この記事はインドネシア・バリ島での長期滞在に必要なSKTTについてその取得方法などを紹介した記事です。
KITASを取得しバリ島に移住、長期滞在される方に必要な手続きですので、最後までご覧ください。
SKTTとはResidence Certificateの事で、日本でいう住民票に近いものです。
KITAS(暫時居住許可)を取得し、バリ島・インドネシアに長期滞在をする外国人は、各居住地区の住民課にてこのSKTTを取得しなくてはいけないことになっています。
また、コロナワクチン接種や公共バス高齢者割引などの市民サービスを受けるためにもSKTTの取得が必要です。
この記事では在住者に必要なSKTTの取得方法などについて解説します。
SKTTを取得しないと市民サービスが受けられないばかりか、KITAS延長ができなくなります。
バリ島・インドネシアに移住、長期滞在される方はこの記事を参考に、なるべく早くSKTTを取得しましょう。
2024年から必要書類などが若干変わりましたので、情報修正をいたしました。
SKTT取得以外にも移住、長期滞在にはいろいろな手続きが必要です。
そんな外国人滞在者が行わなくてはいけない手続きについて、以下のページにまとめました。
バリ島移住方法・準備や手続きを時系列で紹介
SKTT取得必要書類をそろえる
SKTTの取得をするためには以下の書類を用意します。
- パスポートのコピー(顔写真が写っているデータ面)
- KITASのコピー
- STM(警察届出書)のコピー
- スポンサーのKTP(IDカード)コピー
- Domisili(村発行の居住証明書)
- 背景が赤の照明用写真2X3cm 3枚
- Form Biodata(SKTT取得申請用紙)
- 前年のSKTT原本(前年にSKTTを取得している者)
- Acta Kawin(結婚証明書)独身者は不要
必要書類について補足説明をします。
SKTTを取得するにはインドネシア人のスポンサー(保証人)が必要です。
スポンサーは同じバンジャールの人でなくてはいけません。
VISA取得の時のスポンサーと同じ方でも構いませんが、必ず居住しているバンジャールに在住の人を選んでください。
Domisiliは居住地区のバンジャールに依頼。
なるべく新しいもので、「Untuk SKTT」とSKTT取得用であることを明記してもらう必要があります。
KITAS取得などその他の用途のものとの使いまわしはできません。
また、バンジャール長と村長のサイン、押印がある事を確認してください。
Acta Kawinはインドネシア人と結婚している外国人のみ必要です。
独身の方や、配偶者がインドネシア人でない方は必要ありません。
SKTT取得申請書書き方見本
Tempat Lahir/Place of Birth(出生地)ですが、パスポートに記載されている「本籍」をパスポート通りに記入してください。
SKTT取得手続き方法
上記書類をもって、居住している県の住民局(Catatan Sipil)に届け出を行います。
書類がちゃんとしていれば、数十分でSKTTを発行してくれます。
ギャニャール県の場合は、以下の行政機関で手続きを行います。
Mall Pelayanan Publik (MPP) Kabupaten Gianyar
住所:Jl. Raya Buruan, Buruan, Kec. Blahbatuh, Kabupaten Gianyar, Bali 80581 インドネシア
SKTTの取得費用は、無料ですがDimisiliを取得する際、バンジャールなどが手数料を請求する場合があります。
費用はバンジャールによってまちまちです。
なお、今回説明したSKTTの必要書類や手続き方法はギャニャール県の物ですので、県によっては書類や手続きに違いがあるかもしれませんので、必ず事前に居住県の住民局に問い合わせをしてください。
デンパサール市の場合は、窓口に行かなくてもすべてオンラインで手続きができるそうです。
これから、各地区もそうなっていくようですね。
SKTTの発行とインドネシアNIKの付与
SKTTが申請され、内容に問題がなければ、SKTTが発行されます。
以前は、小さなカードを発行していましたが、現在はA4の用紙となっています。
右下にあるQRコードを読み込むと、パスポート番号、KITAS番号、住所、氏名といった登録情報にアクセスすることができます。
また、上段にNIKという16桁の番号が記載されています。
NIKはインドネシア国民のID番号(日本でいうマイナンバーと思ってください)で、SKTT登録した外国人にも与えられます。
このNIKですが、例えばコロナワクチン接種をした人の管理などにも使われました。
あまり知られていませんが、SKTTで与えられるNIKは用途が結構あるので、KITASを取得したら速やかにSKTT取得をした方が、今後の生活の中で便利になるかと思います。
SKTTはいつまでに取得すればいいのか?
インドネシアの法律では
- KITAS取得後30日以内に国家警察および居住区管轄の警察に届け出を行いSTM(居住区管轄警察届出証明書)を取得する
- STMを取得したら14日以内に居住県の住民局に居住開始を届け出てSKTT(居住証明)を取得する
となっています。
今のところ、実生活においてSKTTの取得を調べるようなことや使用する事はめったにありません。
その為、ついつい手続きが遅くなりがちですが、法律に準じて早めにとるようにしましょう。
STMの取得はビザエージェントが代理手続きしてくれます。
でも、居住地区の警察署にパスポートのコピーとKITASのコピーを持って行けばすぐに登録ができます。
費用もRp30,000程度ですので、こちらも自分で取得されることをおススメします。
ちなみにSKTTの有効期限はKITAS取得後1年間となっていますので、KITAS更新のたびに、SKTTも再取得しなくてはいけません。
SKTT申請・取得方法のまとめ
外国人がバリ島に住むにはいろいろな面倒な手続きが必要です。
SKTT取得もその手続きの一つで、KITASを取得、延長したら必ずSKTTも取得しなくてはいけません。
今回説明した必要書類がちゃんとそろっていれば、手続き自体は面倒なものではありません。
ギャニャール県の場合SKTTの取得申請はエージェントや代理人は不可となっていますので、面倒でも本人が県の住民局に行って行ってください。
デンパサール市やバドゥン県はSKTT取得もエージェントが行っているそうですので、エージェントにご相談ください。