バリ島で働く!日本人におススメな求人はコレ

バリ島で働きたい
生活するためにバリ島での仕事を探している
どんな求人があるか知りたい
バリ島は観光の島です。
外国人向けの仕事というと、観光業やそれに付随したもの。
また、ビザの関係でどんな仕事でもできるといった訳ではありません。
そのため、日本人向けの求人も限られたものになります。
では、どんな求人があるのでしょうか?
この記事ではバリ島での仕事を探している方のためにバリ島の求人について次のようなことを解説しています。
- バリ島での日本人向け求人と必要スキル
- 日本人がバリ島で働くための条件
- 就職以外の働き方
バリ島で働きたいのなら、まずはどんな求人があり、どんなスキルが必要かを知っておかなくてはいけません。
バリ島で働きたい、生活したいという方は、必ずこの記事を読んでください。
注意
現在バリ島はコロナの影響で全く観光客がいない状況のため、日本人の求人はありません。
その為、今回はコロナ以前の状況を説明いたします。
バリ島の日本人向け求人とスキル
- ホテル・スパの求人
- 現地旅行会社の求人
- アクティビティ会社の求人
- ウエディング会社の求人
- フォトグラファーの求人
- 日本語教師の求人
- 看護師の求人
- 調理師・板前の求人
ホテル・スパの求人

バリ島で最も多い求人がホテルやスパとなります。
ホテルやスパの求人は、ゲストリレーションもしくはマネージメントといった仕事です。
ゲストリレーションはお客様係
予約受付や説明、ご案内、クレーム対応などの接客業です。
必要なスキルとしては、接客業としてのスキルや経験。
そして語学力です。
語学力ですが、インドネシア語より英語の方が重要視されます。
というのも、日本人ゲストリレーションでも、日本人以外のお客様のお相手をすることもあります。
その場合、英語が必要となるから。
社内スタッフとの意思疎通も英語ができれば、何とかなるので、インドネシア語より英語力を鍛えたほうがいいでしょう。
マネージメントは部下と職場の管理
つまり、現場管理職としての仕事になります。
必要なスキルは、マネージメント能力。
過去、スパやホテルのマネージャーの経験があるとよいでしょう。
もちろん、英語、インドネシア語の語学力も必要です。
セラピスト、ネイリストといった直接お客様を施術する仕事は、ビザの関係で外国人にはできません。
マッサージ技術があるからと言っても、なかなかそれを発揮する場面は少ないのですが、知識としてあるに越したことはないでしょう。
現地旅行会社の求人

日本人観光客向けの旅行会社も定期的に求人を行っています。
ガイドやドライバーといった仕事は外国人にはできませんので、仕事はオペレーターやWebマーケティングとなります。
オペレーターの仕事
オペレーターとは、メールなどを介してお客様対応をし、旅行の予約手配をする業務です。
必要なスキルとしては、一般的なメール対応ができれば十分です。
旅行やバリ島に対する知識があまりなくても、周りの方がフォローしてくれるので心配いりません。
語学力も、社内はほとんど日本語環境なのでそれほど必要ないでしょう。
予約手配する時、英語やインドネシア語が必要になりますが、それほど難しい話はないので、心配いらないです。
Webマーケッターの仕事
Webマーケティングとは、インターネットなどを使った集客業です。
現地旅行会社の多くはネットを使った集客がメインとなります。
Webサイトを作ったり、SNSで集客する仕事となります。
ネットマーケティングの能力が必要となります。
アクティビティ会社の求人

ラフティングやマリンスポーツなど現地アクティビティ会社の求人も時々見かけます。
ガイドやインストラクターといった仕事はビザの関係で外国人はできません。
日本人向けの求人としては、マーケティング・営業の仕事になります。
マーケティングの仕事
マーケティングの主な仕事というと、旅行会社などを回って自社のアクティビティの売り込みです。
また、日本人客からの問い合わせやご案内、クレーム対応も任せられます。
必要なスキルというと、営業スキルとなりますが、語学力も必要です。
旅行会社と言っても日本向けだけではなく、英語圏の旅行会社も任されますので、英語力は必須と言えるでしょう。
ウェディング会社の求人

神々の島バリ島で結婚式を挙げたい。
このようなニーズがあり、バリ島には何社もウェディング会社があり、日本人スタッフの求人もあります。
仕事内容はコーディネート
仕事内容としては、結婚式のコーディネートが主なものです。
お客様のヘアメイクなどの仕事もありますので、美容師の経験がある方の就職先としても有望。
もちろん、ビザの関係で直接ヘアメイクはできませんので、現地スタッフへの指導やお客様との調整といった仕事となります。
日本の結婚式場での勤務経験などもあると就職に有利に働きますよね。
フォトグラフ会社の求人

先のウエディング会社とかぶりますが、フォトグラファーの求人もたまに見かけます。
一番多いのは、ウエディング会社と組んで結婚式や結婚するカップルの写真撮影。
また、旅行会社と組んでツアーの写真撮影といった仕事も見かけました。
フォトグラファーというと、特殊技能になると思います。
日本でそのような仕事をしていたという経験があれば有利ですが、写真の専門学校卒という学歴も、良い条件になるでしょう。
日本語教師の求人

インドネシア人に日本語を教える日本語教師の求人もたまに見かけます。
と言っても、学校の教師となると資格やビザの問題があるので、語学学校の助手や、スタッフの募集となります。
インドネシア人教師の会話の相手役や補助といった仕事が主になります。
ですので、特別な技術、スキルは問われませんが、日本での経験や日本語教師検定といった資格があった方が有利でしょう。
看護師の求人

日本で看護師をやっていたので、病院などで看護の仕事はないか?
といった相談を時々受けますが、ビザや免許の関係で外国人は医療業務には付けません。
ただし、外国人が利用するインターナショナルホスピタルから、コーディネーターや通訳としての求人が時々出てきます。
業務内容は、外国人の患者さんとドクターや看護婦さんとの通訳が主なもの。
直接医療行為を行うわけではないので、資格とかは不要ですが、看護師としての経験があれば医療知識もあるので、かなり有利になると思います。
語学ですが、日常会話レベルのインドネシア語は必要です。
ドクターは英語ができますが、細かい話となるとインドネシア語ができた方が意思疎通がうまくできます。
とはいえ、病院によっては、すべて英語でコミュニケーションを取るところもありますので、インドネシア語はちょっと、という方でもあきらめることはありませんよ。
調理師・料理人の求人

バリ島で日本料理の調理師、料理人の募集はほとんどありません。
というのは、外国人は直接調理、接客することはできないからです。
あるとしたら、店長、マネージャーとして店内管理や現地コックの指導という仕事になります。
ただ、チェーン店やホテルに入っている大型店、高級店は日本の親会社などからの派遣がほとんどで、まず現地採用はないでしょう。
また、中小のお店ではオーナーがそのまま、店長をやっており、現地で日本人を採用という事は望み薄です。
本当にたまにですが、日本人の店長、マネージャーを探しているという話を聞きますが、現地スタッフの取りまとめが主な仕事なので、在住経験が長い人の方が優遇されています。

ビザや営業許可の関係で日本人ができる仕事は限られています。実務というより、マネージメント、アドバイザーといった管理・間接業務が主なものです。
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日本人が働くための条件
バリ島など海外では外国人である日本人は好き勝手に働くことはできません。
ここでは、日本人がバリ島で働くための条件について解説します。

会社組織への就職が必須
バリ島では外国人の個人事業は認められていません。
日本人が働くには、必ずインドネシア籍の企業に所属しなくてはいけません。
また、日本人が付ける役職は以下の4つだけです。
- 取締役(ディレクトール)
- 監査役(コミサリス)
- マネージャー
- アドバイザー
この中で、取締役と監査役は経営陣になります。
自身が資本金を用意し起業して会社の経営者になる。
もしくは、既存の会社に投資をして、その会社の取締役になる。
といったパターンですね。
起業や投資するほどお金がない場合は、既存会社へ就職することになります。
一般的に日本人が会社に就職したら、マネージャー職かアドバイザー職になります。
マネージャーとは、現場責任者といったところです。
職場のスタッフを取りまとめて、業務を遂行する人で、専門知識と経験が必要。
アドバイザーとは、自分の持つ専門知識を使いインドネシア人スタッフを指導する役目です。

最初はアドバイザー職で入社し、経験を積んだり、転職などをしてマネージャー職になっていきます
就職するための条件
起業や投資によって経営陣になるのは、法律的に難しい事ではありません。
なぜなら、インドネシアとしても現地企業への投資は雇用創生にもなり大歓迎だからです。
しかし、自国民の雇用を守るために、外国人労働者を雇うには制限を設けています。
まず、外国人労働者の単純労働、直接的な接客業務などは許可されません。
外国人労働者は自身のスキルや経験を基に、インドネシア人を指導・教育するために雇用をするといった考えた方です。
ですので、外国人労働者は高度なスキルと経験を持っていなくては労働許可は降りません。
その為、ほとんどの会社は日本人の求人に次のような条件を付けています。
- 大卒以上の学歴
- 5年以上の実務経験
- 最低年齢28歳
法律では、学歴や最低年齢の制限はありません。
しかし高度なスキル、経験が無いと労働許可が降りないので、学歴や年齢といった条件を付けています。

バリ島で就職するには最低でも大卒で28歳以上という条件があり、この条件を満たしていないと、まず就職先は見つかりません。
外国人が起業するには
自分は学歴もなく、また思うような就職先がない。
それなら、自分で会社を興して、経営者になればいい。
そのように考えるかもしれませんが、バリ島で会社を興すのは大変です。
外国人が起こせる会社はPMA(外資会社)と言われる株式会社です。
このPMA、現在の法律では最低資本金が10億ルピア=約8千万円。
資本金の中には土地や有価証券なども含まれますが、現金だけでも最低2千万円は必要です。
関連記事
バリ島で起業したい!といっても日本で起業するようなわけには行きません。
バリ島での起業について詳しくまとめました。
起業したい、お店を持ちたいという方は、以下の記事もご覧ください。

以前はもっと安い資本金で会社が興せたのですが、数年前に法律が改正され現在のような厳しい状況になりました。もう個人で会社を興すことは難しいですね。
就職以外の働き方
バリ島で働くためには就職が必要という事で説明をしてきました。
しかし、現在バリ島で働く日本人の中には、会社に就職しているという訳ではない方もいます。
そのような方は、どうやって働いているのか、就職以外の働き方について簡単に説明します。

起業もしくは投資して経営者になる
自身で会社を興す、もしくは既存会社に投資をして経営者になって働いてる方が多くいます。
しかし、先ほど説明した通り、外国人が会社を興すには最低でも8千万円の資本金が必要。
どうやって、こんな大金を用意したのでしょう?
この最低資本金の法律ができたのは5年ほど前の事。
それまでは、もっと低い金額で会社を興すことができました。
現在、バリ島内で会社の経営者として働いている方の多くは、その安い金額で会社が興せた時代に起業した方です。
自分で資本金を準備して起業をしなくても経営者になる方法があります。
それは、既存の会社に投資をして、取締役になる事です。
だいたい500万円あれば、投資ができるそうです。
最近はこの既存会社への投資により部門担当取締役として活躍されている方もいます。

既存会社への投資は一から起業することに比べぐっと費用もリスクも低くなるので、今後ますますこの方法で働く方が増えると思います。
パートナーの手伝い
インドネシア人と結婚して婚姻ビザで滞在している外国人は、そのパートナーの仕事を手伝う事ができるというルールがあります。
ただし、これはバリ島独自のルールのようです。
結婚相手の名義でレストランやカフェ、小さなホテルなどを開業し、そこで働いている人がいます。
ただし、あくまでパートナーの手伝いですので、直接的な接客などの業務はできません。
また、社員として給料をもらうという事もダメです。

婚姻ビザは、仕事やビザ取得の面でかなり有利です。ただ、結婚相手を見つけるというハードルが最も高いです
ノマドワーカー

ノマドとは、フリーランス業務の一形態。
日本で受注した仕事をバリ島で行っているというテレワークです。
就労法、入国管理法ではちょっとグレーな位置づけですが
- 日本で受注した仕事のみ行う(現地での営業はしない)
- 報酬は日本で受け取り、現地での金品の授受はない
- 現地インドネシア人を雇用することはない
といった条件で、見逃してもらっているといった実態です。
フリーランスのテレワークですので、基本的にIT関連の仕事が多いです。
Webデザイン、プログラミング、イラストデザイン、写真加工などが主な業務です。

バリ島はノマドの聖地とも言われるくらい、このノマドワークをされている外国人が多くいます。
インドネシア人名義の店舗経営
信用できるインドネシア人をパートナーとし、その方の名義でカフェやレストラン、小さなホテルなどを経営する方法です。
資本金やビジネスモデルの構築などは日本人が行い、実際の現場仕事はインドネシア人が行います。
ただし、この方法は違法行為ととられます。
外国人が資本提供をした場合、その事業はPMA(外資企業)とされ、先ほど説明したように最低でも8000万円の資本が必要となるから。
その為、この方法で経営をしている日本人は、あくまでその店舗名義人の友人という形にしておき、間違っても自分がオーナーとは口外しません。
(している方もいますが・・・)

インドネシア人名義なら大変安く出店できるので、この方法を取る外国人が沢山いますが、違法行為という事を忘れずに
という事で、今回はバリ島での求人状況について説明をしました。
日本人はインドネシアにとって外国人であり、外国人が働くにはいろいろな規制があります。
その為、どんな仕事でもできるという訳ではなく、またノースキルではなかなか思ったような仕事にありつけません。
バリ島で仕事をしたい、働きたいという事でしたら、まずは雇ってもらえるようなスキル・経験を持つことが必要です。
なんでもやります、という考えは、もう通用しなくなっています。
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