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インドネシア・バリ島SKTT取得ガイド|外国人の居住証明手続き完全マニュアル

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申請書類

この記事ではバリ島に移住、長期滞在をする外国人がITAS(居住許可)を取得、延長した後に行わなくてはいけないSKTTの申請・取得方法を解説した記事です。
SKTT取得は外国人移住者が必ず行わなくてはいけない手続きで、またこれを取得することによって市民サービスがきちんと受けられるようになるので、忘れずに必ず行いましょう。

バリ島への移住を計画している方にとって、ITAS(居住許可証)の取得、延長後に必要となる手続きの一つが SKTT(Surat Keterangan Tempat Tinggal) の取得です。
SKTTは、インドネシアにおける外国人の居住証明書であり、日本の住民票に相当する重要な書類です。
これを取得することで、銀行口座の開設や公共サービスの利用、ビザの延長手続きなど、日常生活における多くの手続きがスムーズに進むようになります。

SKTTの有効期限は1年です。
そのため、ITAS取得後はもちろん、1年ごとのITAS更新時もSKTTの更新が必要になります。

本記事では、SKTTの申請、更新に必要な書類や手続きの流れを詳しく解説します。
特に、ITAS取得者はこのSKTTの申請・取得が義務つけられており、公共サービスを適正に受けるためにもITAS取得後できる限り早く申請・取得することをお勧めします。

また、ITAP(恒久居住許可)を取得したらSKTTではなく、KK(世帯・家族証明書)とKTP-Asing(IDカード)を取得しますが、その情報も記事後半で紹介いたします。

また、地域によって申請方法や必要書類が異なる場合があるため、居住地の住民局(Catatan Sipil)で最新の情報を確認してください。
これにより、無駄な手間や時間を省き、スムーズにSKTTを取得することができます。

バリ島での生活をより快適にするために、SKTTの取得は欠かせません。
必要な情報をしっかりと把握し、手続きを進めていきましょう。

SKTT取得以外にも移住、長期滞在にはいろいろな手続きが必要です。
そんな外国人滞在者が行わなくてはいけない手続きについて、以下のページにまとめました。
バリ島移住方法・準備や手続きを時系列で紹介

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この記事を書くにあたり以下のサイトを参考にさせて頂きました

領事館関連情報|在インドネシア日本国大使館
インドネシア外国人就業規則・在留許可|JETRO

動画でも解説しております

SKTT取得、延長申請に必要書類をそろえる

SKTTの取得をするためには以下の書類を用意します。
新規取得時も延長申請時もほぼ同じ書類が必要となります

  • パスポートのコピー(顔写真が写っているデータ面)
  • KITASのコピー
  • STM(警察届出書)のコピー
  • スポンサーのKTP(IDカード)コピー
  • スポンサーのKK(世帯・家族証明書)
  • Domisili(村発行の居住証明書)
  • 背景が赤の照明用写真2X3cm 3枚
  • Form Biodata(SKTT取得申請用紙)
  • 前年のSKTT原本(前年にSKTTを取得し延長をする者)
  • Acta Kawin(結婚証明書)独身者は不要

必要書類について補足説明をします。

SKTTを取得するにはインドネシア人のスポンサー(保証人)が必要です。
スポンサーは同じバンジャールの人でなくてはいけません。
VISA取得の時のスポンサーと同じ方でも構いませんが、必ず居住しているバンジャールに在住の人を選んでください。

Domisiliは居住地区のバンジャールに依頼。
なるべく新しいもので、「Untuk SKTT」とSKTT取得用であることを明記してもらう必要があります。
KITAS取得などその他の用途のものとの使いまわしはできません。
また、バンジャール長と村長のサイン、押印がある事を確認してください。

Acta Kawinはインドネシア人と結婚している外国人のみ必要です。
独身の方や、配偶者がインドネシア人でない方は必要ありません。

SKTT取得申請書書き方見本

SKTT申請書書き方見本1
SKTT申請書書き方見本2

Tempat Lahir/Place of Birth(出生地)ですが、パスポートに記載されている「本籍」をパスポート通りに記入してください。

SKTT取得手続き方法

上記書類をもって、居住している県の住民局(Catatan Sipil)に届け出を行います。
書類がちゃんとしていれば、数十分でSKTTを発行してくれます。

ギャニャール県の場合は、以下の行政機関で手続きを行います。
Mall Pelayanan Publik (MPP) Kabupaten Gianyar
住所:Jl. Raya Buruan, Buruan, Kec. Blahbatuh, Kabupaten Gianyar, Bali 80581 インドネシア

SKTTの取得費用は、無料ですがDimisiliを取得する際、バンジャールなどが手数料を請求する場合があります。
費用はバンジャールによってまちまちです。

なお、今回説明したSKTTの必要書類や手続き方法はギャニャール県の物ですので、県によっては書類や手続きに違いがあるかもしれませんので、必ず事前に居住県の住民局に問い合わせをしてください。

デンパサール市の場合は、窓口に行かなくてもすべてオンラインで手続きができるそうです。
これから、各地区もそうなっていくようですね。

SKTTの発行とインドネシアNIKの付与

SKTTのサンプル

SKTTが申請され、内容に問題がなければ、SKTTが発行されます。
以前は、小さなカードを発行していましたが、現在はA4の用紙となっています。

右下にあるQRコードを読み込むと、パスポート番号、KITAS番号、住所、氏名といった登録情報にアクセスすることができます。

また、上段にNIKという16桁の番号が記載されています。
NIKはインドネシア国民のID番号(日本でいうマイナンバーと思ってください)で、SKTT登録した外国人にも与えられます。

このNIKですが、例えばコロナワクチン接種をした人の管理などにも使われました。
あまり知られていませんが、SKTTで与えられるNIKは用途が結構あるので、KITASを取得したら速やかにSKTT取得をした方が、今後の生活の中で便利になるかと思います。

SKTTはいつまでに取得すればいいのか?

インドネシアの法律では

  • KITAS取得後30日以内に国家警察および居住区管轄の警察に届け出を行いSTM(居住区管轄警察届出証明書)を取得する
  • STMを取得したら14日以内に居住県の住民局に居住開始を届け出てSKTT(居住証明)を取得する

となっています。
今のところ、実生活においてSKTTの取得を調べるようなことや使用する事はめったにありません。
その為、ついつい手続きが遅くなりがちですが、法律に準じて早めにとるようにしましょう。

STMの取得はビザエージェントが代理手続きしてくれます。
でも、居住地区の警察署にパスポートのコピーとKITASのコピーを持って行けばすぐに登録ができます。
費用もRp30,000程度ですので、こちらも自分で取得されることをおススメします。

ちなみにSKTTの有効期限はKITAS取得後1年間となっていますので、KITAS更新のたびに、SKTTも再取得しなくてはいけません。

ITAPを取得したら?

ITAP(恒久居住許可)を取得したら、KK(世帯・家族証明書)とKTP-Asing(身分証明カード)を取得します。
このKKとKTP-Asingは、居住・住民登録済みであることが証明できるので、SKTTは取得する必要はありません。
このKKとKTP-Asingの申請方法はSKTTのそれとほぼ同じです。
ただ、必要書類が一部変わるので、事前に地域の住民局に問い合わせることをお勧めします。

KKとは?

KKとは、世帯、家族証明書で、家族全員の氏名と続柄などが記載された、日本の戸籍と住民票が一体化したような書類です。
これには居住地も記載されているので、居住証明にもなります
以下は筆者のKK(Kartu Keluarga)です。

筆者のKK

筆者は独身なので、筆者のみの記載となっていますが、家族がいる場合は配偶者や子供が記載されます。
また、世帯主(Kepala Keluarga)は、筆者になっています。
このKKは本人が原紙を保管することになっているので、大切に保管しておきます。
中にはラミネート加工をして保管している方もいるそうです。

出産や結婚などで家族が増えたり、引っ越しで住所が変わったら、住民課に届け出をして修正をしてもらいます。

KTP-Asingとは

KTPとは、インドネシアの身分証明書(IDカード)で、外国人もITAPを取得すればKTPが取得できます。
外国人のKTPはKTP-Asingと呼ばれ、カードはピンク色になります。
インドネシア国民の場合KTPはブルーです。

また、KTP-Asingは常時携帯が義務つけられていますので、皆さんお財布の中にしまっているようです。
以下は筆者のKTP-Asingです。

筆者のKTP-Asing

KTPは身分証明書ですので、いろいろなシーンで身分を証明する公的書類として利用できます。
外国人が何らかの手続きをする際、身分証明書としてパスポートを提出しますが、KTP-Asingで代用できます。
※もちろん、国際線飛行機の搭乗時や海外での身分証明はパスポートになります。

インドネシア国民はKTPの有効期限は無期限(亡くなるまで有効)ですが、外国人の場合ITAP有効期限(5年)がKTP有効期限になります。
そのため、5年ごとにKTP-Asingの延長手続きが必要になります。

ちなみにNIKは最初にSKTTを取得した際に決められ、ITAPを取得しKTP-Asingを作った場合でも同じNIKを使用します。
多分、亡くなるまで有効かと思いますが、ITAPを廃棄して帰国した場合はどうなるかは未確認です。
もし、ご存じの方がいたら、コメントで教えてください。

SKTT申請・取得方法のまとめ

外国人がバリ島に住むにはいろいろな面倒な手続きが必要です。
SKTT取得もその手続きの一つで、KITASを取得、延長したら必ずSKTTも取得しなくてはいけません。

今回説明した必要書類がちゃんとそろっていれば、手続き自体は面倒なものではありません。
ギャニャール県の場合SKTTの取得申請はエージェントや代理人は不可となっていますので、面倒でも本人が県の住民局に行って行ってください。
デンパサール市やバドゥン県はオンラインで申請が可能とのこと。
これからバリ島の各県もオンライン申請になっていくかと思います。

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