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【バリ島移住の現実】生活は楽じゃない?収入・生活費・仕事事情を徹底解説

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バリ島移住生活は本当に楽なのか?

この記事はバリ島移住を考えている移住希望者に、バリ島移住の厳しさを紹介する記事です。
確かに、日本に比べて物価が安く生活費もあまりかからないバリ島ですが、いざ移住してみると収入や生活費、仕事の面でいろいろ厳しいところがあります。
バリ島移住を考えている方、ぜひこの記事を最後まで読んで、本当にバリ島に移住したら生活が楽になり、楽しく暮らせるか、しっかりと考えていただきたいです。

バリ島は物価も安いし、南国でのんびりしているから、生活も楽そう。
このような考えでバリ島移住をされる方もいます。
しかし、日本人がバリ島に移住すると収入や生活費、仕事などの面で自分の理想と違いかなり苦労する人も多いのです。

この記事では2008年からバリ島に長期滞在している筆者の実体験より、バリ島移住の現実とその厳しさについて紹介をさせていただきます。

この記事を読んでいただくことにより、バリ島移住のリアルな現実を理解していただけるでしょう。
そのことにより、自分の考えのあまさを知ることになるでしょう。
また、そのことにより、理想的なバリ島移住を実現させるには、どうしたらいいのかを考えるきっかけになるかもしれません。

バリ島移住をしたけど、日本にいたほうがまだましだった・・・
こんなことにならないように、今からしっかりと移住について考えていただきたいと思います。

バリ島の仕事探しは楽じゃない

バリ島はのんびりしているし、レベルも低いから、すぐに仕事は見つかるし、日本ほど厳しくない

こんな考えでは、バリ島での仕事探しはうまくいきませんし、見つかったとしても簡単で緩い仕事などありません。

きつい仕事

日系企業は日本と同じ

バリ島には日本人経営の会社(日系企業)が沢山あります。

日系企業なら、日本語も通じるし、バリ島だから緩いんじゃないか?
とんでもない話です。

日系企業は日本の会社と同じです。
残業もあれば、休日出勤もあります。
仕事に対する姿勢も日本と変わりません。

さらに、バリ島の会社は日本でいう中小企業ばかりです。
大企業のように、労働環境や福利厚生が整っているわけではありません。
また、ブラック企業も多いです。

バリ島の会社だから、仕事はカンタンで緩い。
こんな考えは捨ててください。

日本の会社と同じか、それ以上に厳しいと考えてください。

外資会社はさらにシビア

日系企業ではなく、現地の会社や外資会社なら、気楽に働けるのでは?

このように考えている方もいるでしょう。

確かに、勤務時間や規則など、日系企業より自由なところがあります。
しかし、それは要求されている成績をしっかりと納めているという事が大前提です。

外資企業は成績に関してとてもシビアです。
目標の成績があげられなければ、すぐに契約が切られてしまいます。
成績の未達により契約切れという話、よく聞きます。
外資企業よりある意味日系企業の方が緩いという面もあるんですよ。

趣味と仕事の両立、ありえない

バリ島に来たら、趣味を楽しみながら働ける

こんな話は幻です。

もちろん、休日や勤務時間外に趣味を楽しむことはできます。
しかし、それは日本でも同じ。
ちゃんと業務をこなしたうえでの趣味です。

趣味を優先させたいのなら、仕事はせずに趣味に打ち込むべきなのです。

バリ島のリアルな仕事探しの現状なら、以下の記事を参考にしてください。
バリ島の仕事の探し方
バリ島での日本人の求人

バリ島の生活費は安いけれど

バリ島の方が物価は安いから、生活費も安く、日本にいるより良い生活ができるんじゃないかな?

これも、甘い幻想です。
確かにバリ島の方が生活費は安いですが、それと引き換えに日本と同じような快適な暮らしはできません。

生活が楽じゃない

日本と同じ生活をするには日本より生活費がかかる

食事の事を考えてみましょう。

食材は確かに日本より安いです。
しかし、日本で普通に手に入っていた食材や調味料はとても高価です。
日本食レストランも日本より高いのです。

住宅もそうです。

確かに日本より安い金額でアパートや一軒家が借りれます。
しかし、日本のようにしっかりした家はありません。
耐震構造なんてものは無く、隙間風やほこりも多く、虫も沢山入ってきます。
日本レベルの家なんて言ったら、とんでもない値段になります

このように、バリ島で日本と同じようなレベルの生活をしようとしたら、日本以上にお金がかかります。
生活費を下げようとしたら、日本にいるときよりも貧しい生活をしなくてはいけないこともよくあります。

生活費が安いからといった理由だけでバリ島に移住してみたら、貧乏生活でちっとも楽しい暮らしはできなかった。
何てこと、よくある話です。

バリ島の生活費のリアルは以下の記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
バリ島のリアルな生活費について

収入は減って貯金もできない

バリ島の物価は日本より安いです。
だから、生活も楽になるというのは、日本並みの収入があればこその話です。
バリ島では物価も安いが収入も低いです。

貯金がたまらない

日本人で月給は80,000円くらい

先日、2024年のインドネシアでの最低賃金が発表されました。
地区ごとに違いがありますが、バリ州では月給3万円程度です。
ただしこれはインドネシア人の最低賃金で、外国人労働者の最低賃金の決まりはないそうです。

日本人の給料は地区や業種などによってかなり違いがあります。
それでも求人広告などを見てみると、クタやスミニャックエリアでは月給80,000円くらいでした。
ウブドエリアはもう少し低いと思います。

その月給で生活できるのか?

月給80,000円で生活できるかどうか?
ここから税金(所得税)や保険代などをひかれたら手取りは60,000円くらいでしょうか?
家の家賃が20,000円
食費が30,000円
携帯の通話料、ガソリン代、遊びに行くお金などをひいたら、ほとんど赤字ではないのでしょうか?

何とか生活はできますが、貯金はできないでしょう。
日本への一時帰国のお金
病気や怪我をしたときの治療費
日本から友人が来た時、一緒に遊ぶお金
どうしましょう?

ちなみに2024年現在、現地の方の生活費は独身者で約60,000円。
親子3人暮らしの場合は約100,000円くらいだそうです。
もちろん、月給だけでは苦しいので、副業やパートなどもしているそうですよ。

稼ぐのならジャカルタ

先日、ジャカルタの友人に給料事情を聴きました。
ジャカルタでは日本人の最低賃金の取り決めがあり、約130,000円(2022年調べ)だそうです。
ただこれは最低賃金で、実際は150,000円以上はもらっているそうです。

これは現地採用の社員で、日本からの駐在さんはこの何倍もの給料をもらっていますよ。

もちろん、ジャカルタは大都会なので、物価も高いですし、なにより仕事は日本以上にハードだそうです。
ジャカルタの方のSNSなど見ていると、大変だなぁと思いますよ。

極上の生活をしている人はお金持ち

以前、テレビでバリ島で極上の生活をしている方の話を見ました。

プール付きの大きな家に住み、お手伝いさんがいて、よく日本食レストランに行き、子供はインターナショナルスクール。
すごい生活でした。

その方は、旦那さんがインドネシア人でいくつも工場を持っていて、ご自身もアクセサリーのお店を経営していました。
年収が400万円だそうです。

日本のレベルなら、年収400万円はそれほど珍しい話ではありません。
しかし、月給が8万円程度のバリ島で400万円の収入って、4年分の年収ですよね。

テレビなどでよく見かける、バリ島で極上の生活をしている方は、ほんの一握りのお金持ちの方々なんです。

バリ島での起業も楽じゃない

少しの資金でバリ島に小さなお店を出して、その収入でつつましく自由に生活する

こんな話ができたのも10年、20年前のことで、今はとてもこんな夢物語はできません。

起業ができない

外国人の企業には多額の資金が必要

何度もこのブログで書かせていただきましたが、外国人が会社を興すには最低でも8,000万円の資本金が必要です。
現金(口座預金)だけでも2,000万円必要といわれています。。

さらに、お店の家賃など出店するための経費もうなぎ上りに上がっています。
バリ島の場合、家賃はほとんどが数年単位の支払いになります。
観光客の多い表通りになると、家賃の支払いだけで数百万円に上ります。

もう個人で用意できるような金額ではないですね

大企業の進出

日本独自のラーメン屋や焼き鳥屋、居酒屋

日本食ブームの今、このような日本食の店が増えています。
きっとバリ島でも出店すればそこそこの収入は期待できるかもしれません。

しかし、最近は大企業チェーン店の出店が増えています。
日本で成功した日本食レストランがジャカルタなどを経由してバリ島に進出しているのです。

大手チェーン店が進出してきたら個人でのお店はひとたまりもないでしょう。

バリ島での起業については、以下の記事でその現実を紹介していますので、企業を夢見る方は一度ご覧ください。
バリ島の起業って簡単なの?

リタイアメント移住には十分な資金が必要

バリ島移住、仕事をするにも起業をするにも大変です。
でも、まだ仕事をしている人はましだと思います。
大変でも収入がありますからね。

それより大変なのは、リタイアメント移住の人たちです。

リタイアメント移住は年金と貯金だより

リタイアメントビザで移住した場合、インドネシア国内での就労はできません。
簡単に言うと、収入はゼロです。

日本からの年金と貯金で生活している人がほとんど。

しかし、問題なのは諸物価の値上がり。
2021年の統計ではインドネシアは5.42%のインフレ率だそうです。
しかし実生活では、ガソリン、電機料金、ガス料金の値上げがひどく、もっと物価は上がっているように感じます。

このように、バリ島の物価は年々上昇しているので、最初計画した資金では生活ができなくなるということもあるんです。

リタイアメント生活年間250万円は必要

リタイアメント移住での必要経費をざっくりと計算してみました。
食費、生活費、家賃、ビザ代、医療保険、日本への一時帰国などを考えると、年間250万円は必要と思われます。

もちろん、食費や一時帰国費用などを節約したり、家賃も安いところを探せばもっと低い資金で生活はできると思います。
でも、このくらいの費用は考えておかないと、移住生活は厳しいでしょう。

特に、医療保険に関しては60歳を過ぎると保険料も上がり、さらに75歳以上は加入できる保険もなくなります。
国民健康保険のBPJSもリタイアメントの方は加入できません。

金の切れ目が・・・なんて言葉もありますが、特に収入がないリタイアメントの方は資金計画をしっかりと考えなくてはかなり厳しい生活になるでしょう。

移住のためのビザ取得

バリ島に移住するためには、まずは滞在するためのビザが必要。
VOAと呼ばれる観光ビザ(到着ビザ)は、パスポートとお金さえあれば簡単に取得できます。
でも、最長で60日しか滞在できませんし、何度もVOAで入出国を繰り返すと、入国拒否といった事も。

では、ワーキングビザやリタイアメントビザといった長期滞在用のビザを取れば、と考えがちですが、それも取得するには障害があるのです。

ワーキングビザは会社への就職が必要

外国人が働くには就労許可とワーキングビザが必要ですが、インドネシアの場合就労許可というより、外国人雇用許可といった意味合いが強いのです。
つまり、外国人が個人で許可を取るのではなく、その外国人を雇う会社が雇用の許可を取り、それからビザを取得するのです。

つまりワーキングビザを取得するには会社就職が必要。
自分一人でビザを取って好きな仕事をするというわけにはいかないのです。

また、外国人ができる仕事は、マネージング(組織管理)とアドバイザー(高度技術指導)。
接客や会計、ウエイターといった仕事は外国人にはできないのです。

ワーキングビザを取るには自分をマネージャーやアドバイザーとして雇ってくれる会社探しから始めなくてはいけないのです。

起業するなら投資家ビザが必要

自分を雇ってくれない会社が見つからない、あるいは会社就職したくない、というのでしたら自分で起業をすることになります。
起業に関しては「バリ島の企業も楽じゃない」の項目でも解説したとおり大変なことが多いです。

起業をしたら「投資家ビザ」というビザ取得をしなくてはいけません。
ちゃんとした会社を興すことができれば、投資家ビザは取得できますが、このビザ取得の審査が近年大変難しくなっています。
というのも、実体のない幽霊会社で投資家ビザを取得し、違法行為をする外国人が増えているから。

審査もビザ取得後の調査も年々厳しくなっています。

リタイアメントビザも取得が厳しくなってきています

すでに高齢で仕事をしないというのでしたら、リタイアメントビザになりますが、このリタイアメントビザも数年のうちには取得が大変難しくなると言われています。

現時点では、年齢、賃貸物件、スタッフの雇用、収入や貯金の条件程度で取得ができますが、数年以内に「シルバーヘアービザ」というビザに変わると言われています。

シルバーヘアービザは年齢と収入証明だけでその他の条件はありませんが、インドネシア国営銀行へ1,000万円程度の貯金が必要。
貯金は下ろすことはできますが、毎年条件確認がありその際、1,000万円以上の貯金がないとビザははく奪されてしまいます。

このように、移住するためのビザ取得は年々厳しくなっているのが現状です。

長期滞在用のビザに関しては以下の記事にまとめてありますので、ご覧ください
バリ島のビザ種類と取得方法
バリ島のリタイアメントビザの取得方法とシルバーヘアービザ

バリ島移住生活は楽じゃないのまとめ

バリ島が好きなら生活が苦しくても

バリ島への移住にはいろいろな苦労があります。
生活費が安そうだから、バリ島に移住しよう、といった単純な理由では移住生活が失敗する確率は高いです。

では、なぜバリ島に住する人が大野でしょうか?

それはバリ島が好きだからです。
バリ島で生活するのが好きだからです。
だから生活が苦しくなってもバリ島で生きているんです。

ただ、生活が楽そうだから、簡単に生きていけそうだからといった考えでバリ島移住を決めたら100%失敗します。
なぜバリ島に住みたいのか、その理由をしっかりと考えてモチベーションを上げてください。

以上「バリ島に移住したら生活が楽になるなんて思っていませんか?」でした

今回の内容を動画にまとめてありますので、こちらもご覧ください

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バリ島移住についての質問、とりいがお答え!
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