ってきたので、退院となりました。

後遺症はあったのか?

自分の場合、それほど重篤化はしていないので、後遺症はありませんでした。
退院後はちょっと体がだるかったのですが、それも2~3日ですっかり元に戻りました。

重篤化した友人も、退院後後遺症が出たとは言っていませんでした。
ですので、よほど重篤化し、重要な器官の出血がなければ後遺症はそれほど心配ないないと思います。

デング熱の対策法

デング熱の有効な予防薬などはありません。
しかし、毎年デング熱が発生しそうな時期になると、保健所からデング熱対策のお願いが回ってきます。

蚊に刺されないようにしましょう

デング熱は蚊によって移る病気ですので、蚊に刺されないように防虫スプレーなどで防御しましょう。
また、蚊が多い草むらなどには入らないといった注意も必要です。

水たまりなど蚊が発生しそうな場所は消毒しましょう

水たまりなどには蚊の幼虫であるボウフラが湧きます。
蚊が大量発生すると、それだけデング熱の発生も多くなるので、消毒により蚊の発生を抑えます。

デング熱の季節になると、各地で盛大に防虫役が散布されます。
また、バケツや空き瓶などに水がたまらないように常に片づけたり、池などにはボウフラを食べる魚を離したりします。
このように、蚊が発生しないための対策も大切な予防法なのですね。

デング熱が発生している地域には近づかない

ウィルスを運ぶ蚊の行動範囲は100m程度と狭いエリアです。
ですので、デング熱は大変狭いエリアでしか、流行しません。
デンパサールでデング熱が流行しても、クタやウブドは安全という事です。

デング熱が流行すると、どこで発生しているという情報がすぐに伝わります。
流行している地区には近づかないようにしましょう。

デング熱2回罹ると危険説

これは、友人から聞いたのですが、デング熱は2回かかると重篤化すると言われているそうです。

私は2回罹りましたけど大丈夫でした

最初に紹介した通り、私はこれまでに2回デング熱に感染しています。
しかし、どちらもそれほど重篤化しませんでした。

2回目にかかったのは、1回目から2年くらい後になります。
病状も1回目とほぼ同じ。
すでに経験しているので、すぐにデング熱だとわかりました。

2回目重篤説の根拠

これは、お医者さんに聞いた話です。

デング熱ウィルスは4種類あるそうです。その内2種類はあまり重篤化しませんがもう2種類は重篤化しやすいそうです。
1回目に軽いデング熱にかかり、その後、重篤化しやすいデング熱にかかると、最初の経験から軽く考え、危険な状態になってしまう事がある。
その為に、2回罹ると重篤化するという説が出てきたのだとか。

また、デング熱にかかると体内に抗体ができます。
この抗体、すぐにできるのではなく、2か月くらいかけてできていくそうです。
ところが、その抗体ができてくる途中に、またデング熱にかかると重篤しやすくなる。
このメカニズムは免疫学の領域になるので、詳しくはないのですが。

このような理由からデング熱2回罹ると重篤化する説が生まれてきたそうです。

デング熱の症状、治療、対策まとめ

今回はバリ島では毎年発生するデング熱について紹介しました。

デング熱の症状は

  • 初期症状は風邪に似ているが、頭痛や倦怠感がなかなか治らない
  • 関節痛や筋肉痛も発生したらデング熱を疑うべき
  • 早めに病院に行って血液検査をしてもらうのが大切
  • 適正な治療を受ければ完治するので、必要以上に怖がらない

デング熱にかかってしまった場合の治療法は

  • 病院で医師の適切な治療を受ける
  • 充分に栄養を取り安静にしている
  • 必要な場合は痛み止めを処方してもらう

また、デング熱対策としては

  • 外出するときは虫よけ対策をしっかりと
  • 草むらなど蚊が多いところは避ける
  • 空き瓶や空き缶はすぐに片づけて蚊の発生を抑える
  • デング熱が流行しているエリアには近づかない

以上を注意して、バリ島ライフを楽しみましょう。

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