
資産や収入はないからバリ島で暮らすためには生活費を稼がなくてはいけない。
バリ島でへ、どうやって生活費を稼げるのだろうか?
移住者、在住者はどうしているんだろう?
日本人が海外で稼ぐにはいろいろな規制があります。
バリ島も同じで、自由に稼げるという訳ではありません。
では、どうしたらバリ島で稼げるようになるのか?
一番堅実な方法は、バリ島の会社に就職し、そこで働き、給料を得る方法です。
そうはいっても、就職先が見つからないとか、事情により就職できないという方もいます。
だから就職以外の稼ぎ方も知りたいですよね。
この記事では、バリ島在住13年の私がこれまで経験したことや見聞きしたことをもとに、
バリ島で稼ぐ方法を5つ紹介します。
この記事を最後まで読んで頂ければ、バリ島で稼ぐ方法がわかります。
その事により、自分はバリ島で生活できるのか?移住できるのか?という判断材料にもなります。
今回の記事をバリ島への移住計画の参考にしてください。
目次
バリ島の会社に就職して稼ぐ
この方法は、バリ島の会社に就職し、就労ビザを取得して働いて給料を稼ぐ方法です。
日本人が就職できる会社はどんな会社でもよいというわけではありません。
就職できるのは外資会社(PMA)もしくは、資本金が8,000万円以上の大規模な内資会社(PMDN)となります。
「俺のところで働いて稼げよ」なんて、仲良くなったインドネシア人から言われたことありませんか?
外国人を雇った事の無いインドネシア人は、外国人を雇えるのは資本が大きい大企業だけという事を知りません。
インドネシア人から誘われたと喜ぶ前に、誘ってくれた方の会社規模などしっかりと調べておきましょう。
利点
- 既存の会社なのでちゃんと仕事さえすれば、すぐに給料がもらえる
- 就労ビザの取得も会社がすべてやってくれる
- 月給制なので、収入も安定している
欠点
- 職探しが必要
- 自分が好むような仕事に巡り合えるかどうかわからない
- 会社就職には年齢や学歴といった条件がある
欠点の中に出てきた「就職には条件がある」という事ですが、これは就労ビザ取得に一定の条件があるため、各会社も採用に同様の条件を付けています。
その具体的な条件は以下の記事をご覧ください。
就労ビザ(ワーキングビザ)取得の条件
難易度
好条件の就職先が見つかれば、難易度は低い。
ただ、自分の条件・希望に合う仕事が見つかるかどうかが問題点です。
場合によっては、就職を優先するために、意に反した仕事をする事もあります。
自分で起業して稼ぐ
自分で会社を興し、そこの取締役(社長)として社員を使って稼ぐ方法です。
日本人資本での会社なので外資会社(PMA)になります。
現在の法律では外資会社は最低8,000万円相当以上の資本が必要。
最低でも2,000万円以上の預金証明がなければ会社設立はできません。。
現在、バリ島内には日本人経営の外資会社が沢山あります。
その大半が従業員が10名以下の小さな会社で、とても資本金8,000万円以上あるとは思えない。
この理由は、5年以上前に設立した会社だから。
5年ほど前に資本投資に関する法律が変わり、外資会社は資本が8,000万円以上となりました。
それまではもっと低い資本金でも外資会社ができたのです。
利点
- 自分の思うような事業ができる
- 事業が成功すれば多額の収入が期待できる
- 投資家ビザが取得でき、KITAS,KITAPが取得できる
KITAS,KITAPとは?
KITASとは、暫時居住許可証のことで、日本でいう在留許可。
KITAPは定常居住許可の事で、永住権に近い許可。
詳細は以下の記事をご覧ください
欠点
- 企業の苦労(事業の成功や起業手続きなど)がある
- 多額の資本が必要
難易度
自分の会社を持つという事は、誰でもあこがれることで、思うような仕事で稼ぐことができるでしょう。
しかし、外国人が起業するには8,000万円相当の資本が必要で、個人レベルでは非現実的。
現在は、日本企業がバリ島に進出と言ったケースがほとんどです。
インドネシア人との合同出資による起業という事もよく行われます。
しかし、現在の出資法では1%でも外国資本が入ったら外資会社となります。
企業への投資
インドネシア国内の企業に投資することにより、その企業から配当金や報酬を得て稼ぐ方法です。
自分で起業をする必要がありませんから、事業リスクも投資額もぐっと抑えられます。
外国人が企業に一定以上の投資をすることにより、投資家ビザが与えられるので、合法的に稼ぎながらバリ島に居樹が可能です。
外国人の投資ですから、投資先は外資企業。
投資額は100万円からできますが、投資家ビザを取得するには1000万円以上の投資が必要です。
この投資家ビザについては、以下の記事で詳しく解説しています。
バリ島投資家ビザ
ビジネスパートナー名義で稼ぐ
インドネシア人パートナーの名義で事業を起こし稼ぐ方法です。
PMA(外資企業)以外に外国人が出資する事はできませんので、自分が出資している事は秘密する必要があります。
そのため、会社の登記簿や営業許可などに、自分の名前を入れることはできません。
このことにより、過去会社乗っ取りや詐欺事件などが起きていました。
最近では、外国人がインドネシア人にお金をしているという形を取って出資するケースが多いそうです。
この場合、ノタリス(行政書士)により、借用書、契約書を作成してもらえば、万一の時の保険になります。
利点
- 自分名義で出資するよりずっと安い資本で起業することができます
- インドネシア人名義なので、起業手続きもぐっと簡単になります
- 事業が当たれば多額の収入も期待できます
欠点
- 就労ビザは取れないのでソシアルビザなどでの滞在となります
- 法律的には自分はその事業とは無関係なので、表立って動くことはできません
- パートナーの裏切りなどのリスクがあります
難易度
信頼できるインドネシア人パートナーが見つかれば、かなり簡単に起業し稼ぐことができます。
現在バリ島にはこのような形でレストラン、カフェ、ブティック、ヴィラなど数多くのお店を経営している外国人がいます。
ただし、一番の問題はビザ。リタイアメントビザが取れる年齢ならいいのですが、そうでなければソシアルビザを使い半年ごとに海外に出る生活をしています。
また、このような方法でのビジネスは本来違法行為。
パートナーの裏切りや周辺の密告などにより、検挙される外国人が時々います。
検挙まで行かなくても、事業を乗っ取られたり、売り上げをごまかされるといったトラブルもよく聞きます。
そのような場合、外国人は違法行為をしているのですから、泣き寝入りという事が多いです。
婚姻ビザによる就労
現在バリ島では、婚姻関係にあるインドネシア人の仕事を外国人が手伝う事が認められています。
インドネシア人と結婚し、その方名義の宿やレストラン、カフェを夫婦で経営し稼いでいる日本人も沢山います。
ビザも婚姻ビザが取れますので、KITAS,KITAPの取得も可能。
結婚相手がいれば、一番安全で確実な方法だと言えるでしょう。
ノマドワークで稼ぐ
会社への就職はしたくない、できない。
自分で会社を興すほどの資金もない。
このような場合、もっとも現実的なのが、ノマドワークです。
ノマドワークとは、一定の事務所、作業所を持たず、場所を移動しながら仕事をするフリーランスのワークスタイル。法律的にはグレーな部分もありますが、現時点ではバリ島でノマドワークをする事は可能です。
ただし、インドネシア国内で仕事を探したり、報酬を得ることはできません。
仕事は、ランサーズなどクラウドサービスを使い日本の仕事を受注。
報酬は、日本の口座で受け取り。
あくまで、日本の仕事をバリ島に来て行っているとする必要があります。
ノマドワークについては、別記事で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてください。
海外ノマド生活はバリ島がおススメ
海外ノマドおススメの仕事と学習方法
海外ノマド生活準備物11選
バリ島で仕事が見つからなければノマドワーク
利点
- あまり資本は必要としない
- 手続きも不要ですぐ仕事ができる
- 一人で稼げる
欠点
- PCスキルなどが必要
- 長期滞在ビザが取れないので、半年ごとに出国しなくてはいけない
- 法的にグレーなので、表立って働けない
- 稼ぎにバラツキがある
難易度
スキルや日本のクライアントとのコネがあれば簡単に稼ぐことができるでしょう。
ただし、最大の問題点がビザです。
長期滞在ビザが取れないので、ソシアルビザなどで半年までしか滞在できません。
何度も入出国を繰り返すとイミグレに目を付けられ、入国拒否にあう事も。
また、稼ぎが安定しないのも問題です。
特にYouTUbeやAdsense,アフィリエイトでの稼ぎはGoogleアップデートでいきなり減収という事もあり得ます。
そしてデジタルノマドは現在のところ、入国管理局も見逃している状況ですが、将来規制が入る可能性もあるかもしれません。特に、税務関係の規制が入る可能性が大きいと思います。
不法就労で稼ぐ
就労ビザなしでの就労や、本来は外国人には認められない業務など完全な不法就労で稼いでいる方も以前は見受けられました。もちろん、違法行為ですので絶対やらないように!
具体的にどんな仕事か一例をあげます
・観光ガイド(ガイドは免許制で、外国人には許可されない)
・接客業(ウエイトレスやセラピスト、ネイリスト等)
・インストラクター(ダイビング、サーフィン、ヨガなど・特別な手続きが必要)
利点
スキルがあれば資本も何も不要です。
欠点
違法行為ですので、常に検挙されるリスクがあります。
もちろん、長期滞在ビザは取れません。
難易度
違法行為ですので、できません!
ダメ!ゼッタイ!
最近FaceBookなどで見かける、在住日本人によるガイドアプリ
オンライン上で質問に答えたり、おススメを紹介する程度でしたら問題になりません。
ただし、実際お客さんを観光地などに案内したら、完全に違法行為です
ガイド免許がない上に、就労ビザもない
気軽にできそうですが、バリ島では違法行為ですので、お気を付けください
おススメの稼ぎ方
一番のおススメの稼ぎ方は、インドネシア企業への就職です。
就労ビザも発給してもらえるので、安心して生活することができます。
そして収入も月給で安定しているので、十分な給料が出る会社に入社すれば生活はかなり安定します。
とはいえ、そんな好条件の就職先が見つかるかどうかというのが問題点ですね。
良い就職先を見つけるには、こまめに情報収集して、アンテナを張り巡らすしか方法はないでしょう。
もし、条件の合う就職先がなかったら
デジタルノマドが第二のおススメになります。
PCスキルがいるとか、長期滞在ビザが取れないといったマイナスポイントはありますが、就職以外と言ったらこれが一番現実的な稼ぎ方ではないでしょうか?
ということでバリ島で稼ぐ5つの方法をご紹介しました。
くれぐれも、法律を守って快適なバリ島生活を送ってくださいね
今回の内容を動画にまとめてありますので、こちらもご覧ください