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バリ島移住のリアル|直面する5つの困難と克服法

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バリ島移住生活は本当に楽なのか?

この記事ではバリ島移住をするにあたり乗り越えなくてはいけない5つの困難を紹介しています。
記事を読むことによって、移住するにあたって直面が予想される問題点、トラブルが予想されるでしょう。
あこがれのバリ島移住を成功させるためにも、この記事を最後まで読んで、起こりうる困難を予想し対策を検討しましょう。

バリ島移住は「南国でのんびり暮らしたい」「物価が安く、毎日がリゾート気分」といったイメージから、多くの人が一度は憧れるライフスタイルです。
実際、SNSやYouTubeなどでは、美しいビーチや自然の中で過ごす優雅な日常を発信する移住者も多く、夢が膨らむのも当然でしょう。

しかし、現地に住んでみると、その理想とは裏腹にさまざまな「現実的な困難」に直面することも少なくありません。
ビザの取得・更新の煩雑さや、希望通りの住まい探し、予想以上に高額な医療費、生活費の確保、言葉や文化の壁、さらには想像以上に時間の流れが緩やかなローカル文化への適応など、日本とは異なる暮らしの中で戸惑う場面が多々あります。

この記事では、そうした「バリ島移住のリアル」に焦点を当て、特に多くの移住希望者が悩みがちな5つの困難について、その原因と具体的な対策を紹介していきます。

憧れだけで決断せず、現実としっかり向き合いながら準備を進めることで、失敗のないバリ島ライフを実現しましょう。

生活費の確保

バリ島での生活をするにはお金が必要。
その資金、どうしましょうか?
まずは満足な生活を送るための資金や収入源を考えましょう。

バリ島で仕事探し

きつい仕事

バリ島は観光の島、ちょっと探せば仕事なんてすぐに見つかるさ!
こんな考えでは、バリ島での仕事探しはうまくいきませんし、見つかったとしても簡単で緩い仕事などありません。

日系企業は日本と同じ

バリ島には日本人経営の会社(日系企業)が沢山あります。

日系企業なら、日本語も通じるし、バリ島だから緩いんじゃないか?
とんでもない話です。

日系企業は日本の会社と同じです。
残業もあれば、休日出勤もあります。
仕事に対する姿勢も日本と変わりません。

さらに、バリ島の会社は日本でいう中小企業ばかりです。
大企業のように、労働環境や福利厚生が整っているわけではありません。
また、ブラック企業も多いです。

バリ島の会社だから、仕事はカンタンで緩い。
こんな考えは捨ててください。

日本の会社と同じか、それ以上に厳しいと考えてください。

外資会社はさらにシビア

日系企業ではなく、現地の会社や外資会社なら、気楽に働けるのでは?

このように考えている方もいるでしょう。

確かに、勤務時間や規則など、日系企業より自由なところがあります。
しかし、それは要求されている成績をしっかりと納めているという事が大前提です。

外資企業は成績に関してとてもシビアです。
目標の成績があげられなければ、すぐに契約が切られてしまいます。
成績の未達により契約切れという話、よく聞きます。
外資企業よりある意味日系企業の方が緩いという面もあるんですよ。

趣味と仕事の両立、ありえない

バリ島に来たら、趣味を楽しみながら働ける

こんな話は幻です。

もちろん、休日や勤務時間外に趣味を楽しむことはできます。
しかし、それは日本でも同じ。
ちゃんと業務をこなしたうえでの趣味です。

趣味を優先させたいのなら、仕事はせずに趣味に打ち込むべきなのです。

バリ島のリアルな仕事探しの現状なら、以下の記事を参考にしてください。
バリ島の仕事の探し方
バリ島での日本人の求人

バリ島の物価は安いから資金が無くても生活できる?

生活が楽じゃない

バリ島の方が物価は安いから、生活費も安く、日本にいるより良い生活ができるんじゃないかな?

これも、甘い幻想です。
確かにバリ島の方が生活費は安いですが、それと引き換えに日本と同じような快適な暮らしはできません。

食事の事を考えてみましょう。

食材は確かに日本より安いです。
しかし、日本で普通に手に入っていた食材や調味料はとても高価です。
日本食レストランも日本より高いのです。

住宅もそうです。

確かに日本より安い金額でアパートや一軒家が借りれます。
しかし、日本のようにしっかりした家はありません。
耐震構造なんてものは無く、隙間風やほこりも多く、虫も沢山入ってきます。
日本レベルの家なんて言ったら、とんでもない値段になります

このように、バリ島で日本と同じようなレベルの生活をしようとしたら、日本以上にお金がかかります。
生活費を下げようとしたら、日本にいるときよりも貧しい生活をしなくてはいけないこともよくあります。

生活費が安いからといった理由だけでバリ島に移住してみたら、貧乏生活でちっとも楽しい暮らしはできなかった。
何てこと、よくある話です。

バリ島の生活費のリアルは以下の記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
バリ島のリアルな生活費について

極上の生活をしている人はお金持ち

以前、テレビでバリ島で極上の生活をしている方の話を見ました。

プール付きの大きな家に住み、お手伝いさんがいて、よく日本食レストランに行き、子供はインターナショナルスクール。
すごい生活でした。

その方は、旦那さんがインドネシア人でいくつも工場を持っていて、ご自身もアクセサリーのお店を経営していました。
年収が400万円だそうです。

日本のレベルなら、年収400万円はそれほど珍しい話ではありません。
しかし、月給が8万円程度のバリ島で400万円の収入って、4年分の年収ですよね。

テレビなどでよく見かける、バリ島で極上の生活をしている方は、ほんの一握りのお金持ちの方々なんです。

バリ島で起業

起業ができない

少しの資金でバリ島に小さなお店を出して、その収入でつつましく自由に生活する

こんな話ができたのも10年、20年前のことで、今はとてもこんな夢物語はできません。

外国人の企業には多額の資金が必要

何度もこのブログで書かせていただきましたが、外国人が会社を興すには最低でも8,000万円の資本金が必要です。
現金(口座預金)だけでも2,000万円必要といわれています。。

さらに、お店の家賃など出店するための経費もうなぎ上りに上がっています。
バリ島の場合、家賃はほとんどが数年単位の支払いになります。
観光客の多い表通りになると、家賃の支払いだけで数百万円に上ります。

もう個人で用意できるような金額ではないですね

大企業の進出

日本独自のラーメン屋や焼き鳥屋、居酒屋

日本食ブームの今、このような日本食の店が増えています。
きっとバリ島でも出店すればそこそこの収入は期待できるかもしれません。

しかし、最近は大企業チェーン店の出店が増えています。
日本で成功した日本食レストランがジャカルタなどを経由してバリ島に進出しているのです。

大手チェーン店が進出してきたら個人でのお店はひとたまりもないでしょう。

バリ島での起業については、以下の記事でその現実を紹介していますので、企業を夢見る方は一度ご覧ください。
バリ島の起業って簡単なの?

リタイアメント移住には十分な資金が必要

バリ島移住、仕事をするにも起業をするにも大変です。
でも、まだ仕事をしている人はましだと思います。
大変でも収入がありますからね。

それより大変なのは、リタイアメント移住の人たちです。

リタイアメント移住は年金と貯金だより

リタイアメントビザで移住した場合、インドネシア国内での就労はできません。
簡単に言うと、収入はゼロです。

日本からの年金と貯金で生活している人がほとんど。

しかし、問題なのは諸物価の値上がり。
2021年の統計ではインドネシアは5.42%のインフレ率だそうです。
しかし実生活では、ガソリン、電機料金、ガス料金の値上げがひどく、もっと物価は上がっているように感じます。

このように、バリ島の物価は年々上昇しているので、最初計画した資金では生活ができなくなるということもあるんです。

リタイアメント生活年間250万円は必要

リタイアメント移住での必要経費をざっくりと計算してみました。
食費、生活費、家賃、ビザ代、医療保険、日本への一時帰国などを考えると、年間250万円は必要と思われます。

もちろん、食費や一時帰国費用などを節約したり、家賃も安いところを探せばもっと低い資金で生活はできると思います。
でも、このくらいの費用は考えておかないと、移住生活は厳しいでしょう。

特に、医療保険に関しては60歳を過ぎると保険料も上がり、さらに75歳以上は加入できる保険もなくなります。
国民健康保険のBPJSもリタイアメントの方は加入できません。

金の切れ目が・・・なんて言葉もありますが、特に収入がないリタイアメントの方は資金計画をしっかりと考えなくてはかなり厳しい生活になるでしょう。

面倒なビザ取得と延長手続き

バリ島に移住するためには、まずは滞在するためのビザが必要
VOAと呼ばれる観光ビザ(到着ビザ)は、パスポートとお金さえあれば簡単に取得できます。
でも、最長で60日しか滞在できませんし、何度もVOAで入出国を繰り返すと、入国拒否といった事も

では、ワーキングビザやリタイアメントビザといった長期滞在用のビザを取れば、と考えがちですが、それも取得するには障害があるのです。

ワーキングビザは会社への就職が必要

外国人が働くには就労許可とワーキングビザが必要ですが、インドネシアの場合就労許可というより、外国人雇用許可といった意味合いが強いのです。
つまり、外国人が個人で許可を取るのではなく、その外国人を雇う会社が雇用の許可を取り、それからビザを取得するのです。

つまりワーキングビザを取得するには会社就職が絶対条件
自分一人でビザを取って好きな仕事をするというわけにはいかないのです。

また、外国人ができる仕事は、マネージング(組織管理)とアドバイザー(高度技術指導)。
接客や会計、ウエイターといった仕事は外国人にはできないのです。

ワーキングビザを取るには自分をマネージャーやアドバイザーとして雇ってくれる会社探しから始めなくてはいけないのです。

起業するなら投資家ビザが必要

自分を雇ってくれない会社が見つからない、あるいは会社就職したくない、というのでしたら自分で起業をすることになります。
起業に関しては「バリ島の企業も楽じゃない」の項目でも解説したとおり大変なことが多いです。

起業をしたら「投資家ビザ」というビザ取得をしなくてはいけません。
ちゃんとした会社を興すことができれば、投資家ビザは取得できますが、このビザ取得の審査が近年大変難しくなっています。
というのも、実体のない幽霊会社で投資家ビザを取得し、違法行為をする外国人が増えているから。

審査もビザ取得後の調査も年々厳しくなっています。

リタイアメントビザも取得が厳しくなってきています

すでに高齢で仕事をしないというのでしたら、リタイアメントビザになりますが、このリタイアメントビザも数年のうちには取得が大変難しくなると言われています。

現時点では、年齢、賃貸物件、スタッフの雇用、収入や貯金の条件程度で取得ができますが、数年以内に「シルバーヘアービザ」というビザに変わると言われています。

シルバーヘアービザは年齢と収入証明だけでその他の条件はありませんが、インドネシア国営銀行へ1,000万円程度の貯金が必要。
貯金は下ろすことはできますが、毎年条件確認がありその際、1,000万円以上の貯金がないとビザははく奪されてしまいます。

このように、移住するためのビザ取得は年々厳しくなっているのが現状です。

長期滞在用のビザに関しては以下の記事にまとめてありますので、ご覧ください
バリ島のビザ種類と取得方法
バリ島のリタイアメントビザの取得方法とシルバーヘアービザ

理想と現実のギャップ住まい探し

憧れのバリ島、住むのなら景色の良い場所がいいね。
なんて考えるのは、現実を知らないから。
バリ島での住まい探し、結構ハードなんですよ。

理想よりも現実

バリ島移住にあこがれる人の多くは、自然が豊かで静かな場所での居住を望みます。
しかし、そんな場所は人里離れた田舎になります。

電気や水道などのインフラはなく、下手をしたらそこに行くまでの道路もありません。
自分で道を作り、電気を引いて井戸を掘り・・・なんて大変ですよね。

それと、そんな田舎なら日ごろの買い物や、いざというときの病院も遠いです。
理想にあこがれて田舎暮らしを始めたら、生活が大変なんて話、よく聞きます。

意外と面倒な近所付き合い

バリ島の人は優しい人ばかり・・・
なんてのは、あなたがお客様(観光客)で短期で帰ってしまうから。
実際、長期で滞在すると近所付き合いが結構面倒になります。

特にバリ島にはバンジャールという地区の共同体(町内会)があり、このバンジャールの力が強いのです。

お祭りなど宗教行事があれば、寄付などの協力が必要。
外国人が長期滞在するのに必要な居住証明などもバンジャールが発行。
バンジャールに逆らうと、その地区に住めなくなる。

と、外国人から見たらちょっと理不尽にも感じることがある近所付き合い。
これをうまく乗り切ることも大切です。

後悔しない家探しは

後悔しない家探しをするには、次のポイントの検討が大切。

  • 環境、交通、インフラは大丈夫か?
  • 家の広さや間取りはどうか?
  • 家賃や契約条件はどうなっているのか?
  • バンジャール(地区の町内会)の対応は満足いくものか?
  • 購入か賃貸か?

バリ島での家探し、詳細は以下の記事で解説していますので、ご一読ください。
後悔しないバリ島での家探し

高額になりがちな医療費

よく言われる、海外での高額な医療費。
特に、シルバー世代は持病があったり、医療費はかなり重要な問題です。

なぜ高額になるのか?

まず海外では日本の国民健康保険が使えません。
また、移住する際に住民票を抜いてしまうと健康保険が使えなくなり、全額自己負担になります。
海外移住時での住民票の取り扱いについては以下の記事にて紹介しています。
住民票を抜いたら健康保険た使えなくなる?海外移住時の住民票取り扱いについて

そして、医薬品なども輸入品を使うととても高額になります。
特に外国人がよく使うインターナショナルホスピタルは外国人ドクターもいて薬代や治療費がローカルに比べとても高額になるのです。

高額な医療費、どうしたらいいのか?

そんな高額の医療費、どうしたらいいのか?
答えは医療保険に入っておくことです。

バリ島のあるインドネシアにはBPJSという国民健康保険があります。
ただし、外国人は投資家ビザやワーキングビザを取得し国内で就業している方しか加入できません。
また、BPJSで受けられる医療はローカルレベルで外国人にはちょっと不満があるでしょう。

なので、民間の医療保険に入ることをお勧めします。
インドネシアにも民間の医療保険があり、契約によってはかなり手厚い補償が受けられます。
保険料はかかってしまいますが、安心して移住生活を送るには必要だと思います。

ワーキングビザでBPJSに加入している方でも、民間の医療保険に加入すべきだと思います。
それはBPJSで補償される医療費が満足いくものではなく、外国人にとって満足いく医療を受けるには不足しているから。
その不足分をカバーするのが民間の医療保険なのです。

移住者向けの民間医療保険については以下の記事で詳しく解説しています。
バリ島移住者向けのおすすめ民間医療保険

言葉や文化の違い

外国に住むのだから、言葉や文化に違いがあるのは当然!
と、皆さん言われるんですが、実際住み始めるとこの言葉と文化の違いがストレスになるんです!

大きなストレス言葉の違い

バリ島があるインドネシアの公用語はインドネシア語。
このインドネシア語は世界で最も優しい言語と言われるくらい、習得が楽な言葉です。

とはいえ、習得するにはある程度の勉強が必要。
3か月あれば、日常生活に必要なインドネシア語は習得できると言われていますが、やはりそれだけでは不十分。
細かい話の内容やビジネス会話、ニュースや新聞で使われる言葉の習得にはもっと勉強が必要。

さらに、バリ人同士の会話はバリ島独特なバリ語がつかわれます。
バリ語まで習得するのはかなり難度が高いのですが、バリ語が分からないと疎外感はぬぐえません。

バリ語は難しいとしても、インドネシア語がある程度わからないと会話についていけないし、自分の意見も聞いてもらえない。
とてもストレスになるんです。

この言葉の壁を乗り越えるには、やはり勉強が必要。
そんなインドネシア語の勉強について以下の記事で詳しく解説しています。
意外と難しいインドネシア語の勉強法

宗教が絡む文化の違い

文化や風習の違いを乗り越えることも大きな困難です。

特にバリ島は独特の宗教バリヒンドゥー教をとても大切しており、宗教優先の場面が多々見受けられます。
一番わかりやすいのは、宗教行事による道路規制。
どんなに混んでいても、宗教行事を優先させるために道路閉鎖や帰省を行い、ますます渋滞になります。
そんな時でも、文句を言わずじっと我慢しておかなくてはいけません。

他にも、日本人の感覚、常識では理解できないことが多くあります。
頼んだことがなかなかできてこない。
時間通りに物事が進まない。
平気で遅刻したり欠席する。
几帳面な日本人にとって、許しがたいことですが。怒ってはいけません。

こんな風習文化の違いを乗り越えるには、郷に入れば郷に従え!
現地の文化、風習をリスペクトし、できる限りそれを許容して行かないと、移住生活は送れません。

バリ島移住のリアルのまとめ

バリ島が好きなら生活が苦しくても

バリ島に移住するには乗り越えなくてはいけない大きな困難、問題があります。
その中でも代表的な5つの困難を今回はご紹介しました。

  • 移住生活費をどのように確保するか?
  • ビザやKITAS(居住許可)の取得、延長手続きをどうやって効率よく行うか?
  • 理想に近い住まいをどうやって探すか?
  • 高額になりがちな医療費の対策とは?
  • 言葉や文化の違いを乗り越えるには?

どれも大変な問題ですが、きちんと準備して対策を考えておけば乗り越えられない困難ではありません。
この記事が参考になって、困難を乗り越え快適な移住生活を送るれるように、心からお祈りしております。

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