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バリ島の仕事探し・採用担当者が語る就職事情【2019年最新版】

2019年3月24日

求人担当者の意見・バリ島仕事探し

バリ島の就職事情は、年々厳しいものになっています。
その理由として、外国人労働者の就業ルールの変更や賃金のアップ、インドネシア人の高スキル化などがあげられます。

しかし、ネットで見受けられる就職情報には、すでに古くなったものや、現状にそぐわないものが多々見受けられます。
これは、情報発信者がリアルタイムでバリ島の就職に関与していないからだと思います。

本ブログの筆者は、バリ島日本人経営会社での現役採用担当者です。
長年の採用に関する経験、エージェントなどから入ってくる情報などを基に、最新の就職状況についてお伝えします。

この内容がすこしでもバリ島移住希望者のお役に立てればうれしいです。

バリ島就職の条件

先日のブログでもご紹介しましたが、2018年7月にインドネシアの外国人労働者の規則が変わりました。

バリ島での就労ビザ規則が2018年7月に変更されました

この規則の変更により、 現在の就職の条件は以下のようになっています。

  • 新規採用者の最終学歴は大卒以上
  • 新規採用者の年齢は28歳以上
  • 採用年齢の上限は50歳程度

新規採用者の最終学歴は大卒以上

就労ビザ規則の変更により、より高い外国人労働者のスキル、知識が求められるようになりました。
もともと、インドネシアは、外国人の持つ知識、スキルを現地インドネシア人に伝授することを目的に外国人労働者を認めていたので、高いスキル、知識を求めるのは当然でしょう。

就労ビザ取得希望者が高いスキル、知識を持つことの証明の一つが高学歴です。

大卒以上の学歴を有さない方は就労ビザの取得が大変難しいです。
会社としても、就労ビザが下りない可能性のあるものを雇うわけにはいきませんので、大卒以上の学歴を条件としています。

新規採用者の年齢は28歳以上

就労ビザ取得希望者が高いスキル、知識を保有する証明として、実務経験も問われています。

マーケティング担当なら、営業部門の実務経験が、技術担当なら相当の技術部門の実務経験がなくては就労ビザは降りません。
その実務経験は5年以上と明確に決められているので、大卒者の場合、28歳以上でなければ実務経験5年のつじつまが合わなくなります。

このような理由から28歳以上の実務経験を条件にしています。

採用年齢の上限は50歳程度

また、外国人労働者の定年は明確な基準はないようですが、現実的に60歳以上はビザが降りないようです。

業務内容や会社の事情によって変わりますが、あまり高齢の方の採用は、ビザの面や給料等により会社としてはできるだけ避けたいというのが本音です。
そのことより、採用の上限を50歳程度(会社によっては40歳)にしているケースが多く見受けられます。

給料についての本音

  • バリ島での初任給は5百万ルピアから8百万ルピア
  • 稼ぎたいのならジャカルタで就職した方が良い
  • インドネシア人との関係もありあまり上げられない

バリ島での初任給は5百万ルピアから8百万ルピア

現在のバリ島での新規採用者の給料の相場は、これくらいです。
5百万ルピアは日本円で約4万円、8百万ルピアは約6.5万円となります。
もちろん、過去に実績や経験があり、いきなり重要ポストにつけるのなら、もっと高い初任給という事もありますが、だいたい最初はこの程度と考えておいた方がいいでしょう。

では、このくらいの給料で生活できるのか?というと
「生活するには十分だが、贅沢はできないし、貯金もできない。」
といったレベルになります。

住居費(アパート代など)を払い、日々の食費や生活費だけで、給料はあらかた消えてしまいます。
服などの購入費や日本へ帰国する費用などをねん出するのは難しいかもしれません。

特に家族で移住される場合、パートナーの生活費や子供の教育費を考えたら、初任給だけではとてもやっていくことはできません。
数年は、日本から持ってきた貯金を食いつぶしていくことも覚悟しなくてはいけません。

稼ぎたいのならジャカルタで就職した方が良い

先日ジャカルタ在住の日本人と初任給の話をしました。
ジャカルタの日系企業では初任給は最低でも15百万ルピア(約12万円)だそうです。

バリ島の2~3倍ですね。

この給与格差は日本人だけではなく、インドネシア人も同様という事です。
インドネシア人でもバリ島の給料はジャカルタの1/2程度です。

もし、海外移住の条件(目標)に生活レベルの維持や向上があるのでしたら、迷わずジャカルタでの生活をお勧めします

インドネシア人との関係もありあまり上げられない

ジャカルタとバリ島の給料格差がそれほどあるのなら、バリ島の給料をもっと上げたら、と思われるかもしれません。
しかし、そうもいかない事情があります。

一番大きな事情は、インドネシア人との給料格差です。

日本人の給料はインドネシア人に比べて3倍以上の開きがあります。
それは、日本人の方が求められる能力、スキルが高いからという理由です。

しかし、昨今インドネシア人の能力が上がってきています。
場合によっては新卒の日本人より能力が高いインドネシア人もいます。

そうなると、日本人だけ給料を上げて、インドネシア人は上げないというわけにはいきません。
インドネシア人も併せてあげると、会社の経営が難しくなってきます。

このような理由から、なかなか簡単に大幅な給料アップができない会社が多いという事です。

 求められる人材

  • 必要なスキルがある
  • バリ島への対応力がある
  • 滞在する意欲がある

必要なスキルがある

その会社の仕事にあったスキル、経験は必要です。
よく、インドネシア語は必要ですか?という質問を受けますが、インドネシア語は暮らしていれば自然と覚えるので、それより英語スキルの方が重要です。

また、パソコンのスキル、例えばエクセルやワードが使えること、それとブログやTwitter,FaceBook派の投稿スキルもあった方がいいでしょう。

そして一番重要なのがコミュニケーション力だと思います。
会社組織ですので、自分一人で仕事をするわけではありません。
現地スタッフ、外国人スタッフと協力して業務を進めていくコミュニケーションのスキルは重要です。

バリ島への対応力

一番困るのが、バリ島が初めての方、あるいは旅行で1回来たことがあるという方です。

実際にバリ島で生活してみると、旅行ではわからなかった嫌なことが見えてきます。
また、日本に比べ遅れている面が多々ある国ですから、日本のようにいかないことも多いです。

そんな時、ちゃんと対応ができる人でないと長期間滞在はできません
採用したけど数か月で日本に帰ってしまった、なんてことだと求人側としても大変困ってしまいます。

何回もバリ島に来たことがあって、対応力がある人。
できれば、在住経験がある人がいたら、とても助かります。

滞在する意欲

何のためにバリ島で働くのか?
何のためにバリ島に滞在するのか?
その理由と、バリ島に滞在したいという意欲・モチベーションが大切です。

ただ単に日本にいたくない。バリ島に住んでみたい。
それだけでは、長続きしません。
バリ島に住みたいという強い意志と意欲がある人を求めます。

自分はサーフィンを極めたい!
と言った方がいました。

サーフィンを極めるのでしたら、会社などに就職しないで、半年間日本で働いてお金をためて、半年間バリ島でサーフィン漬けになってください。
片手間で仕事をされても困りますし、片手間で極められるほどサーフィンは浅いものではありませんよ。

 バリ島での就職が困難な方

  • 採用条件に合わない方
  • バリ島が全く初めての方
  • 確固たる目的がない方

採用条件に合わない方

最終学歴と年齢の条件に合わない方の採用はまず無理と考えていただきたいです。

就労ビザが下りないとバリ島で働くことはできません。
また、ビザの申請にはいようと時間がかかります。
会社としても、ビザが下りるかどうかわからない方を採用するリスクはなるべく避けたいと考えます。

バリ島が全く初めての方

バリ島だけでなく、海外は日本と常識や習慣が全く違います。
もちろん、気候や住環境も違います。
バリ島に来てみたら、思っていたことと違うという事もあります。

また、日本で日本人を採用するのとは違い、バリ島で外国人を採用するには、多くの手続きや費用が掛かります。

手間と費用をかけてせっかく採用したのに、働きだして数週間で日本に帰りたいと言われても、会社としても大変困ることです。

ですので、バリ島の滞在経験のない方、極端に少ない方はちょっと採用は難しいと考えます。

確固たる目的のない方

バリ島に限らず海外に移住するという事は多くの困難やトラブルに見舞われます。
最終的にそれら困難やトラブルをはねのけて 長期滞在できるのは、バリ島に住む為の確固たる信念、目的を持った方です。

別に目的はないけど、なんとなくバリ島に住みたい。
バリ島でなくてもいいんだけど・・・
という方は、トラブルにあった時、日本に帰る、他の国に行くという選択肢の優先順位が上がってきてしまいます。

目的や信念をしっかり持たない方の就職はちょっと難しいと思います。

 まとめ

今回はバリ島企業の求人担当者として、現在の就職状況と、求められる人材についてまとめてみました。

かなり厳しいお話も書かせていただきましたが、バリ島の就職状況ははっきり言って厳しい状況にあります。
安い給料の中で就職条件はどんどん厳しくなっていってます。
その中で、どうやってバリ島で働くのかを今一度しっかりと考えてらいたいと思います。

現在、私の勤めている会社は求人募集はかけていませんが、バリ島の中には日本人スタッフを探している会社があるはずです。
どうしても、バリ島に移住したいという強い意志をお持ちでしたら、きっと就職先、仕事が見つかるはずです。

あきらめずに頑張ってください。

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