この記事では、バリ島に移住するために必要最低限の条件や手続き、事前準備について紹介しています。
バリ島に移住したいという熱意は必要ですが、それだけでは移住はできません。
何が大切で、何をしなくてはいけないかをこの記事から知って、トラブルのないバリ島移住を検討してください
バリ島など海外に移住するには「移住したい」「移住するんだ」という熱意が大切。
しかし、熱意だけでは移住はできません。
移住するための条件や手続き、準備をしっかりとクリアーしておかないと、移住してもトラブルに巻き込まれ、結局移住に失敗してしまいます。
この記事では、それら移住するために必要な条件、手続き、事前準備項目を就労移住とリタイア移住に分けて紹介していきます。
熱意ややる気さえあればなんとかなる!
なんて精神論だけではどうにもならないのが海外移住。
バリ島移住を検討している方は、記事を読み、何をしなくてはいけないのかをしっかりと考えてトラブルないバリ島移住を実践してください。
バリ島移住の条件
熱意だけでは、バリ島移住は成功しません。
まずは、バリ島移住をするための条件に付いてピックアップしますので、この条件がクリアーできるか、クリアーするにはどうしたらいいのかを検討してください。
有効なビザが取得できるか
旅行者としてバリ島を訪れるのなら、観光ビザに相当するVOA(Visa on Arrival)があれば大丈夫。
VOAは空港窓口やオンラインで簡単に取得できます。
しかし、移住をするには、長期滞在用のビザが必要。
まずは、この長期滞在用のビザが取得できるかどうかが、第一の条件です。
長期滞在用のビザが取得できず、旅行者用のビザで滞在している人もいます。
しかし、旅行者用ビザでは半年しか滞在できず、何度も入出国をしていると不法就労や不法滞在を疑われます。
ちゃんと移住するのなら、まずは長期滞在用のビザを取得しましょう。
長期滞在用のビザにつては以下の記事で詳しく紹介していますので、ご一読ください。
バリ島移住の最低条件・ビザの種類と取得方法
居住地が確保されているか
長期滞在ビザや居住許可(KITAS)を取得するには、きちんとした居住地が決まっていなくてはいけません。
どこに住んでいるかわからないような外国人に、ビザや居住許可は出せないことは理解できますよね。
居住地は、ホテルやゲストハウス(民宿)でも構わないので、しっかりと決めてからビザ申請を行いましょう。
なかなか良い居住地が決まらず、とりあえずホテルなどで申請される方もいます。
しかし、居住地を変えるとその都度、移民局や警察に申請が必要。
お金も時間もかかるので、最初から長期滞在できる居住地を決めておくのが良いでしょう。
移住用の住宅の探し方については以下の記事をご覧ください。
移住の条件・失敗しない居住地の探し方
生活に必要な収入があるか
いくら物価が安いバリ島といっても、生活費はかかります。
家賃や食費、電気、ガス、水道代。さらにネット代や交通費などなど。
それら生活費を賄える収入や貯金がしっかりと計画立てていることも大切です。
リタイアメントの方なら、年金や貯金が主な収入源になると思います。
就労目的の方なら、就職先の確保や会社設立などが条件になります。
これら収入源がしっかりしていないと、ビザや居住許可はおりませんし、移住生活も楽しめませんので、収入源の計画はしっかりと立てておきましょう。
バリ島での稼ぎを収入源にしようと考えている方は、以下の記事を参考にしてください。
バリ島で生活に必要な収入を確保する5つの方法
医療保険に加入しているか
バリ島移住生活での大きな心配点が医療だと思います。
バリ島には、公立、私立の病院があり、特に外国人向けのインターナショナルホスピタルもそろっています。
日本ほど医療レベルは高くありませんが、大きな病気、けがでなければ対応が可能。
しかし、心配なのは医療費です。
バリ島にも国民健康保険BPJSがありますが、外国人は加入が制限されています。
また、その補償レベルも外国人には満足いくものではありません。
多くの移住者はプレデンシャルやアフラックといった企業保険に加入しています。
万一の病気、けがに備えてこれら医療保険に入っておくのも大切なことです。
バリ島移住者向けの医療保険については以下の記事で解説していますので、ご一読ください。
安心して移住生活を送る最低条件・移住者向け医療保険について
現地の文化、法律を順守できるか
バリ島に移住するということは、バリ島に住まわせていただいているということ。
謙虚な気持ちで現地の文化や法律を守ることが大切です。
日本に比べてインドネシアはまだまだレベルが低いから、日本人の私が指導してやろう。
お金を払って住んでやっているのだから、融通を聞かせろ。
こんな考えを持つ移住者がたまにいますが、そういう方は必ずと言っていいほど早期に帰国していきます。
尊敬の念をもって、バリ島の文化を楽しみ、協力し、法律をしっかりと守る。
こんな気持ちがなければ、移住はうまくいきませんね。
バリ島移住前の準備や手続き
バリ島移住のために日本を出発する前にやっておく準備や手続きを説明します。
就労移住の場合
- 就活に向けての準備
- ロングステイビザの取得
- 荷物の整理
- 健康管理
- 各種手続き
- 携帯電話の準備
- 航空券の手配
- 転出届の提出
リタイア移住の場合
- ロングステイビザの取得
- 荷物の整理
- 健康管理
- 各種手続き
- 携帯電話の準備
- 航空券の手配
- 転出届の提出
ロングステイビザの取得
ロングステイビザ(B211Aビザ)は、最長180日間滞在できるビザです。
また、このビザは申請することにより就労ビザやリタイアメントビザに書き換えることができます。
ロングステイビザの取得方法は以下ページにて解説してあります。
バリ島ロングステイビザ取得方法
観光旅行の時に使われるVOA(到着ビザ)は、最長60日しか滞在できず、また就労ビザやリタイアメントビザ、ロングステイビザへの書き換えができません。
就労ビザやリタイアメントビザを取得する場合は、日本やシンガポールなどへの出国が必要ですので、移住目的の場合はまずはこのロングステイビザの取得をしておきましょう。
就活の準備
バリ島で就職、就労希望の方は、まず就職先の調査、スキル技術の習得、そして就労ビザ取得のために必要な書類の準備から始めましょう。
日本にいる間に、ネットなどで就活をして就職先を決めてからバリ島へ渡航という方法もありますが、私はバリ島で就職先を探すことをおススメします。その理由は以下の記事を読んで頂けるとわかっていただけると思います。
>>バリ島の仕事探しは現地で探すのが成功への近道
就労ビザ取得のために必要書類については、以下記事に詳しく書いてあるので、ぜひご一読ください。
>>就労ビザを取るための条件
荷物の整理
自分の荷物整理を行いましょう。
バリ島に持っていくもの、日本に残しておくもの、不用品の整理。
この機会に断捨離などするといいかもしれません。
冬服などはバリ島では必要ありませんが、日本一時帰国時に使う事もありますので、何着かは残しておきましょう。
健康管理
バリ島は日本に比べ医療レベルが送れていると言われています。
また、医療費や医療保険の問題もあるので、日本にいる間に悪いところは直しておきましょう。
バリ島ではよい歯医者が少ないので、日本にいる間に歯はすべて治しましょう。
眼鏡も予備を作っていったほうがいいですね。
高齢者の方は、健康診断を受けて、持病がある方は薬などをどうするか、掛かりつけのお医者さんに相談しておきましょう。
各種手続き
日本を長期で離れるとなると、いろいろ面倒な手続きがあります。
- 失業保険の手続き
- 生命保険の加入(ビザ取得条件)
- クレジットカードや銀行口座の開設(必要ならば)
- クレジットカードや銀行口座などの住所を変更する
- 運転免許の事前更新
- などなど
長期滞在ビザ取得の条件に生命保険加入があります。
安い保険でいいので加入しておきましょう。
現在住んでいるところを引き払って移住される方は、銀行などの届け出住所を連絡の取れるところ、例えば実家や、家族、兄弟の家に変更しましょう。
運転免許証の事前更新について、以下記事で詳しく説明しておりますので、ご一読ください。
>>海外移住する前に運転免許証の更新をお忘れなく
携帯電話の準備
携帯電話の契約が残っていると、通話をしなくても料金が発生します。
契約を解約するか、休眠させましょう。
携帯電話の解約については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
>>海外移住をするとき携帯電話は解約しよう
また、日本で使っていた携帯電話、スマホをバリ島で使うにはSIMフリーにしなくてはいけません。
通信会社の営業所に相談してSIMフリーにしましょう。
もし、SIMフリー化が出来なければ、バリ島にて新たな携帯、スマホを調達しましょう。
航空券の手配
航空券を手配します。
長期滞在ビザやB211Aビザ(ロングステイビザ)があれば、日本からバリ島への片道航空券で渡航できます。
ただし、VOAビザ(観光ビザ・到着ビザ)で渡航する場合は、帰国するため、もしくはインドネシアから出国するための航空券がなければ、渡航できません。
往復チケットを用意するか、インドネシアから第3国で出国するためのチケットを用意しましょう。
転出届の提出
移住するときは、転出届を出して住民票を抜きます。
ただし、健康保険などの関係で、住民票を抜かないという判断もありますので、各自どうするか検討しておいてください。
住民票を抜いたら、そのまま健康保険組合の脱退と年金支払いの停止手続きを行います。
シニア層ですでに年金受給年齢に達していたら、受給方法などを年金事務所で相談してみてください。
移住時に住民票を抜くか残すか?について以下の記事で詳しく解説しておりますので、どうするかお悩みの方はぜひご一読ください。
>>海外移住時、住民票は残す?それとも抜く?
2024年5月よりマイナンバー法の改正があり、海外移住者でもマイナンバーカードの保有が可能となりました。
役所に転出届を出す際、手続きをしてマイナンバーをそのまま所持が可能。
ただし、住所は「海外」となります。
移住時のマイナンバーの取り扱いについては、以下の記事で詳しく説明しておりますので、ご一読ください。
>>海外移住者のマイナンバー問題について
参考記事
参考までに東京都渋谷区の海外転出時の届け出手続きを解説したサイトをご紹介します。
>>国外転出届(渋谷区から海外へ)|渋谷区公式サイト
手続きの詳細は自治体ごとに違いますので、ご自身が住んでいる自治体に海外転出時の届け出について問い合わせてください。
バリ島到着後の準備や手続き
バリ島に到着したら、まずやらなくてはいけない事を説明します。
就労移住の場合
- 到着ビザ(VOA)の取得
- 安価な仮の滞在先に宿泊する
- 携帯電話の手配
- 就職活動
- 短期滞在ビザの取得(必要な場合)
- 正規住宅を探す
- 長期滞在ビザ取得
- KITAS取得
リタイア移住の場合
- 到着ビザ(VOA)の取得
- 安価な仮の滞在先に宿泊する
- 携帯電話の手配
- 正規住宅を探す
- スタッフ探し
- 長期滞在ビザ取得
- KITAS取得
到着ビザ(VOA)の取得
ロングステイビザ(B211Aビザ)を取得していない方は到着ビザ(VOA・観光ビザ)の取得が必要です。
VOAで入国した場合、就労ビザやリタイアメントビザを取得する場合、日本やシンガポールなどへの出国が必要ですので、移住目的の場合は事前にロングステイビザの取得をお勧めします。
到着ビザ(VOA)の取得・延長方法は以下の記事にて詳しく解説しておりますので、ご一読ください。
>>観光ビザの取得、延長方法について
安価な仮の滞在先に宿泊する
バリ島に到着したら、とりあえずホテルや安宿に滞在します。
日本からだと安いロスメンや長期住むためのアパート、ヴィラの情報がなかなか手に入りませんので、とりあえずホテルなどに滞在して、良い家を探しましょう。
携帯電話の手配
日本から携帯電話、スマホを持ち込んできた方はSIMカードを調達します。
一番手っ取り早いのはデンパサール空港の到着フロアーにあるSIMカード売店で買うといいでしょう。
安いものを探すのでしたら、街中の携帯電話屋さんなどを探してみましょう。
SIMカードを購入する場合は、使用者登録をしなくてはいけませんので、パスポートをお持ちください。
携帯電話、スマートフォンを手配する場合は、デンパサール中心にあるトゥクウマール通りがおすすめです。
携帯電話屋さんが数多く揃っています。
i-Phoneはかなり高額ですが、ASUSやOPOOといった中国製の製品ならかなり安く手に入ります。
また、日本から持ってきた携帯電話やスマートフォンをバリ島で長期間(90日以上)使用する場合は、IMEI登録と関税の支払いが必要です。
このIMEI登録と関税については以下の記事で詳しく説明してありますので、ご一読ください。
スマホのIMEI登録と持ち込み関税
就職活動
就職希望者は就職活動を行いましょう。
ネットや友人など様々な方法で仕事先を探しましょう。
バリ島の日本人求人状況についてまとめましたので、ぜひご一読ください。
>>バリ島で働く!日本人におススメな求人はこれ!
正規住宅を探す
ホテル滞在中に正式な家探しをしましょう。
日本にいるときネットでも探せますが、やはり現状を見ないと、あとあとトラブります。
必ず、現物を確認してから契約をしましょう。
就職希望の方は、就職先によっては引っ越さなくてはいけないこともあります。
就職先が正式に決まるまでは仮の宿という事で正式契約はしないほうがいいですよ。
バリ島での家探しの方法や注意点などは以下の記事にまとめてありますのでご一読ください。
バリ島失敗しない家探し
スタッフを探す
リタイアメントビザを取得される方は、お手伝いさんや運転手などスタッフの雇用が必要です。
このスタッフを探しましょう。
スタッフ探しはビザエージェントなどが相談に乗ってくれます。
長期滞在ビザ取得
就職希望の方の就労ビザは就職先が手配します。
就職が決まったら、必要書類などを提出して、ビザが降りるまで待ちましょう。
その間の滞在ビザなどをどうしたらいいのかは、就職先と相談してください。
リタイアメントビザの方は、友人などからビザエージェントを紹介してもらい、そこにビザ取得を依頼しましょう。
少々、費用は掛かりますが、確実に取得できます。
長期滞在ビザの一つ、就労ビザは取得に大変時間がかかります。
なぜ時間がかかるのか、どんな手続きが必要かは以下の記事にて詳しく解説しております。
>>バリ島就労ビザ取得方法
KITAS取得
就労ビザやリタイアメントビザなど長期滞在用ビザを取得したらKITASを取得します。
KITASとは暫時居住許可と言って、年単位の長期滞在ができる許可証で、移住、長期滞在をするには絶対に必要な許可です。
就職される方は会社からの指示で、リタイアメントの方はビザエージェントの指示に従いKITASを取得してください。
KITAS取得の方法や延長手続きについては以下の記事で詳しく解説しております。ぜひご一読ください。
>>バリ島のKITAS取得・延長方法
KITAS取得後の準備や手続き
KITASも取得したら、これで手続きも終了というわけではありません。
ここではKITAS取得後に必要な手続きを紹介します。
就労移住の場合
- SKTT取得
- NPWP取得
- 銀行口座開設
- 保険加入
- ネット環境の構築
- バイク手配
- KITAS延長手続き
リタイア移住の場合
- SKTT取得
- 銀行口座開設
- 保険加入
- ネット環境の構築
- バイク手配
- KITAS延長手続き
SKTT取得
KITASを取得したら、次にSKTTを取得します。
SKTTとは、外国人の住民登録のようなもので、居住地の住民局に届け出をします。
手続き自体はそれほど難しくなく、また原則費用は掛かりません。
SKTT取得については以下の記事で詳しく説明しております。
>>SKTTの取得方法と準備書類
NPWP取得
NPWPとは納税者番号の事で、税務署に行って取得します。
これは就労して所得がある外国人だけで、リタイア移住の方は必要ありません。
NPWPは毎月の納税手続きの時必要ですが、通常納税手続きは会社が行いますので、NPWP取得手続きも会社と相談して行いましょう。
銀行口座開設
KITASを取得すれば、自分で銀行口座が開設できます。
銀行口座があれば、日本からの送金の受け取りもできますし、デビットカードの作成や電子マネーの利用などかなり便利なので、ぜひ口座開設しましょう。
銀行口座の開設方法は以下の記事で詳しく解説しています。
>>バリ島で銀行口座を開設する方法
保険加入
日本で生命保険に入っていても、バリ島での治療費はカバーできないでしょう。
バリ島でも使える保険というと、海外旅行保険やクレジットカード付帯保険、そして現地の保険となります。
また、就労ビザで滞在している外国人は会社を通じてBPJSというインドネシアの健康保険に加入することもできます。
どんな保険が良いのかは、人それぞれですので、情報を集めて最良の保険に加入しましょう。
バリ島での医療費と医療保険については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>バリ島の医療費と医療保険について
ネット環境構築
今はネット社会、バリ島でもインターネットが無いと不便さを感じます。
バリ島には、Free-Wifi,3G/4G回線、光回線といろいろなネット接続方法がありますが、使用頻度などでどの回線を使うか決めたらいいでしょう。
バリ島でのネット環境については以下の記事が詳しく解説しております。
>>バリ島のネット環境について
バイク手配
短期の旅行ならタクシーやカーチャーターを使えばいいのですが、移住ともなると、日常的な交通手段が必要です。
資金に余裕があれば、運転手付きの車を手配すればいいのですが、そこまで資金的に余裕がなければ、バイク免許を取ってバイクを購入することになります。
バイク免許の取得方法について以下の記事で解説しております。
>>バリ島バイク免許取得手続き
新車バイクの購入方法は以下の記事をご覧ください。
>>バイクを買うなら新車がおススメ
KITAS延長手続き
KITASは1年限定の居住許可で、毎年延長手続きが必要となります。
延長手続きは最大4回行うことができ、トータルで5年間の滞在ができます。
この延長手続きは就労移住の方は会社で、リタイア移住の方はビザエージェントい依頼してください。
日本本帰国時の準備や手続き
退職や都合により、日本に本帰国する場合にやるべきことを説明します。
本帰国とは、日本に帰りもう戻ってきませんよという帰国の事です。
一時的な帰国である一時帰国に対して本帰国という形で使われます。
就労移住の場合
- 退職手続き
- 保険の停止
- NPWPの廃止
- 銀行口座の閉鎖
- 各種サービスの停止
- 荷物の整理
- バイクの処分
- 帰国航空券の手配
- EPOの取得
- 帰国
リタイア移住の場合
- 保険の停止
- 銀行口座の閉鎖
- 各種サービスの停止
- 荷物の整理
- バイクの処分
- 帰国航空券の手配
- EPOの取得
- 帰国
退職手続き
会社で働いていた方は、会社を退職することになります。
退職する際必ず、退職証明(離職証明書)を会社よりもらってください。
退職証明が無いと、この後のNPWPの停止や保険の停止などができなくなります。
保険の停止
加入していた保険を停止します。
会社を通じてBPJSに加入していた方は会社が停止手続きを行います。
また、BPJS以外の保険に関しては保険会社に申し出て停止手続きをしましょう。
保険に種類によっては、積立金などが帰ってくることもあります。
NPWPの廃止
NPWPを取得していた方は、税務署に行ってNPWPの抹消を行います。
この抹消が正しく行われていないと、ずっと会社に在籍していたことになり、所得税を請求されることもあります。
確実に抹消しましょう。
銀行口座の閉鎖
もうバリ島に戻ってこないのなら、銀行口座を閉鎖しましょう。
インドネシアの銀行は、毎月口座維持費を取られるので、ちゃんと閉鎖しないと、この維持費を請求される可能性があります。
各種サービスの解約
長年バリ島に住んでいると、いろいろなサービスや会員登録などしていることがあります。
中には定期的な会費などもかかる事もありますので、帰国時にはこれらサービスもちゃんと解約しておきましょう。
荷物の整理
長年住んでいると、思った以上に荷物が増えます。
日本に持ち帰らないもの、不要なものは整理しましょう。
よく帰国される外人さんは不用品をガレージセールなどで売却しています。
バイクの処分
バイクの処分も必要です。
街中には中古車屋さんがたくさんあり、買取もしています。
外国人は定期点検やオイル交換をちゃんとやるので、意外と高値で引き取ってくれることもあります。
運転免許は、期限が来れば勝手に使用できなくなりますから、特別な手続きは不要です。
記念に持ち帰りましょう。
帰国航空券の手配
帰りの航空券の手配をしましょう。
この場合は日本までの片道航空券で大丈夫です。
EPOの取得
EPOとは、KITASを廃棄するための手続きです。
日本帰国などでKITASを廃棄する場合は、必ずこのEPO手続きが必要です。
EPO手続きをせずに帰国した場合、次回インドネシアに入国した時、罰金などのペナルティーを課せられることがあります。
病気などの緊急帰国でEPO手続きをせずに日本に帰国した場合は、日本のインドネシア領事館でもEPO手続きができるそうです。
EPOについての詳細は以下記事をご覧ください。
>>インドネシアEPO手続きを解説
日本へ帰国
すべての手続き準備が終了したら、日本へ帰国となります。
立つ鳥跡を濁さずではありませんが、ちゃんと綺麗にしてから帰国するようにしましょう。
今回は、バリ島移住から日本本帰国までに行う手続きや準備などを解説しました。
ほとんどの事が網羅されているかとは思いますが、場合によっては追加の準備や手続きが必要な場合もあります。
ヌケや間違いのないよう、十分注意して移住手続きを行ってください。