バリ島でホテルの仕事を探している。
人と会うのが好きだから、ホテルのフロントで働いてみたい。
バリ島にはホテルが沢山あるから、求人も多いんじゃないかな?
バリ島のホテルで働きたいという日本人は大変多く、就職先人気度は常にトップレベルです。
しかし、ホテルの求人状況や仕事内容について、ちゃんとわかっている人は少ない。
その理由は、日本ではその情報が出回っていないからです。
そこで今回はバリ島ホテルの求人状況や条件、そして仕事内容について解説していきます。
とはいえ、私はホテルで働いたことなないので、バリ島で複数のホテルに勤務した経験を持つ在住女性にインタビューし、それを基に記事としてまとめました。
この記事を読んで頂ければ、バリ島ホテルの仕事内容や求人状況について理解できます。
この記事を参考に希望するホテルに就職し、あこがれのバリ島移住生活をスタートさせましょう。
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今回は日本人に一番人気のホテル求人について解説していますが、その他の求人については以下の記事にまとめてあります。ホテル以外の求人について知りたい方はこちらもご覧ください。
目次
ホテル求人の現状
それでは、現在のホテル求人の状況を簡単に説明します。
現在はホテル求人はない
ご承知の通り現在は外国人観光客がほとんどいない状況ですので、新たな求人はありません。
それどころか、人員削減のために契約更新ができず、退職する方、日本に帰国する方も見受けられます。
ただし、外国人観光客が戻ればホテルも忙しくなります。
そうなると、新たにスタッフ募集も始まるので、逆に新規にホテルへの就職を狙っている方にはチャンスかもしれません。
以前に比べて日本人には厳しい状況
10年前のホテル求人は日本人にとって大変有利な状況でした。
なぜなら、日本人の観光客が多く、その対応をするための日本人スタッフが必要だったからです。
日本語ができるスタッフがいても、やはり日本人スタッフでなければだめというお客さんも多かったです。
ただし、10年ほど前から日本人観光客が減少しており、少ない日本人客のために日本人を雇うというホテルが減ってきたのです。
逆に国内旅行者(インドネシア人)が増え、それならビザも不要で給料も安いインドネシア人スタッフを増やした方がいいと考えるホテルが多くなってきました。
そんな逆風の中ホテルに採用されるには
以前は、日本語ができれば、日本人であればというだけで採用されてきました。
しかし、現在は日本語はもちろん、英語や第3の言語ができる人の方が採用確率は上がります。
また、ホテル経験のある方は即戦力となりますので、重宝されます。
このように、ホテル求人において、求められる条件が厳しくなってきたので、経験とスキルをしっかりと身につける必要が重要となってきたのです。
ホテルインターシップ制度
バリ島のホテルの中にはインターンシップ制度を採用してるところもあります。
インターンシップとは、1年間の期間限定で、無給でホテル業務を勉強する制度です。
無給ですので、ワーキングビザは取らずに、ソシアルビザなどで滞在しています。
(ビザに関してはホテルやエージェントによって対応が違ってきます)
業務の中心はフロントでのゲストリレーション業務になります。
給料は出ませんがホテルによっては、宿泊所(寮)や食事提供もあるそうです。
このインターンシップを行うことにより、ホテル実務経験ができますので、インターンシップ終了後の就職にたいへん役に立ちますし、バリ島以外の地区での就職活動にも役立ちます。
このインターンシップは語学学校やエージェントなどが窓口となって対応していますので、ネット等でお調べください。
ホテル求人情報はここで見つけよう
バリ島ホテルの求人情報ですが、インターネットで探すのが一番効率がいいでしょう。
以下のサイトは、ホテル求人をはじめバリ島の多くの求人情報を載せていますので、定期的にチェックしてみましょう。
- BALI JOB|バリ島の求人情報
- Indeed
- インターネットトラベルコンサルティング
- World Post
ホテル求人の業務内容
ホテルが求める日本人スタッフの業務内容は大きく分けて3つあります。
マネージメント
ホテルの現場監督者、マネージャーとして現場を管理運営する業務です。
かなり重要な業務ですので、世界的にメジャーなホテルでは、本部から派遣されてきた専門スタッフがこれにあたりますので、大型リゾートホテルより、小規模なヴィラなどがねらい目かと思います。
また、多くのスタッフの上に立つポジションですから、専門的な知識や経験が求められます。
日本のホテルや海外のリゾートでの勤務経験が真っ先に求められ、また英会話能力もかなり高くないと難しいでしょう。
ハードルが高い業務ですが、給料もやりがいもある仕事ですね。
ゲストリレーション
フロントに立って、お客様のお相手をするポジションです。
特に、日本人客が多いホテルでは、必ず日本人ゲストリレーションの求人があります。
日本語ができるインドネシア人もいますが、やはりお客様から日本人の対応が求められるので、日本人観光客がいなくならない限り、続く業務と思います。
マネージメントに比べ専門能力も責任も大きくないので、このポジションの求人が一番多いかと思われます。
それでも、経験者が優遇されますので、日本やほかの場所での経験やインターンシップの経験があった方が有利です。
また、対応するお客様は日本人だけではないので英語と第3の言語の会話能力も必須です。
マーケティング(セールス)
営業職です。ホテルの売り込みをするお仕事ですね。
特に、日本向けの旅行会社などにホテルの営業を行うポジションで、場合によっては日本への出張などもあります。
こちらは、ホテル業務の経験より、営業の経験の方が重要視されますので、ホテル経験のない方でも採用の可能性があります。
ただし、かなり大きなホテルでない限り、ゲストリレーション担当が日本向けマーケティングも兼務することが多いので、求人自体はそれほど多いとは言えないでしょう。
求人の条件
これまでのホテルの求人を見てみると以下のような条件を設定しているところがほとんどです。
- 大卒以上の学歴で28歳以上
- お客様との意思疎通ができる英会話能力があること
- ホテル業務経験があればなおよい
やはり、英会話能力とホテル経験はかなり重要視されるようです。
また、以下の記事でも説明していますが、外国人労働者雇用の規定により、大卒以上、5年間の実務経験が必要ですので、大卒、28歳以上の条件が付けられています。
>>就労ビザ(ワーキングビザ)を取るための条件
バリ島ホテル求人のまとめ
バリ島での日本人のホテル求人についてご紹介いたしました。
2010年頃は、日本人の旅行者も多く、どこのホテルも日本人観光客対策に力を入れ、日本人のゲストリレーションやマネージャーの求人も多く出ていました。
しかし、日本人旅行者の人数が減るに従い、日本人スタッフの必要性も薄れ現在ではかなり厳しい状況となっています。
それでも、バリ島での日本人求人の中では代表的な職種でもあり、求人数も少ないながらありますので、バリ島への移住、仕事探しを検討されている方は、ぜひホテル求人を探してみてください。
また、ホテルへの就活を成功させるカギは、経験と語学力。
ホテルの経験を積むのは難しいですが、語学力なら本人の努力で向上させることができます。
ただ就職先を探すだけではなく、採用に向けて自身を高める努力を忘れないようにしてください。